封神演義事典

《《 人物 ひ 》》

微子啓 びしけい

略歴

 帝乙の長男で、微子衍・紂王の兄。
 孟津の戦いのさなか、箕子が紂王の暴虐を罵って殺されそうになった。そこで紂王に諫言し、箕子を救おうとした。いったんは説得に成功するが、結局、かえって箕子は奴隷にされてしまう。
 天意が商を去ったことを悟ると、微子・微子衍とともに廟の商朝二十八代の神主像を奪い、朝歌より逃亡した(89)。
 のち周に帰順し、武王により宋に封ぜられる(100)。

←前に戻る△一番上に戻る

Written & Designed by hako / 1998-2002