封神演義事典

《《 人物 こ 》》

黄氏 こうし

略歴

 商の鎮国武成王・黄飛虎の妹。紂王の妃で、西宮に住む(1)。
 元妃の姜氏が妲己の素行を叱責したとき、楊氏とともにその場に同席する(7)。
 姜氏が妲己の陰謀によって殺され、王子の殷郊・殷洪が紂王に追われて逃げてくると、探索にきた晁田・晁雷を追い返し、かくまった(8)。
 紂王二十一年の元旦、黄氏は宮殿に謁見に来ている賈氏と話をするため、その様子を人をやって調べさせた。だが、妲己に連れ去られたという。黄氏は怒って摘星楼へと行き、妲己と紂王を叱責する。紂王によって、摘星楼より落とされて死んだ。

 姜子牙により、東岳泰山天斉仁聖大帝に封神された(99)。

注釈1

 摘星楼から身を投げたのは、『伐紂平話』や『列国志伝』では姜氏である。姜氏の注釈1も参照。

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