>スパイキャッチャーさん >そんだけ読んでいれば、初心者じゃーないわよね(笑)<二階堂先生 確かに。 鍵屋なんざ、光栄版葉読んでませんもん(^^) 「封神」について調べようとするのなら、 「封神」関連の本だけ読んでいたのでは、得られる物は少ないでしょう。 殷末周初歴史を調べてみたり、他の神怪小説を読んでみたりする事が不可欠です。 特に「封神」に登場する人物の史実という意味で、「史記」。 「封神」と世界観と神を共有するという意味で、「西遊記」。 この2書は必読だと思います。http://www.ne.jp/asahi/kagiya/tsumugidou/key.index.htm
スパイキャッチャーさま どーもです。二階堂でっす。そんだけ読んでいれば、初心者じゃー ないわよね(笑)。 >>歴史も道教も、情報が少ないのは残念です。 >>図書館の中国関連の本棚は、三国志ものがほとんどです。 むかしはその三国志ものすらありませんでした。だから、封神ものも これからでしょーねえ。 道教研究も、よーやく異端視されなくなった程度ですし。 もっとも、三国志も語り物や劇についてはあんまし知られていないの ですわ。もーすぐ、『三国志平話』の訳出ますけどね。羅貫中をさか のぼること数百年前の『三国志物語』。桃園結義も、赤壁の戦もある んですよん。まー、図書館に請求してください(笑)。 >>封神演義が、一過性のブ−ムで終わってしまうのだけは嫌です。 うーん、でも日本で誰も知らなかったころから、かれこれ20年つき あっているあたしとしては、いまの状況は「バブル」に見えます。結 構バブル崩壊は望んでますねえ(笑)。 >>「悪口も書いた」とあとがきで書いておられましたが、 小説自体とゆーより、語り物や劇まで含めた民間文化としての物語に ついては好きなんですけどね。ある意味で、あたしも「アレンジ版愛 好者」なのかもしれません。 語り物の220回の方がおもしろいかも、と最近思ってます。
はじめまして。私は光栄版と安能版と藤崎版と偕成社版(順不同)を読んではまりました。 個人的には「面白ければ何だってええやんけ」タイプです。 しかし、正しい知識を手に入れたい気持ちもあります。 歴史も道教も、情報が少ないのは残念です。 図書館の中国関連の本棚は、三国志ものがほとんどです。 封神演義が、一過性のブ−ムで終わってしまうのだけは嫌です。 これからもっと研究されて欲しいです。 >渡辺仙州様 児童書でよくぞあそこまで・・・。凄いです。 >二階堂善弘様 「封神演義の世界」読みました。 「悪口も書いた」とあとがきで書いておられましたが、愛がなければあそこまで書けませんよ。
>霧生ゆうきさま リンクありがとうございますー。 こちらからも張っときましたんで、確認お願いしますね。 #ところで私の運勢は、「誠実であればなんの問題もないが、 油断したり、下手に悪い考えを起こせば、あっという間に転落」らしいです(^^;)http://www02.u-page.so-net.ne.jp/tb3/s-hamabe/
こんにちは!自分とこのリンクから来ました(笑)。 という訳で、リンクはらせて頂きました。ご報告まで! ・・・え〜、うちのサイトは夏侯惇ファン頁メインです・・・。 宋元の小説とか出来たので、よろしければ見に来て下さいましね。http://www1.plala.or.jp/jinjuden/
諸々の事情により、リンク以外ほぼ無更新状態で申し訳ありません。 更新なしで回り続けるカウンター。なんか時計みたい…。 とはいえ何もしていないわけではなく、今いろいろなネタを仕込んでます。 よって、しばらくしたらバババーンと更新できるはず。 それまでは、毎日更新予定の「洞府修行」リンク先ページでお楽しみ下さい(^^;) >鍵屋さま どーもです(あれ?)。レス不要と思ってつけていなかったんですけど、 そのせいで何か凄く書きづらかったみたいですね。 この例、前もあったけど…いかんなぁ。 うちもそろそろやりたいですね、更新。 今は準備段階、臥薪嘗胆状態ですが(^^;)http://www02.u-page.so-net.ne.jp/tb3/s-hamabe/
