封神演義事典

《《 人物 ふ 》》

普賢真人 ふげんしんじん

略歴

 九宮山白鶴洞に住む闡教の仙人。木咤の師で、崑崙十二大師の一人。第四十六回の十絶陣の戦いで初登場する。袁天君の寒氷陣を金灯の光で溶かして破り、袁天君を呉鉤剣で斬り殺した。東征前夜の第六十七回には、はなむけとして木咤に偈を与えた。第八十三回の万仙陣の戦いでは両儀陣の霊牙仙と戦い、三面六臂の法身を現してこれを捕虜とした。その後、南極仙翁が霊牙仙の原型を現して白象にすると、それを乗騎として賜わった。のち仏門に帰依して普賢菩薩となった。

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