Trouble Shooting Record (Linux 一般)


1. jvim on Plamo 1.4.4 で新規作成ファイルの漢字コードがすべて JIS になってしまう [解決]

環境

Plamo 1.4.4 (Kernel 2.2.10)
jvim2.0r+onew2.2.10

現象

Plamo 1.4.4 で jvim で作成した新規作成ファイルがすべて JIS になってしまう。

解決方法

~/.jvimrc に以下のエントリを追加する。 これで表示、新規作成ともに EUC になる。
set jmask=.EE

参考

See. /usr/doc/jvim2.0r+onew2.2.10/README.jvim
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2. Plamo 1.4.4 で cron による updatedb に失敗する [解決]

環境

Plamo 1.4.4 (Kernel 2.2.10)

現象

nobody ユーザの cron にて実行されている updatedb が失敗する。
(午前 4:40 の実行なので、終夜運転の LinuxBox 等でしか発生しない)
/var/spool/locate のオーナーが root になっているため、updatedb が 書き込みできないのが原因。

解決方法

root で chown nobody:users /var/spool/locate を実行する。

参考

[plamo:04408] (http://www.linet.gr.jp/ML/plamo/)
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3. Noel で文字入力できない

環境

Kernel 2.2.12 (Plamo 1.4.4)
Noel

現象

Noel を起動しても何も文字入力できない。正確には最初は (英数字は) 入力できていたのだが、日本語を入力しようと Shift+SPACE を押すと 変換ウィンドウが表示されたが、そのまま固まってしまった。kill で殺した後、 Noel を再度起動すると、英数字を含め、一切の文字入力ができなくなって しまった。noel でも noel -inputmethod kinput2 で起動しても同じ。

解決方法

Help me!
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4. alsaconf-0.4.0 を実行するとエラー [解決]

環境

Kernel 2.2.10 (Plamo 1.4.4)
alsaconf-0.4.0

現象

alsaconf を実行すると以下のエラーが発生する。
# ./alsaconf
./alsaconf: syntax error near unexpected token `|wssport)'
./alsaconf: ./alsaconf: line 382: `      wss_port|wssport)'

解決方法

alsaconf-0.4.0.tar.gz を展開してできる alsaconf を以下のように修正する。
awe_port)
  enter_data "EMU8000 synthesizer port." "$MAINOPT"
  ;;                    <-- この行 (382 行) を追加
wss_port|wssport)
  enter_data "WSS IO port." "$MAINOPT"
  ;;
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5. DEC 21x4x based NIC で、一旦 10BaseT で接続した後 100BaseTX に切り替わる

環境

DEC Digital Server 3000 (PentiumII 300MHz, 768MB)
Kernel 2.2.10 (Plamo 1.4.4)
tulip.c:v0.89H 5/23/98

現象

100BaseTX 対応の on board NIC (DEC 21x4x based chip) で 100Base 対1~ HUB に 接続した時、/var/log/messages に以下のログが記録される。
Dec 21 16:25:44 host kernel: eth0: 21142 10mpbs sensed media.
Dec 21 16:25:49 host kernel: eth0: 21142 10mpbs sensed media.
Dec 21 16:26:44 host kernel: eth0: 21142 10mpbs sensed media.
Dec 21 16:27:49 host kernel: eth0: 21142 100baseTx sensed media.

解決方法

Help me!
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6. pcmcia-cs で scheme を切替えようとすると、Bad scheme name エラー [解決]

環境

Kernel 2.2.10 (Plamo 1.4.4)
pcmcia-cs-3.0.14

現象

/etc/pcmcia/network.opts に新たに scheme を定義し、その scheme に切替え ようとすると、以下のエラーが発生。
# cardctl scheme foo-bar
Bad scheme name.

解決方法

scheme 名に '-' を含まないようにする。
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7. removepkg -warn パッケージ名 すると xxxxx was found in another package. Skipping.