>カウンターの回転速度はとっくに負けてますし。 「紡喜堂」のカウンタがハイペースで回っているのは、モノ珍しいからなんでしょうね。 なにせ”日本有数の”「西遊」サイトですから(^^; となれば、常連客を捕まえるのは今のうち! 頑張って更新してます。(春休みだし)http://www.ne.jp/asahi/kagiya/tsumugidou/key.index.htm
>鍵屋さま カキコありがとうございます。 弱小というのは、むしろうちに似合う言葉かも知れませんね。 カウンターの回転速度はとっくに負けてますし。 うちも負けないように頑張らねば、と思うんですが… 結局、マイペースに更新してしまうあたりが個性かなぁ(^^;) ではでは。http://www02.u-page.so-net.ne.jp/tb3/s-hamabe/
>鍵屋さんとこの西遊記サイトも出来ましたし、 >Web界の中国小説サイトもなかなか充実しそうですね。 いや、照れます(^^) でも、「紡喜堂」みたいな弱小サイトでも頑張れば、 「西遊」興隆の一端くらいは担えるんじゃないか、と己惚れて頑張ってるんですよ。http://www.ne.jp/asahi/kagiya/tsumugidou/key.index.htm
>奈良町王都吉さま 三度目のご来店ありがとうございます(^^) リンクはついさっき貼りましたけど、あれで宜しいでしょうか。 「なんじゃこりゃぁ〜!(by松田優作)」な感じなら直しますので、 遠慮なく言って下さいませ。 (まぁどちらにしても、近日中にリライトするつもりですが) >>三侠サイト そちらにも書きましたけど、三侠サイトとても楽しみなんですよね。 一時は自分で作ろうかとすら思ってたくらいなので。 鍵屋さんとこの西遊記サイトも出来ましたし、 Web界の中国小説サイトもなかなか充実しそうですね。 頑張って下さいませ〜。http://www02.u-page.so-net.ne.jp/tb3/s-hamabe/
ココへ来たのは参度目になりますぅ、はぁ、すっきりとしたHPでいいなぁ..自分とこはゴチャゴチャのベタベタだからにゃぁ.. マイHPにカキコどーもありがとうございます!リンクどんどん貼っちゃってくだしゃい〜! 木曜日にこっちからも貼らせてもらいますぅ〜♪ あぁ、關公の話題ですねぇ、關羽、高順、袁紹と同じくらいに好きです、はにゃぁ〜
>二階堂先生 >>でも、詳しくは雑誌記事読んでもらわないと、ダメかもしれませんねー。 まぁ、あれだけで分かったらすごいですけど。 でもしにかのバックナンバーと言ったら、気軽に手に入るもんでもないですよね。 ツーハーンか専門書店か…。あ、大修館のページはwww.taishukan.co.jpでっす。 >>外人って、ここでは欧米人を指すのね? ジャパニーズも含みます(^^;) >>いや、結構それっぽいノリの話ありますよ。あんまし紹介されてないだけで。 >>アスタロトとかベールゼブブとか。これ、ホントは古代の神だもんね。 あんまし紹介されてない、ってのがコメントに困ったり… こういう点は洋の東西問わず、なんでしょうね。 >飯香幻さま >>恐れと信仰の対象である神様仏様魔王殿下ってやっぱヒーローじゃん? >>昔のヒーローは根が深いのなあ。一つの作品だけの英雄じゃないのなあ。 >>「アーサーの死」や「トリスタン」、「聖杯伝説」なんかも、人間主体の話だけど、 >>「封神演義」や「三国演義」なんかと同じ感覚なんじゃないかな。 『アーサー王』は『水滸伝』の西洋版と言われてますけど、 イメージは全然違う(^^;) でも、基本的な感覚は同じなんでしょうね。 >>だいたい、「古典」がエンタテイメントとして読まれてないしね。 >>だから、古典文学を読む目的として「歴史を考える」みたいな大義名分を、 >>自分自身や他人に対して振りかざしてしまう傾向があるんじゃないかな。 そうなんですよ。その通り。ただそう言わないと、 振り向いてくれない面もあるんじゃないでしょうか。 「ビジネスに役立つ」とか、「歴史を考える」とか言わないと、 買ってくれないですから〜。http://www02.u-page.so-net.ne.jp/tb3/s-hamabe/
