XFree86 (X Window System for x86)

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概要

XFree86 とは、X86 CPU 用の Free な X Window System の実装のひとつ。

URL

http://www.xfree86.org/ (Official Site)

インストール環境

Slackware 7.0 (Kernel 2.2.17 + glibc 2.1.2)

必要なもの

特になし

バージョン

4.0.1

インストール手順

まずはバックアップ。
$ su
# cp -a /etc/X11 /etc/X11.org
# cp -a /usr/X11R6 /usr/X11R6.org
# cp -a /var/X11R6 /var/X11R6.org
# cp -p /etc/XF86Config /etc/XF86Config.org

次に、ソースアーカイブを展開。
$ mkdir XFree86-4.0.1
$ cd XFree86-4.0.1
$ tar xvfz X401src-1.tgz
$ tar xvfz X401src-2.tgz
$ tar xvfz X401src-3.tgz

.../xc/config/cf/site.def を以下のように編集。
/*                    <--- '/*' を削除
#ifndef HasGcc2
#define HasGcc2 YES
#endif
*/                    <--- '*/' を削除

ではコンパイル。
$ cd .../xc
$ make World >& make.log

ログファイル (make.log) の '***' で始まる行をチェックし、 エラーがないことを確認。 すでにインストールされている XFree86 関連パッケージを削除した後、 インストール。
$ su
# removepkg xbin
# removepkg xcfg
# removepkg xdoc
# removepkg xf100
# removepkg xfnts
# removepkg xfscl
# removepkg xjdoc
# removepkg xjpfonts
# removepkg xjset
# removepkg xlib
# removepkg xman
# removepkg xprog
# removepkg xsvga
# removepkg xvg16
# removepkg xxfb

# make install
# make install.man

設定ファイル (/etc/X11/XF86Config) を作成する (3.x とはパスが異なっている事に注意) 。
# XFree86 -configure
# cp /root/XF86Config.new /etc/X11/XF86Config
# exit

startx すると、中央にゴミ、そして画面が画面端から中央に向かって順に白く飛ぶ という (うまく表現できん) 現象。 落ちることはないのだが、あやしいので Ctrl + Alt + BS で止める。
3.3.5 の XF86Config を参考に "Monitor" セクションに以下のエントリを追加すると、 白く飛ぶという現象はなくなったが、一瞬ゴミが表示された後まっくらけ。
HorizSync     31.5-57.0
VertRefresh   50-90

ログ (/var/log/XFree86.0.log) を調べると、以下のようなエラー。 うーむ。3.3.5 ではちゃんと動いていたのにぃ〜。(;_;
(II) TRIDENT(0): Initializing int10
(EE) TRIDENT(0): Bad checksum of V_BIOS
(EE) TRIDENT(0): Bad checksum of V_BIOS
(EE) TRIDENT(0): No V_BIOS found 

その他の問題点として...
何故か /usr/X11R6/lib/X11/fonts/japanese がなくなっている。 これを作ったはずの xnaga10 パッケージ (自作) はアンインストールしていない のだが...。
$ su
# removepkg xnaga10
# installpkg xnaga10
(snip)
install/doinst.sh: /usr/bin/X11/mkfontdir: No such file or directory.

3.3.5 --> 4.0.1 で mkfontdir のパスが /usr/X11R6/bin/mkfontdir に変わっているのが原因。/var/log/scripts/xnaga10 の該当部分を書き換えてから /var/log/scripts/xnaga10 で OK 。

いろいろ調べてみたが、当分 4.0.1 は動きそうにないので、とりあえず 3.3.5 に 戻すことにする。4.0.1 をインストール後、3.3.5 に戻すには、以下のディレクトリを 3.3.5 用と 4.0.1 用と使い分ければよい。こんな感じ。
(切替えるディレクトリ)
/usr/X11R6
/var/X11R6
/etc/X11

$ ls -ld /usr/X11R6*
lrwxrwxrwx   1 root     root            9 Oct 26 11:00 /usr/X11R6 -> X11R6.335/
drwxr-xr-x  12 root     root         4096 Feb 29  2000 /usr/X11R6.335/
drwxr-xr-x  12 root     root         4096 Feb 29  2000 /usr/X11R6.401/

なお、3.3.5 に戻した後、mew を起動しようとすると /usr/lib/X11/locale/local.alias がないと言われ、起動できない。 これは以下のようにリンクを張ればよい
$ su
# cd /usr/lib
# ln -s /usr/X11R6/lib/X11 X11           
# exit

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