カモミール

古代ギリシャでは「大地のリンゴ」といわれ、そのかわいい姿から
想像出来ないほどの薬効成分を持った、育てやすいハーブです。


品種
  ジャーマンカモミール  一年草で高さ50〜70p。花はリンゴのような甘い香りのデイジーに似ている。

  ローマンカモミール   多年草でジャーマンカモミールに似ている。 高さは約50pで、横に広がる。

  ダブルフラワーカモミール    ローマンカモミールの八重咲き。 ほふく性で、高さは20〜30p。

  ダイヤーズカモミール  多年草で黄色い花を咲かせる。 高さ1m程度。

※ジャーマン種以外は多年草
 
種まき
  春まき  3月下旬〜5月上旬
  秋まき  9月中旬〜10月中旬
※カモミールは丈夫なので直播きしてもよいのですが、種が細かいので雨に流されたり、発芽しても雨風にたたかれ消えてしまうことがあるので苗床か鉢にまいたほうが無難です。
 また、種が細かいのでまきにくいようでしたら、乾いた細かい砂に種を混ぜてまくと良いでしょう。 覆土は不要で表面を乾かさないように注意しないといけません。 当然、水やりもじょうろなどで静かにしてください。

定植(肥料は少なめに)
 発芽したら、間引きながら育て、高さ6〜7pになったら日当たりがよく、水はけのよい場所に約40p間隔で定植します。 土は腐葉土などと石灰をすき込んでおきます。 肥料は窒素が少ないものを少量(出来れば有機肥料を)でいいでしょう。 当然、鉢植え(プランター)でも十分育てられます。 花が終わっても何本か残しておくと、直植えの場合、こぼれ種が自然に生えてきます。

開花
 
4月下旬〜8月上旬
 一年草のジャーマン種は1年目から花を咲かせるのですが、他の多年性のものは2年目からです。
 多年性のものはジャーマン種ほど花は多く咲きません。 また、開花期も遅い傾向があります。 花が終わったら、株元から刈り取っておくと、秋には萌芽してきます。 お礼肥はカリを中心に与えます。

収穫
 花を摘み取るわけですが、花が開ききり花びらが水平になっているときが適期です。 摘み取った花は、風通しがよく涼しい場所でくっつかないように広げて乾かし、生乾きのころに殺菌も兼ねて電子レンジに1分程度かける。 生のままで利用も可。

薬効
 ヨーロッパのほうでは、腹痛や発熱時にカモミールティーを飲むそうです。 安全性も高く、小さい子供にも安心して与えられます。 しかし、キク科の植物にアレルギーのある人や妊娠中の人は使用しないこと。
 他にも、カモミールをタマネギやキャベツの近くに植えると収量、香りともに良くなるとか、カモミールティーを苗にかけると立ち枯れ病の予防効果があり、堆肥の発酵を促進するなど言われています。
 また、病気の植物のそばに植えるとその病気が治るなどとも言われています。