hakoさま 二階堂さま >ヨーロッパで言えば、キリストだのゼウスだのアーサー王だのが一斉集結して戦う話を、 >産業革命の頃に作るようなもんですから。 >でもこの感覚が分からないと、そもそも「封神」の概念が飛んじゃう気はしますけど (by hakoさま) >いや、結構それっぽいノリの話ありますよ。あんまし紹介されてないだけで。(中略) >あ。アスタロトとかベールゼブブとか。これ、ホントは古代の神だもんね。 (by 二階堂さま) ミルトンの「失楽園」(渡辺淳一じゃなぁい!)なんか、悪魔・堕天使でまくりですもんね。 恐れと信仰の対象である神様仏様魔王殿下ってやっぱヒーローじゃん? 昔のヒーローは根が深いのなあ。一つの作品だけの英雄じゃないのなあ。 「アーサーの死」や「トリスタン」、「聖杯伝説」なんかも、人間主体の話だけど、 「封神演義」や「三国演義」なんかと同じ感覚なんじゃないかな。 でも現代の日本では、こーゆー神様仏様魔王殿下&超人の話って、「児童向け」の烙印を 押されちゃったり、妙にエロ路線的色づけをされた「伝奇小説」に化けちゃったり されがちなのなあ(別のウェブページにも書いたネタ)。 だいたい、「古典」がエンタテイメントとして読まれてないしね。 だから、古典文学を読む目的として「歴史を考える」みたいな大義名分を、 自分自身や他人に対して振りかざしてしまう傾向があるんじゃないかな。 でも古典といえども文学作品なんだよね・・・。昔の人も楽しんだはず。 >ただ封神で中国先代史に興味を持つのは、それはそれで「あり」だと思います。 (by hakoさま) おいらもそー思う。 それで歴史勉強して、「封神」が「史実と違ーう」などとゆー人が出ないのを祈るノミ。
hakoさま どーもです。いや、關羽についてダイジェストありがとーございます。 あれ結構複雑なんで説明めんどくさくて、「しにか見て!」ですませよ ーと思ってたところなんです。でも、詳しくは雑誌記事読んでもらわな いと、ダメかもしれませんねー。 >>この感覚は、外人には分かりにくかったりして。 外人って、ここでは欧米人を指すのね? いや、結構それっぽいノリの 話ありますよ。あんまし紹介されてないだけで。しかし、これはどっち かってゆーと「魔王紹介」なんで、某魔王掲示板あたりでやることだな あ。アスタロトとかベールゼブブとか。これ、ホントは古代の神だもん ね。七十二名の魔王がいて、すんごく有名でっす。 >>ただ封神で中国先代史に興味を持つのは、それはそれで「あり」だと思います。 まーこれは『三国志演義』と同じ感じならですね。しかし、『史記』な んか、あんまし大した記述はないし。正史に入るには、ちょっとギャッ プ調整が大変ですよん。 民衆の人気ってのはよくわからん面もあります。劉備や孔明の例を出す と、日本でも義経や楠公の話となっちゃうから・・・。
>関羽 >>これは難しいんですけど。「しにか」道教の神々特集号に、あたしちょっと書 >>きました。三国物語と関羽のカミサマ人気は、「相乗効果」でっす。 なるほろ。ていうか、最近この手のボロが多いですなぁ。 で、その「しにか」道教の神々特集号が実は手元にあったので それをまとめてみますと、 >>1:六朝の頃は、神ではなかった >>2:民間信仰では、冥界の鬼将と考えられていた >>3:北宋の頃、道教と結びつけられ、神将となった >>4:明〜清にわたり、三国物語との相乗効果で地位向上 >>5:清代にいたり、絶大な信仰が形成された というわけで、相乗効果です。お騒がせしました。 >二階堂先生 >>確かにそーなんですよね。はっきし言って「スサノヲとヤマタノオロチ」の >>よーな感じなんですよね。「大国主」とか。そんでちゃーんと出雲大社があ >>ったり。そーゆーノリなんですよね。カミサマなんだぜ。 この感覚は、外人には分かりにくかったりして。 ヨーロッパで言えば、キリストだのゼウスだのアーサー王だのが 一斉集結して戦う話を、産業革命の頃に作るようなもんですから。 でもこの感覚が分からないと、そもそも「封神」の概念が飛んじゃう気はしますけど。 >>あとは截教側に、せっせと人材派遣業にいそしむ申公豹くんでした。 あれは野球のダン野村氏じゃないか、と思うのはカープマニの宿命ですかねぇ。 ちょっと有能な人材を見つけると、すぐに朝歌軍<だいりーぐ>へスカウト。 かなり嫌な奴かも…。(分からなかったらごめんなさい) >>そーゆー人がいるみたいなんですよ、最近。『封神演義』で殷の歴史とかね。 >>あれは舞台が殷だってだけで、全然歴史とは関係ない、っつーの。 『封神演義』は史実をどう取り込んだのかとか、時代考証はどうなのか(変ですけど)とか、 封神を語る上で歴史との関連を見るのは意味があると思うんですが、 封神で歴史を語るのは論外でしょうねぇ。そこらへんはセオリーの問題なので。 ただ封神で中国先代史に興味を持つのは、それはそれで「あり」だと思います。 >鍵屋さま >>むしろ、それで得したのは劉備なんじゃないですかね? >>関羽と孔明を擁しているから、善玉になったんじゃなかろーか、って考えた事があります、昔。 史実では結構したたかな人物だったらしいですが… それが、何で善玉になったんですかねぇ。やっぱし朱熹が誉めまくったから? >>那咤なんかは流石に除いたとしても、 >>最高の英雄とかいって黄飛虎とかが出て来るんでしょうかね。 >>そんな事「西遊」でやったら、李靖はいない事になってしまうな(^^; なんで『封神演義』だと…って思うんですけど、やっぱし形的に 国家の興亡譚を扱っているからなんでしょうね。 でも、わりと中国人の方も間違えてそう。http://www02.u-page.so-net.ne.jp/tb3/s-hamabe/
>ところで最近、『三国演義』の関羽が完全無欠な人物として描かれているのは、 >あれは関羽が神だからじゃないかと思うようになったんですが、どうなんでしょう。 関羽って何時頃から神様になったんですかねぇ? 「演義」と言わないまでも、「平話」の普及が関わってるような感じですが・・・・・・ でも所謂「五虎将軍」の中で「正史」でも詳しい記述があるのは、関羽だけですからねぇ、 割と初期の頃から人気が高い人ではあったんでしょうね。 むしろ、それで得したのは劉備なんじゃないですかね? 関羽と孔明を擁しているから、善玉になったんじゃなかろーか、って考えた事があります、昔。 >そーゆー人がいるみたいなんですよ、最近。『封神演義』で殷の歴史とかね。 そりゃ凄い(^^) 那咤なんかは流石に除いたとしても、 最高の英雄とかいって黄飛虎とかが出て来るんでしょうかね。 そんな事「西遊」でやったら、李靖はいない事になってしまうな(^^;http://www.ne.jp/asahi/kagiya/tsumugidou/key.index.htm
どーも、二階堂です。忙しいのでまとめレスですみませーん。 >飯香幻さま >>かっこよくてアイテム(宝貝)ふりまわしているだけのヒーローや >>ヒロインじゃないんだっ!人民と共に何百年も生き続けた神様なんだよお! そーなんだぜい! 立て、立つんだじょー!(をい) 確かにそーなんですよね。はっきし言って「スサノヲとヤマタノオロチ」の よーな感じなんですよね。「大国主」とか。そんでちゃーんと出雲大社があ ったり。そーゆーノリなんですよね。カミサマなんだぜ。 語り物の220回本では、完全にそのノリが物語に入っちゃってます。たと えば、楊せんなんか「二郎爺」なんて呼ばれて。 とにかく、「民衆とともに生き続けた物語」という視点が、いままでの訳 には欠けているよーな気がしますけどねえ。 申公豹なんて、単なる悪役なんだけどなー。許由とはなーんも関係ないし。 そもそも、許由だとすっと姜子牙と同門なんて変じゃん。しかも、申公豹と いえば、アイテムは宝剣なんだけどねえ。悪に徹する魅力が台無しだーっ! 雷公鞭なんて、ホントどっから出てきたのかなあ? 持つのなら聞仲じゃな いとね。このあたりも、「道教に詳しくない」のがバレまっせ。 蔡志忠さんのマンガだと、申公豹はなぜか若い。その理由は、 姜「わしの方が40年も修行したのだから、わしに封神の役割 が与えられて当然じゃ」 申「結局習ったことは全部一緒なんじゃないですか、わたしは 3年で全課程を終えたけど・・・・」 姜「そ、その続きは言わないで」 申「姜先輩は、37年間落第したんですからね!」 