#41 farewell
これからはもう 別々の道を歩いていくんだね。
「久しぶり」なんて言葉がまるで似合わないくらい
ちっとも変わっていなかった
懐かしい、とも違う不思議な気持ち
本当はあの日から時間なんて経っていなくて
今までの事は夢だったんじゃないかって
そう信じてしまいそうなくらい
あなたはいつものように 私の目の前に現れた。
だけど違った。
そのことに気が付いた時
これでやっと、前に進めると思った。
あの時からずっと時間は止まっていた。
・・・進みたくなかったんだ。
変わってしまう事に怯えて、自分で進む事をやめたんだ。
そして再び動き出した。
そう、あなたはもうとうに、前に進み始めていたんだね。
先を行くあなたの背中を見送りながら 私も前に進もう。
これからはもう、別々の道を歩いていくんだ。
止まることなく歩き続けていくんだ。
行き着く先が同じならば またいつかどこかで逢えるはず。
00/2/11