二階堂善弘 2000/01/03(Mon) 14:54 No.7 [返信] [HOME]
<四聖・高体乾なの?>

二階堂です。たまにはなんか書かないとヤバイ(爆)。

昨年末は某大学で『封神演義』の集中講義してました。ご多分に漏れず、
マンガ派が多かったけどさあ。読みの問題はここでも揉めましたねえ。
でも「ナタ」は、漢和辞典どー探しても「ナタク」なんて音はないんだ
ぜ。あったく。アレンジ以前の問題よね。

その講義中に、ふと驚いたのが、四聖の一人の名前、挿し絵だと高体乾に
なってる!?

あわてて封神榜を確認したら、なるほど高体乾になってる・・・。これは
どこの版もそーなのね。

ところが、四聖登場の場面を見ると、ある本では高友乾だし、ある本では、
高発乾だし。全然統一が取れてません。うーん、困っちゃったわねえ。

ちなみに、いま訳あって影絵芝居の『封神演義』の脚本読んでますけど、
これがまたちっと変だわ。

人名、なんか封神榜と本編で食い違うところ、まだまだありそーですね
え。

KYO 1999/11/30(Tue) 01:54 No.6 [返信] [HOME]
最近凹み気味のKYOです。

申公豹は個人的に好きです。
安能さんの申公豹の道化的雰囲気がなかなかいい。
(最後には北極に去って行っちゃうところも)
「首ちょんぱ」は黒点虎(原作では白額虎)に見せるシーンがありました。
でも脚色しすぎ!
もしかしたら『正義』の足りないこのお話の中で『正義の味方』的
キャラを作りたかったのかも・・・。

二階堂善弘 1999/11/08(Mon) 11:52 No.5 [返信] [HOME]
二階堂です。あれ、読んでる人いるの?(爆)

>まどいさま
>「首ちょんぱ」(笑)は一応やってたのでは?(第二回 P56)
>何だかんだ言っても、申公豹の名刺代わりということでしょうか。

あれホントだ。ごめんなさい。でも、なんかあっさりしてるなー。
やっぱ首をどっかに持っていってくれないと(笑)。

>取りあえず私は、安能さんの申公豹で封神にはまったと言っていいので、
>個人的にはあれでいいんですけども(もちろん元祖・申公豹も好き)。

むろん、アレンジでもかまいませんけどね。ただ、アレンジもの
の方が一般になっている、とゆー逆転現象はやっぱ不自然だと思
いますんでねえ。少しは元祖申公豹も普及しないと(笑)。

もっとも、あたし個人的には、蔡志忠さんのギャグマンガ『封神
榜』の申公豹の設定が一番好きですねえ。

若い、あふれる才能、人材派遣業(爆)。


まどい 1999/11/06(Sat) 01:08 No.4 [返信]
密かにROMだったりした私です(汗)。

>二階堂先生
「首ちょんぱ」(笑)は一応やってたのでは?(第二回 P56)
何だかんだ言っても、申公豹の名刺代わりということでしょうか。

設定に変更が加えまくられていることについては、
安能さんが原典の申公豹に同情したからなのかなぁとか私は思ってます。
(やはり元の申公豹は可哀想すぎるかと……(ファン的見地))
それとも、元の話では物語として「『正義』が足りない」と判断したからなのかも知れませんが。
安能さんの申公豹によって、崑崙はかなり悪役度が増したよーな?
そう言えばラジオドラマの方でも、燃燈道人が妙に極悪人してました。

取りあえず私は、安能さんの申公豹で封神にはまったと言っていいので、
個人的にはあれでいいんですけども(もちろん元祖・申公豹も好き)。
でも、それは私が『安能版』から入ったせいなのでしょうね……。
沙悟浄=河童、の方には釈然としないものを感じますから(^^;)。

二階堂善弘 1999/11/02(Tue) 20:32 No.3 [返信] [HOME]
二階堂です。

いいかげんにここも少しは書かないとヤバイ(汗)。

とゆーわけで、安能版第2回から(爆)。しかし、これがいわくつ
きの回ですねえ。申公豹です・・・。

まず原作を確認すると、申公豹の初登場は第37回です。なんでこ
んなに早く出てくるのかなー(涙)。

もちろん、「申公豹は許由だ」とか「雷公鞭という最強宝貝」とい
うのは、原作にはありません。どっからこれが出てきたのか、ちと
分かりませんね。

原作では、申公豹は姜子牙の弟弟子、宝剣をいつも持っています。
乗っているのは「白額虎」です。

全然違うやんけ!

おまけに、第37回、彼の名場面?「首ちょんぱ」は全部安能版で
はカットされているみたいっすねえ。

おそらく、原作と安能版で一番設定を変えられているのは彼、申公
豹なのでしょーねえ。始めはあたしも、いい役にされているから、
まーいーかと思いましたが、ここまで変えられてしまうと、逆に気
の毒になってきました。

申公豹はでも、やはり民間伝承で広まった人物のよーです。

最近出た「中国神話人物辞典」(李剣平主編・陝西人民出版社)は
『封神』の人物もたーくさん出ていて、『封神』辞典としても使え
るんですけど、申公豹はアマノジャクな人物として広まっていると
ありました。すると、まー安能さんはそれに手を入れた可能性もあ
りますね。

でも、大半の設定は、問題ありだわよ。うーん。

hako@管理人 1999/10/06(Wed) 16:57 No.2 [返信] [HOME]
というわけで、新「「間違いだらけの封神演義」掲示板」を公開しました。
現在刊行されている封神演義関連書籍の誤りを指摘することにより、
中国文化への造詣を深めることを目的としています。
誤字・誤ルビの指摘から物語の改変まで、
気になる箇所がありましたらご自由にお書き下さい。

また、旧「間違いだらけ掲示板」の過去ログはhttp://www1.plala.or.jp/fengshen/pcsite/bbs/docs/machigai_k01.html
にアップしていますので、
今までの流れを知りたい方は参照して下さいませ。