とゆーことで同門(笑)。あとは截教側に、せっせと人材派遣業にいそしむ 申公豹くんでした。 >hakoさま >>ところで最近、『三国演義』の関羽が完全無欠な人物として描かれているのは、 >>あれは関羽が神だからじゃないかと思うようになったんですが、どうなんでしょう。 これは難しいんですけど。「しにか」道教の神々特集号に、あたしちょっと書 きました。三国物語と関羽のカミサマ人気は、「相乗効果」でっす。 >>むしろ『三国志』のように、歴史系の方に行くのかも。 そーゆー人がいるみたいなんですよ、最近。『封神演義』で殷の歴史とかね。 あれは舞台が殷だってだけで、全然歴史とは関係ない、っつーの。大学でも そーゆー人がいてちょっと困っているみたいです。そんで、あたしの本にも 「歴史と関連づけるんじゃねーぜ」と書いたわけっす。 『西遊記』根拠に唐代の研究する人、あんましいないでしょーねえ。なんで 『封神演義』は???
>飯香幻さま >>あうう、意外性どころか・・・ >>『封神演義』が、西遊記なんかと背景・世界観を共有している物語であることも理解して >>いただく、というのも布教の眼目たりうると思うなあ。 意外性うんぬんは、無論ライトユーザー向けです。 最終的にはその境地に入っていただくとして、ファーストインプレッションでは 意外性が必要かな、と思うわけです。ましてや『西遊記』には、変な先入観がありますから…。 分かりやすいところから入っていただいて、アリ地獄にはまってもらえば最高かなと(^^;) >>かっこよくてアイテム(宝貝)ふりまわしているだけのヒーローや >>ヒロインじゃないんだっ!人民と共に何百年も生き続けた神様なんだよお! そうなんですよねぇ。でもその感覚は、“無宗教”日本人には分かりづらいとも思いますが。 ところで最近、『三国演義』の関羽が完全無欠な人物として描かれているのは、 あれは関羽が神だからじゃないかと思うようになったんですが、どうなんでしょう。 『封神演義』読んでると、ついついそういう発想が出てきてしまいますね。 >>香港で出版されている標点(句読点)付きの活字本を底本にして「訳」と称しているもの >>もあるようですが、これについては、おいらも読んでいないので敢えて言及は避けましょう。 安能訳のことですか(^^;) いや、学術訳以外はみんなそんなもんではないですか。 たしかコーエー単行本訳も簡体字版で作ってたみたいですし。(南宮カツの誤植はこのため) >鍵屋さま >>安能版やフジリュー版の「封神」を読んで、他の神怪小説に手を伸ばす人がどれだけいるんだろ? ムー。読まないでしょうねぇ。むしろ『三国志』のように、歴史系の方に行くのかも。 神怪小説自体、西遊記と平妖伝くらいしか翻訳がないというのもありますし、 受け皿の方も不足してるかなぁという感じはします。 >>「三国」と「水滸」なんかだと、割と読者が共通してたりするもんですけど、 >>じゃあ、「封神」と「西遊」の間に読者の行き来はあるのか?っていうと、 >>どうも「西遊」→「封神」の方が圧倒的に多そう。っていうか、逆方向はほとんどいなさそう。 私は国内少数の「封神」→「西遊」読者ですが(^^;)、 読む前は先入観があったんですね。「長い、単調、子供向け」というあれです。 読んでみるとそんなことはなくて面白いんですが、(単調さは感じるけど、それは封神も同じこと) そういう先入観があって読まない人は、結構いると思います。http://www02.u-page.so-net.ne.jp/tb3/s-hamabe/
最近の「封神」バブルを見ていて思うのは、 安能版やフジリュー版の「封神」を読んで、他の神怪小説に手を伸ばす人がどれだけいるんだろ? って事なんですね。 「三国」と「水滸」なんかだと、割と読者が共通してたりするもんですけど、 じゃあ、「封神」と「西遊」の間に読者の行き来はあるのか?っていうと、 どうも「西遊」→「封神」の方が圧倒的に多そう。っていうか、逆方向はほとんどいなさそう。 元々、「西遊」の一環として「封神」を読んだ鍵屋としては、ソレって少し寂しいんですよね。 ・・・・・・ああ、乱文だhttp://www.ne.jp/asahi/kagiya/tsumugidou/key.index.htm
