封神演義ってなに?
『封神演義《ほうしんえんぎ》』は、明代末期の中国で作られた、全100回からなる古典長編小説です。
内容は、古代中国における殷《いん》と周《しゅう》との戦いという、『史記《しき》』や『書経《しょきょう》』にも名高い有名な歴史物語に、神仙や妖怪が活躍する、道教ファンタジーの要素を加えたもの。中国文学史上、『西遊記《さいゆうき》』に次ぐ神魔《しんま》小説として知られています。
道教・仏教説話でも有名な仙人たちや、神話上の神々、紂王《ちゅうおう》など史書にみえる英雄と、400人を超える人物が登場し、激しい戦いを繰り広げる豪華絢爛な物語は、中国でも長く親しまれているものです。
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