封神演義事典

《《 人物 う 》》

羽翼仙 うよくせん

略歴

 蓬莱島の仙人。天皇時代に道を悟った古株の仙人であり、道を得て無敵の存在である。元は蓬莱の怪鳥であり、万里を飛んで瞬時に海を飲むことが出来る。第六十二回、申公豹より姜子牙が自分を罵っているという話(無論でっちあげ)を聞き、西岐遠征中の張山の前に現れる。姜子牙を呼び出して話を聞き、その釈明に納得しかかったのだが、那咤が羽翼仙を罵ったため戦いとなる。ここでは西岐軍主力の一斉攻撃を喰らって敗走したが、夜になって本性の大鵬金翅[周鳥]に変化。翼をあおいで西岐を吹き飛ばそうとした。しかし、元始天尊が北海の水で西岐を覆ったため失敗。第六十三回、空腹になったところを燃灯道人に騙されて生け捕りにされ、半ば強制的に弟子となった。その後第七十回にて再登場し、燃灯道人に召還されて孔宣と戦う。紅光に当てられて打ち落とされるが、孔宣の正体が鳥であることを発見した。

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