<神魔小説> >「宝貝って『西遊記』の宝物と意味一緒なんですよ」って意外性があって、 >結構興味をそそるような気がするんですよね。 >でも個人的には、『西遊記』は宝物より妖怪のイメージが強いですけど。 (hakoさまによる福音) あうう、意外性どころか・・・ 『封神演義』が、西遊記なんかと背景・世界観を共有している物語であることも理解して いただく、というのも布教の眼目たりうると思うなあ。 一般の読者にとってはそれさえ「意外」なことかも。 ナタが西遊記で孫悟空と戦う場面がある、ってこと。名前は違うけど楊サマも登場してること。 あんがいフジリュー版読者は御存知ないかも。(ん?コミックスのどっかで既に言ってる?) ましてや中華世界では廟もあって、お線香あげてる人もたくさんいて、本当に信仰の的に なってる、てこともね。かっこよくてアイテム(宝貝)ふりまわしているだけのヒーローや ヒロインじゃないんだっ!人民と共に何百年も生き続けた神様なんだよお! <違いのわかる・・・> >確かに、原作ファンの叫びって「違う。違うんだーっ!」ってゆーことですよね。 (二階堂さまによる福音) そう、だから、「違うー」と言ってるだけなのよー。別に「悪い」なんて言ってないのに。 アレンジ版の面白さがわからなくて言ってる訳じゃありません。 ましてや「違い」のわかる人がエライなんていってないんだあああ。 <翻訳> >どっちも「訳」って書いてあるから、わかんなくなっちゃう。 「訳」を名乗っていいのは、おいら的には、 1.複数ある原書の位置付けをふまえ、それらのうちできるだけ多くの物に実際に眼を 通し、納得のできるものを底本としながらも、他の刊本の内容を参考にして作成したもの。 2.背景となる文化が異なる場合に、その言葉の背負う意味合いをきちんと紹介するための 訳註をきちんと付けているもの。 3.物語のおもしろさ(生命力)を伝達しうるレベルの日本語で記されているもの だと思います。 ただ「(自称)中国語がわかる」だけ、「(自称)日本語が上手に書けるだけ」では、 不充分でしょう。 香港で出版されている標点(句読点)付きの活字本を底本にして「訳」と称しているもの もあるようですが、これについては、おいらも読んでいないので敢えて言及は避けましょう。 ・・・て、うわあ、ものすごくエラソーな事を書いちゃった。
>二階堂先生 >>他から言われるならともかくなんですけどね。「われわれはトメチャウ >>教だ。お前らアキラカ教とは違うのだ!」では、ちょっとねー(涙)。 (^^;) 確かにアキラカ教とは違いますね。別の意味で。 自称しているからには変な意味には出来ない、というのは分かりましたです。 「イヤミざんす、シェー」とか「ヤッターマン」とか八犬伝とか 紅楼夢などのセンスならトメチャウ教かな、と思ったんですが(^^;) >>あ、あと『道教事典』ですけど、この項目決定は、かなりアンバラン >>スです。いやー、実はあたしも参加しているんだけど・・・。『封神 >>演義』の項目見てね。 封神演義の項は当然のごとくコピー済みですので、すでに拝見してます。 『封神の世界』をまとめたような感じでしたね。 って、出たのはこちらの方が先ですが。 そういえば、今月の「しにか」にも登場していらっしゃいましたね。 >SUIKOさま >>2つの派閥の違い、結局よくわからないというのが実情ですが、「輪廻」に対する考えの >>違いという意見も、ちょっと面白かったなー、などと考えています。 >>「截教」を「断見外道」とする意見です。「断つ」で「截」か、うーむ、と思いました。 うーん、「断つ」ですか。 「断見外道」と言われてピンとこないあたりはビギナーの限界ですが、 「輪廻」に対する考えの違いから、というのは気になりますね。 >>登場する「宝物」を「宝貝」にしちゃうと、「封神」だけが特別になってしまって、同じ「宝物」 >>が出ている『西遊記』とかと、印象が相当に変わってしまうのです。 まぁ、そこを逆に布教の手段に使うというのも…。 「宝貝って『西遊記』の宝物と意味一緒なんですよ」って意外性があって、 結構興味をそそるような気がするんですよね。 でも個人的には、『西遊記』は宝物より妖怪のイメージが強いですけど。 <!-- Reference Number:130 -->http://www02.u-page.so-net.ne.jp/tb3/s-hamabe/