環境

Plamo 1.4.4 (Kernel 2.2.12)

現象

お勧めパッケージセットでインストールされたパッケージ (例: libgr)を削除する 時に、パッケージの一部を残しておくために、/var/log/packages/libgr を編集 して残したいファイルを libgr から削除した後で、確認のために removepkg -warn libgr を実行すると、何故か途中から xxxxx was found in another package. Skipping. と表示されてしまう。 本来は、すべて xxxxx would be deleted とならなければおかしい。 /var/log/packages/libgr を日付を含めて元に戻しても、現象変わらず。
(snip)
--> usr/lib/libz.so (symlink) would be deleted
--> usr/lib/libz.so.1 (symlink) would be deleted
--> usr/doc/libgr-2.0.12/ANNOUNCE-2.0.3 was found in another package. Skipping.
--> usr/doc/libgr-2.0.12/NEWS was found in another package. Skipping.
--> usr/doc/libgr-2.0.12/README.ELF was found in another package. Skipping.
(snip)

解決方法

Help me!
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8. XEmacs 起動時に Apel の Autoload error が発生 [解決]

環境

Slackware 7.0 (Kernel 2.2.14 + glibc 2.1.2)
XEmacs-21.1.9, APEL-10.2

現象

初期メッセージが出た後に、Enter (何でもよい) を押すと、 Fundamental バッファに以下のメッセージが表示される。
(1) (warning/warning) Autoload error in: /usr/local/lib/xemacs/xemacs-packages/lisp/apel/auto-autoloads:
        Already loaded

解決方法

xemacs-sumo-2000-01-24.tar.gz パッケージをインストールした後に、APEL の 新しいバージョンをインストールしたため、 xemacs-sumo-2000-01-24.tar.gz に含まれる apel (/usr/local/lib/xemacs/xemacs-packages/lisp/apel) と tar.gz からインストールした apel (/usr/local/lib/xemacs/mule-packages/lisp/apel) の 2 つが存在するのが原因。 xemacs-sumo-2000-01-24.tar.gz に含まれる apel (こっちの方が古い) を削除することで解決。
$ su
# rm -rf /usr/local/lib/xemacs/xemacs-packages/lisp/apel
# rm /usr/local/lib/xemacs/xemacs-packages/pkginfo/MANIFEST.apel
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9. Emacs20 で Canna を起動しようとすると "Cannot open load file", "poem" [解決]

環境

Slackware 7.0 (Kernel 2.2.14 + glibc 2.1.2)
Emacs-20.4

現象

~/.emacs に (load-library "canna")(canna) のエントリがある状態で emacs を起動すると、以下のエラーが発生し Canna をロードできない。 Ctrl + o や Shift + space では何も起動しない。Ctrl + \ だと SKK が起動しちゃう。
Error in init file: File error: "Cannot open load file", "poem"

解決方法

バージョンアップのため、一時的に APEL をアンインストールしていたのが原因 (APEL に poem.el がある) 。APEL をインストールすることで解決。Canna って APEL を使っていたのね。知らなんだ。
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10. mpg123 を EsounD 対応としてコンパイルすると undefined reference to `esdserver'

環境

Slackware 7.0 (Kernel 2.2.14 + glibc 2.1.2)
EsounD-0.2.15 (0.2.8?), mpg123-0.59r

現象

mpg123 を EsounD 対応としてコンパイルすると以下のエラーが発生する。 esdserver の宣言は mpg123.h にあるのだが、extern のみであり実体宣言がない。 その他、どこを探しても esdserverの実体宣言がない。
$ make linux-esd
(snip)
gcc -DI386_ASSEM -DREAL_IS_FLOAT -DPENTIUM_OPT -DLINUX -DREAD_MMAP -DOSS -DUSE_ESD
    -Wall -O2 -m486 -fomit-frame-pointer -funroll-all-loops -finline-functions-ffast-math
    mpg123.o tabinit.o common.o layer1.o \
    layer2.o layer3.o audio.o buffer.o decode_2to1.o equalizer.o \
    decode_4to1.o getlopt.o httpget.o xfermem.o decode_ntom.o \
    wav.o readers.o getbits.o control_generic.o \
    decode_i386.o dct64_i386.o decode_i586.o audio_esd.o -o mpg123 -lm -lesd -laudiofile
audio_esd.o: In function `audio_open':
audio_esd.o(.text+0x1bb): undefined reference to `esdserver'
collect2: ld returned 1 exit status
make[2]: *** [mpg123] Error 1
make[2]: Leaving directory `/usr/local/src/mpg123-0.59r'
make[1]: *** [mpg123-make] Error 2
make[1]: Leaving directory `/usr/local/src/mpg123-0.59r'
make: *** [linux-esd] Error 2

解決方法

Help me!
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11. カーネル再構築後の再起動時に booting the kernel. で止まってしまう [解決]

環境

Plamo 1.4.4 (Kernel 2.2.15)

現象

2.2.15 に上げるためにカーネル再構築をし再起動すると、 以下のメッセージが表示されたところで止まってしまう。 Ctrl + Alt + Del も何も効かないので、電源 OFF (;_;
LILO Loading linux.........
Uncompressing Linux... Ok, booting the kernel.

