封神演義事典

《《 人物 う 》》

雲霄 うんしょう

略歴

 三仙島に住む截教の仙人。趙公明の長妹で、三仙島の三姉妹の長女である。第四十七回、兄が燃灯道人に宝物を奪われ、代わりに混元金斗か金蛟剪を貸すよう頼んでくると、戦いをやめて山に戻るようにと懇願した。だが、妹や隣人のカン芝仙に説得され、結局公明に金蛟剪を渡すことになる。その後第四十九回に、公明が陸圧道人の呪いによって殺されると、妹たちに押されて敵討ちに向かった。初めは西岐側の言い分を聞こうと試みたが、妹たちが納得せず戦いに。第五十回、西岐に九曲黄河陣を布き、混元金斗を使って闡教の仙人を次々に捕らえた。更に勢いに乗って元始天尊・太上老君にまで戦いを挑むが、さすがに元始・太上には敵わず、太上老君の乾坤図に巻かれ、麒麟崖に挟まれて圧死する。第九十九回、姜子牙により感応随世仙姑正神に封神された。

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