SUIKOさま どーもでっす。 >>「截教」を「断見外道」とする意見です。「断つ」で「截」か、うーむ、と思いました。 >> どう思われますでしょうか? おもしろいですねえ。いー訳ですよそれ。「タチキル教」なんかかっこいーかも。 確かに、原作ファンの叫びって「違う。違うんだーっ!」ってゆーことですよね。 まー、原作に比較的近い「光栄3冊本」もありますからねえ。 問題は、たとえば光栄版見たひとが、「内容が違う」と疑問に思うとき、どっち がどーなのか、示す材料がないっつーことですね。どっちも「訳」って書いてあ るから、わかんなくなっちゃう。 まー、その辺はあちきの本にも書きましたけどねえ。読んでいる人少ないですし ね。やっぱ少数派が、すみっこの方で、言っているだけですよん。 もっとも圧倒的多数は、フジリュー版なんでしょーけどねー。
>二階堂先生、hakoさま 2つの派閥の違い、結局よくわからないというのが実情ですが、「輪廻」に対する考えの 違いという意見も、ちょっと面白かったなー、などと考えています。 「截教」を「断見外道」とする意見です。「断つ」で「截」か、うーむ、と思いました。 どう思われますでしょうか? >AIさま HP拝見させていただきました。 翻案小説だとわかって読む分には、安能版、面白いと思いますよ。 エンターテインメント小説としてツボを押さえた作品だと思います。 ただ、ああいう訳し方をすると、他の作品に広がらないという部分が、私は気になっています。 登場する「宝物」を「宝貝」にしちゃうと、「封神」だけが特別になってしまって、同じ「宝物」 が出ている『西遊記』とかと、印象が相当に変わってしまうのです。 まあ、少数意見ですから、無視してくださって結構ですが、それを他がみんな真似して今や「 封神=宝貝の出てくるSF小説」っていうのが、定着しちゃった。確かに「封神」は異色だけど、 神怪小説の一つにすぎないのに...というのが「神怪小説ファン」として悲しいことなんです。 安能版の世界を楽しんでいる人の足を引っぱる気は毛頭ないです。 もとの作品とは違うということを押さえた上で、どうぞ楽しんでくださいませ。
hakoさま どーもでっす。『封神演義』原作普及協会会長、二階堂です(大ウソ)。 >>ところでこの事典に通天教主が入ってるんですが、これって道教? 通天教主は道教ですとも、ええ。ちゃーんと廟だってあるし・・・。 つーのは冗談ですけど、托塔天王よりは道教ですよね。托塔天王って 結局仏教ですから。 >>「截」は漢和辞典(白川静『字通』)で調べたところ、 >>「さえぎる、はばむ」という意味もあったので、これかな? あー白川先生ですか。ちょっと問題がある場合もあるけど、もちろん その意味でも結構ですよん。とゆーか、10通りくらい読めるんじゃ ないかなあ? でも、やはり「道教の一派」ですんで、あまり悪い意味の文句はつけ ないんじゃないかなー、と思いました。そんで「ハッキリ教」(笑)。 他から言われるならともかくなんですけどね。「われわれはトメチャウ 教だ。お前らアキラカ教とは違うのだ!」では、ちょっとねー(涙)。 自分から名乗っているから、よい意味にしました。そんだけです。あ との理由はありません。「われわれハッキリ教」の方がいーでしょ? あ、あと『道教事典』ですけど、この項目決定は、かなりアンバラン スです。いやー、実はあたしも参加しているんだけど・・・。『封神 演義』の項目見てね。