解決方法

カーネル再構築時に、何かの拍子に Character devices の下の Virtual devices オプション (CONFIG_VT) を外してしまったのが原因。 Help をみても分かるように...
You need at least one virtual terminal device in order to make use
of your keyboard and monitor. Therefore, only people configuring an
embedded system would want to say N here in order to save some
memory; the only way to log into such a system is then via a serial
or network connection.

(Configure.help 2.2.14 日本語版から引用)
キーボードとモニタを使うには、少なくともひとつの仮想端末デバイスが必要です。
したがって、ここで N と答えるのは、組み込みシステムを設定していて、
メモリを節約したいという場合だけです。
この場合、このようなシステムにログインするにはシリアル接続経由あるいは
ネットワーク接続経由で行うしかありません。

...なので、(普通は) 外してはいけない。
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12. Emacs 上で Liece が起動できない [回避]

環境

Slackware 7.0 (Kernel 2.2.14 + glibc 2.1.2)
Emacs-20.6
Liece-1.4.3

現象

Liece の INSTALL ファイルの記述に従い ~/.emacs に...
(normal-top-level-add-subdirs-to-load-path)

を追加すると、Emacs 起動時に、初期メッセージが表示されるまでに長い時間 待たされるようになり、その最後には以下のエラーが表示される。 もちろん、この状態では M-liece としても Liece は起動できない。
Error in init file: Wrong type argument: consp, nil

解決方法

~/.emacs に以下のエントリを追加することでとりあえず Liece は起動するようになった。
# インストール先ディレクトリは適宜読み替えること。
(setq load-path
      (append '("/usr/local/share/emacs/site-lisp/liece")
              load-path))
(autoload 'liece "liece" nil t)
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13. Plamo 2.0 の /usr/lib/libpthread.a がおかしい? [回避]

環境

Plamo Linux 2.0 (Kernel 2.2.15 + glibc 2.1.2)

現象

お勧めパッケージをインストールした直後 (カーネルは再構築) の Plamo 2.0 で xmms-1.2.2 や sylpheed-0.3.22 をコンパイルしようとすると configure 時に GTK+/Glib が正しく認識されない。こんな感じ。
$ ./configure --enable-kanji --enable-texthack (xmms の場合)
(snip)
checking for glib-config... /usr/bin/glib-config
checking for GLIB - version >= 1.2.2... yes
checking for gtk-config... /usr/bin/gtk-config
checking for GTK - version >= 1.2.2... no
*** Could not run GTK test program, checking why...
(snip)

解決方法

どうやら、/usr/lib/libpthread.a がおかしいらしい、 という所までは見当がついたのだが、何がどうおかしいのかは現在調査中...。 詳しくは、Plamo ML の [plamo:06814] からの一連のスレッドを参照のこと。

とりあえず、以下のようにリンクを張ることによって /usr/lib/libpthread.a を 使わないようにすれば、configure での認識失敗は回避できる。
$ su
# cd /usr/lib
# ln -s ../../lib/libpthread.so libpthread.so
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14. Emacs で C-k すると異常終了

環境

Slackware 7.0 (Kernel 2.2.14 + glibc 2.1.2)
Emacs 20.7 (mule-4.1.patch, yc.el-2.0.15)
Mew 1.94
Liece 1.4.3

現象

Mew/Liece on Emacs で何かの拍子に C-k すると Emacs が異常終了してしまう。 マウスで左ドラッグしても同様。もちろん通常は問題なし。 なお、この時、端末上に以下のメッセージが表示される。
Error: Couldn't find per display information

解決方法

Help me!
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15. Plamo 2.2 の vi で編集したファイルの文字コードが常に EUC に変換されてしまう [解決]

