封神演義事典

《《 人物 す 》》

崇侯虎 すうこうこ

略歴

 商の北伯侯。四大諸侯の一人だが、他の三人とは違い天下の嫌われ者である。蘇護が反乱を起こすと、紂王の命により鎮圧に向かう。緒戦では大敗を喫したが、弟の崇黒虎の援軍を受けて蘇護の息子・蘇全忠を捕らえた。その後、崇黒虎が鄭倫に捕らえられるなど戦況は一進一退したが、姫昌の配下・散宜生の取りなしにより蘇護が降伏すると、崇侯虎は不承不承ながら軍を引いた。
 紂王により四大諸侯が召集されると朝歌に向かった。他の三諸侯は処刑・幽閉されたが、崇侯虎は費仲・尤渾に取りなされて無事だった。鹿台建設を命じられると多数の労夫を虐待し、過労死させた。留守にしていた崇城を西岐軍に攻められ、急いで崇城に帰還する。しかし弟の崇黒虎に裏切られて捕虜となり、息子の崇応彪ともども処刑された。第九十九回、姜子牙により群星正神大耗星に封神された。

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