封神演義事典

《《 人物 て 》》

帝乙 ていいつ

略歴

 商の30代目の王。商の王・太丁の子で、比干の兄(27)、微子啓・微子衍・紂王の父。
 ある日庭園に遊び、群臣と牡丹を楽しんでいると、飛雲閣から梁が落ちてきた。
この時、当時寿王であった紂王に命を救われる。
その後、商容・梅伯・趙啓の上奏を容れて、紂王を後継者に選んだ。
 紂王を聞仲に託し、在位30年で死去した(1)。

注釈1

 『史記』殷本紀には、「帝乙が即位したころには、殷はますます衰えた」とある。

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