環境

Plamo Linux 2.2.1 (Kernel 2.2.19 + glibc 2.2)
jvim(?) Version 1.79 (10/23/96)

現象

vi で EUC 以外の文字コードのファイルを編集/セーブすると、 自動的に文字コードが EUC に変換されてしまう。
EUC のファイルは EUC で、JIS のファイルは JIS のままにして欲しいのだが...。

解決方法

~/.exrc を以下のように修正する。これで解決〜。
set noskipdisplay
set displayencoding=euc-jp
set inputencoding=euc-jp
set fileencoding=euc-jp
set autodetect=jp+
                 ~ 追加

(参考)
http://www.yk.rim.or.jp/~esu/d/199907.html
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16. Plamo 2.2 で cron が動かない [解決]

環境

Plamo Linux 2.2.1 (Kernel 2.2.19 + glibc 2.2)
crond (Dillon's Cron 2.3.2)

現象

crontab にエントリを追加しても実行されず、標準出力に出力があってもメールも 届かない。
cron を止めて再起動 ($ /usr/sbin/crond) し、ログが端末に表示される状態で crontab にエントリし、指定時間が来ると、以下のログが表示される。
server[~] # 10-Jun-02 14:18  USER foo pid 31663 cmd echo "test"
10-Jun-02 14:18  unable to exec /usr/lib/sendmail -t, user -oem, output to sinknull

むむ。/usr/lib/sendmail を呼び出そうとしている???
Slackware 7.0 ベースな Linux box で調べると次の通り。
$ ls -l /usr/sbin/sendmail
-r-sr-sr-x   1 root     bin        300212 Aug 23  1999 /usr/sbin/sendmail*
$ ls -l /usr/bin/sendmail
lrwxrwxrwx   1 root  root  18 Feb 12  2000 /usr/bin/sendmail -> /usr/sbin/sendmail*
$ ls -l /usr/lib/sendmail
lrwxrwxrwx   1 root  root  18 Feb 12  2000 /usr/lib/sendmail -> /usr/sbin/sendmail*

これが Plamo な Linux box ではこう。
$ ls -l /usr/sbin/sendmail
-r-sr-xr-x   1 root     bin        366044  3月  4日 2001年 /usr/sbin/sendmail*
$ ls -l /usr/bin/sendmail
ls: /usr/bin/sendmail: そのようなファイルやディレクトリはありません
$ ls -l /usr/lib/sendmail
ls: /usr/lib/sendmail: そのようなファイルやディレクトリはありません

解決方法

以下のように、crond が期待しているパスに sendmail のリンクを張ると OK 。
(crond を手動で起動させる場合は nohup /usr/sbin/crond -l10)
$ su
# ln -l /usr/sbin/sendmail /usr/bin/sendmail 
# ln -l /usr/sbin/sendmail /usr/lib/sendmail 
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17. シリアルコンソール化したサーバを再起動するとブートプロセスが途中で止まる [解決]

環境

RedHat Enterprise Linux ES 2.1 (Kernel 2.4.9-e.49smp)

現象

シリアルコンソール化したサーバを再起動すると、何故かブートプロセスの途中で 止まってしまい起動しない。ただし、シリアルポートに端末を接続した状態だと 問題なく起動する。
主要な設定ファイルは次の通り。

(/etc/inittab)
s0:2345:respawn:/sbin/agetty -L 9600 ttyS0 vt100

(/boot/grub/grub.conf)
title Red Hat Enterprise Linux ES (2.4.9-e.49smp)
        root (hd0,0)
        kernel /vmlinuz-2.4.9-e.49smp ro root=/dev/sda5 console=tty0 console=ttyS0,9600n8r
        initrd /initrd-2.4.9-e.49smp.img

解決方法

末尾の 'r' が余分。これを削れば OK 。
title Red Hat Enterprise Linux ES (2.4.9-e.49smp)
        root (hd0,0)
        kernel /vmlinuz-2.4.9-e.49smp ro root=/dev/sda5 console=tty0 console=ttyS0,9600n8
        initrd /initrd-2.4.9-e.49smp.img

(参考)
http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/Remote-Serial-Console-HOWTO/bugs-kernelp.html
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18. rescue モードで LVM ボリュームが認識できない [解決]

