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#21 マイナー指向で行こう

例えば音楽の話。

決して自分ではそうは思っていないのだけれど、
どうやら私の嗜好は、どちらかと言えば「マイナー」に属するらしい。
世間一般にはあまり知られていない、もしくは一部の人々にのみ
熱狂的に受け入れられているもの。
何もそう言うものばかりを選んでいるつもりはないけど、
好みに合うものと言うと、いつの間にかそうなってしまう。
嗜好のベクトルが、世間の流れとは違う方へ向いているらしい。

流行りものがキライな訳じゃない。
売れていようがいまいが、自分が「いい」と思えばそれでOK。
そう思えなければ、例えミリオンセラーだってノーサンキューだ。

ただし。
私が個人で楽しむ分には、メジャーだろうがマイナーだろうが一向に構わない。
しかし、これがお仕事となるとそうは行かない。
それを生業にしている方にとっては、マイナーのままでは困るのである。
例えどんなに良いものだったとしても、メインストリームに乗れなければ意味がない。
運がよければ時期を待ってチャンスをうかがう事も出来るが、
そうでなければそこで終わりだ。そうやって消えてゆくものの何と多いことか。

11月20日。一つのバンドが「解散」という名の終わりを迎えた。

これから先、彼らの新しい音を聴く事は出来ない。
その機会が永遠に失われてしまった事をとても残念に思う。

私には何の力もない。
出来ることといえば、信じて応援し続けて行くことと、
そして、せめて1人でも多くの人に伝えて行くことだけ。


99/11/24