封神演義事典

《《 人物 し 》》

申公豹 しんこうひょう

略歴

 闡教の道士。宝物「開天珠」を使う。元始天尊の弟子で、姜子牙の師弟にあたる。姜子牙が封神榜を手に西岐に戻る途中に現れ、封神榜を焼いて一緒に商に仕えるよう説得した。姜子牙が頑として応じないと、首を切って空に飛ばしまた元に復元する術を見せて説き伏せようとしたが、それを南極仙翁に察知され、首を白鶴童子に押さえられてしまう。姜子牙の嘆願により助かると、「西岐を白骨で埋めてやる」と啖呵を切って去って行った。
 その後は殷郊・殷洪兄弟をはじめ十天君、三仙島の三姉妹、土行孫、羽翼仙などを説得し、西岐軍と戦わせた。姜子牙が西岐遠征を始めると、申公豹は自ら姜子牙を襲撃し、開天珠で傷を負わせた。だがそこで衢留孫の梱仙縄に捕まってしまい、今度姜子牙に逆らったら北海眼に閉じこめられてもかまわないとの誓いを立てさせられてしまった。万仙陣の戦いでは八虎車に乗って截教陣営に加わったが、截教は敗北。逃亡中白鶴童子に見つかり、前言の通り北海眼に閉じこめられた。第九十九回、姜子牙により分水将軍に封神された。

←前に戻る△一番上に戻る

Written & Designed by hako / 1998-2002