環境

RedHat Enterprise Linux ES 4 Update 2 (Kernel 2.6.9-42.0.2.ELsmp)

現象

システムリストア時にインストール CD でブートし linux rescue でレスキュー モードで作業している場合。
リストア用のパーティションとして lvm pvcreate, vgcreate, lvcreate した場合には、 LVM ボリュームが認識できているのだが、その後、リストア手順をミスるなどして、 再度、インストール CD でブートし直して LVM 配下にあるパーティションを マウントしようとしてもマウントできない。 確認すると、たしかに /dev/ 配下にデバイスファイルがない。
-/bin/sh-3.00# mount -t ext3 /dev/vg/root /mnt
mount: special device /dev/vg/root does not exist

でも、vgscan や lvdisplay では、ちゃんと認識できているのだが...。
ただし、lvdisplay で Block device 値が表示されていない。
-/bin/sh-3.00# lvm vgscan
 Reading all physical volumes. This may take a while...
 Found volume group "vg" using metadata type lvm2

-/bin/sh-3.00# lvm lvdisplay
  --- Logical volume ---
  LV Name                /dev/vg/root
  VG Name                vg
  LV UUID                jpI6q4-e7we-cJ6V-xD1J-zqiC-ugHz-d6gMYt
  LV Write Access        read/write
  LV Status              available
  # open                 1
  LV Size                2.00 GB
  Current LE             64
  Segments               1
  Allocation             inherit
  Read ahead sectors     0
  Block device           253:0    <--- この行が表示されていない
(以下省略)

lvm vgmknodes でデバイスファイルを作ってくれるような記述もあるのだが、 実行しても何も生成されない。何故?

解決方法

lvm lvscan を実行してみると...
-/bin/sh-3.00# lvm lvscan
  inactive            '/dev/vg/root' [2.00 GB] inherit
  inactive            '/dev/vg/var'  [1.00 GB] inherit
  inactive            '/dev/vg/home' [1.00 GB] inherit

inactive? 単なる思い付きで、これを有効にしてみると...。
-/bin/sh-3.00# lvm lvchange -a y /dev/vg/root
-/bin/sh-3.00# lvm lvchange -a y /dev/vg/var
-/bin/sh-3.00# lvm lvchange -a y /dev/vg/home
-/bin/sh-3.00# lvm lvscan
  ACTIVE              '/dev/vg/root' [2.00 GB] inherit
  ACTIVE              '/dev/vg/var'  [1.00 GB] inherit
  ACTIVE              '/dev/vg/home' [1.00 GB] inherit

これで自動的に /dev/vg/root 等 (/dev/mapper/vg-root 等) が生成され、 マウント等の操作が可能になった。
lvm lvdisplay の結果にも Block device 値が表示されるようになった。
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19. LVM 環境化のシステムをリストアする際に VG 名, LV 名を変更すると Kernel panic [解決]

環境

RedHat Enterprise Linux ES 4 Update 2 (Kernel 2.6.9-42.0.2.ELsmp)

現象

LVM 環境化のシステムをリストアする際に VG 名, LV 名を変更してリストアすると、 ブート時に Kernel panic が発生し、ブートできない。 LVM 自体の設定には特に問題なく、grub.conf, /etc/fstab の変更も実施済。

ex.) VG 名を 'VolGroup00' から 'vg' に、 root パーティションの存在する LV 名を 'LogVol00' から 'root' に変更した場合。
(省略)
Scanning logical volumes.
  Reading all physical volumes. This may take a while...
cdrom: open failed.
  Found volume group "vg" using metadata type lvm2.
Activating logical volumes.
cdrom: open failed.
  Volume group "VolGroup00" not found
ERROR: /bin/lvm exited abnormally! (pid 362)
Creating root device
Mounting root filesystem
mount: error 6 mounting ext3
mount: error 2 mounting none
Switching to new root
switchroot: mount failed: 22
umount /initrd/dev/ failed: 2
Kernel panic - not syncing : Attempted to kill init!

