封神演義事典

《《 人物 き 》》

姫発 きはつ

略歴

 姫昌の次男。兄の伯邑考が紂王に殺されたため、嫡男となる。姫昌が病死すると周王の位を継ぎ、武王を名乗った。西岐に逃れてきた黄飛虎を受け入れ、開国武成王に封じた。また、十絶陣の戦いでは那咤・雷震子とともに紅砂陣に囚われた。姜子牙が出師の表を奉じると、紂王を討つことは出来ないと反論するが、散宜生に説得されて姜子牙を大将軍に任命した。
 姜子牙の東征軍に同行し、黄河を渡って孟津に向かう途中、白魚が舟に飛び込んできた。姜子牙はそれを天下を取る吉兆だと言う。それを聞いた姫発は白魚を黄河に戻そうとするが、姜子牙に止められて食べることにした。その後孟津で諸侯と会盟する。朝歌に入城すると、鹿台や炮烙を見て紂王の悪政を嘆じた。姜文煥らに迫られて天子となり、諸侯を各地に封じた。

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