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《《 人物 も 》》

文殊広法天尊 もんじゅこうほうてんそん

○ 略歴

　五竜山雲霄洞に住む闡教の仙人。金咤の師で、崑崙十二大師の一人。第六十一回の描写には十仙の頭とある。第十四回、李靖を追っている那咤を遁竜椿で捕らえる。金咤に那咤を打たせ、その殺性を減じさせた。第三十八回の九竜島の四聖との戦いで再登場し、王魔を遁竜椿で捕らえて金咤に斬らせた。第四十六回の十絶陣の戦いでは秦天君の天絶陣を破り、秦天君を殺す。第六十一回には馬元を捕らえ、準提道人に引き渡した。また第八十三回の万仙陣の戦いでは太極陣のキュウ首仙と戦い、盤固旛で太極陣を封じつつこれを捕虜とした。その後、南極仙翁がキュウ首仙の原型を現して青毛の獅子にすると、それを賜わって乗騎とした。のち仏門に帰依して文殊菩薩となった。

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