新しい VG 名 (vg) を認識できているのに、古い VG 名 (VolGroup00) でマウント しようとしている??
どこに VolGroup00 なんて設定があるのだ?
vgscan 等を実行してみても、現象変わらず。

解決方法

initrd に VG を有効化する処理があり、そこに古い VG 名が記録されているのが原因。
インストール CD 等でブートし、次の方法で initrd を作成し直せば OK 。

以下、問題のシステムの /boot が /mnt/boot にマウントされた状態から。
# mkdir /mnt/boot/tmp
# cd /mnt/boot/tmp
# gzip -dc ../<今使っている initrd ファイル名> | cpio -id
# vi init

init ファイルの編集内容は次の通り。
lvm vgscan --ignorelockingfailure
echo Activating logical volumes
lvm vgchange -ay --ignorelockingfailure VolGroup00
                                        ~~~~~~~~~~ 'vg' に変更
echo Creating root device
mkrootdev /dev/root

最後に initrd を作成し直して、おしまい。
# mv ../<今使っている initrd ファイル名> ../<今使っている initrd ファイル名>.bak
# find . | cpio -o -c | gzip -c > ../<今使っている initrd ファイル名>
# cd ..
# rm -rf tmp

(参考)
http://karaage.de-blog.jp/mmmm/2006/05/lvm2fc5_2b4d.html
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20. hostname コマンド実行時に "ホスト名の検索に失敗しました" [解決]

環境

RedHat Enterprise Linux ES 4 (Kernel 2.6.9-42.0.3.ELsmp)

現象

RHEL で hostname コマンドを -s オプション付きで実行すると、 "ホスト名の検索に失敗しました" と表示され、正しい実行結果が得られない。
$ hostname
servername.example.co.jp
$ hostname -s
hostname: ホスト名の検索に失敗しました
$ hostname -d
hostname: ホスト名の検索に失敗しました

解決方法

/etc/sysconfig/network の HOSTNAME に指定したホスト名と完全 一致するエントリが /etc/hosts にないと上記現象が発生する。 適宜、/etc/hosts を修正すれば OK。
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21. BIND を chroot 化すると permission denied [解決]

環境

RedHat Enterprise Linux ES 4 (Kernel 2.6.9-42.0.3.ELsmp)
bind-9.2.4-16.EL4
bind-libs-9.2.4-16.EL4
bind-utils-9.2.4-16.EL4
bind-chroot-9.2.4-16.EL4

現象

bind をインストールして基本的な動作確認が終わった状態で bind-chroot パッケージをインストールして chroot 化。
その後 named を起動しようとすると次のエラーが発生する。
Mar  8 10:00:46 dns-server named[5664]: starting BIND 9.2.4 -u named -t /var/named/chroot
Mar  8 10:00:46 dns-server named[5664]: using 2 CPUs
Mar  8 10:00:46 dns-server named[5664]: loading configuration from '/etc/named.conf'
Mar  8 10:00:46 dns-server named[5664]: listening on IPv4 interface lo, 127.0.0.1#53
Mar  8 10:00:46 dns-server named[5664]: listening on IPv4 interface eth0, xx.xx.xx.xx#53
Mar  8 10:00:46 dns-server named[5664]: command channel listening on 127.0.0.1#953
Mar  8 10:00:46 dns-server named[5664]: zone example.co.jp/IN: loading master file masters/domain/example.co.jp.zone: permission denied
Mar  8 10:00:46 dns-server named[5664]: running

解決方法

bind-chroot パッケージのばか。
chroot 化前はこうなっているのに...。
drwxr-xr-x  4 root  named  4096  3月  7 18:44 /var/named/masters/
drwxr-xr-x  4 root  named  4096  3月  7 18:44 /var/named/masters/domain/
-rw-r--r--  4 root  named  4096  3月  7 18:44 /var/named/masters/domain/example.co.jp.zone

chroot 化すると何故かこうなっちゃってる。(--;
drwxr-xr-x  4 root  root   4096  3月  7 18:44 /var/named/chroot/var/named/masters/
drw-r-xr-x  4 named named  4096  3月  7 18:44 /var/named/chroot/var/named/masters/domain/
-rw-r--r--  4 named named  4096  3月  7 18:44 /var/named/chroot/var/named/masters/domain/example.co.jp.zone

そりゃ permission denied だわ。とゆー訳で、次のようにパーミッションを直せば OK。
$ sudo chmod u+x /var/named/chroot/var/named/masters/domain/
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