AIさま どーもです。二階堂でっす。HPも拝見しました。 >>なので私も「安能版は読み物としては面白いけど元とは違うみたいね〜」 実際安能版っておもしろいんですよ。読み物としてはいー感覚してますしねえ。 普通の訳だったら、こうは広まらなかったと思いますよ。 でも、やっぱあるんですよー。できれば直して欲しいとこ。 最大のものは「ナタク」ですー。あれは「ナタ」なんす・・・。漢和辞典 引いても、「タク」とは読めないんですーーー。講談社に手紙書きました けど、直ってません(涙)。そしたら、マンガも「ナタク」になっちゃっ て、もー広まっちゃった。 以下同様。 「聞仲」は「ぶんちゅう」「楊任」は「ようじん」「楊せん」は「ようせん」! ううう・・・、なんで正しい発音なのにマンガファンにイヤミ言われてしまう のかなー(涙滂沱)。 んで、やっぱこーゆーことは「原作ファン」としては悲しいんですよ。少しく らい、言わせてくださいって。いまやあっちの方がスタンダードになっていて、 あたしの書いた『封神の世界』なんて誰も読まないんだから。 むしろ少数の者が、「違うんですよー」と細々と布教しているんですからねえ。 立場弱いんす。見逃してくださいね(笑)。 むろん、「原作と違う」とゆーことがわかっているなら、おすすめですよん。
今日は大学の図書館で平河『道教事典』のコピーを取りまくってまいりました。 買うと一万近くしますからなぁ。 ところでこの事典に通天教主が入ってるんですが、これって道教? 通天教主が入ってて托塔李天王が入ってないのは、ちょっと納得行かないかもです。 (この大著にケチつける気はないけど) >二階堂先生 丁寧な解説、どうもありがとうございます。 >>問題は、截教の方なのよね。これってよく意味がわからん。「截」には、 >>截然といった、物事の区別をはっきりするという意味もありますけど、 >>通常は「切る」「ととのえる」という語彙であるのが普通です。 「截」は漢和辞典(白川静『字通』)で調べたところ、 「さえぎる、はばむ」という意味もあったので、これかな? と思ったんですけどね。違いますか〜。 >AIさま お久しです(^^) そちらのページを見ていたら安能訳批判批判(?)みたいなものが 書いてありましたので、うちなんかは端から見ると不愉快かなぁとか 思っておりましたが、カキコいただいてちょっと安心しました。 >>私安能版封神好きでネット上に辞書まで作ろうと目論んでますが、 >>いちおう「安能版はおおもととは違うらしい」ことは書いてます。 >>でも、それでもいいから安能版好き☆です。 いや、それなら全然オッケイ(死語)ではないでしょうか。 三国志演義なんて読んだこと無いけど吉川三国志は好き、 って人はかなり多いと思いますし、別物だと理解いただければ、 別に安能訳だけでもいいじゃん?と思います。 まぁ原作派の人としては、「ホンマモン」も広まって欲しいと思いますけど、 それはこちらの考えることですからね。 うちのページでも色々と戦略を練っています(^^)http://www02.u-page.so-net.ne.jp/tb3/s-hamabe/
来てみたら熱いですね〜☆ 二階堂善弘さん> 私安能版封神好きでネット上に辞書まで作ろうと目論んでますが、 いちおう「安能版はおおもととは違うらしい」ことは書いてます。 でも、それでもいいから安能版好き☆です。 あまり安能版ファンをいぢめないで下さいな。 ただ、知識の上では知っいても、ほとんどの日本人は触れる事 ないんじゃないのでしょうか? これがホンマモンっていうのが出てこないと・・・・ なので私も「安能版は読み物としては面白いけど元とは違うみたいね〜」 なんて曖昧な表現でしか書けないです。 あ、ですが「闡教」と「截教」の意味まで考えた事なかったから 興味深く読ませていただきました。もちろん今までのログも。 アキラカ教とハッキリ教なんて素的なノリをしていらっしゃいますね(^.^)http://member.nifty.ne.jp/OneDayMore/
hakoさま >>あれは、何で「闡教」と「截教」という名前になんでしょう? なんででしょー?(笑) これいーだすときりないのよね。「なんで通天教主は」「なんで番天印は」 と、無限に疑問が涌いてくると思いますぜ。 道教で、一応「闡教」というのはよい意味に使われます。しかしこの場合、 名詞じゃなくて、「教えを闡(あきらか)にす」とゆーことよね。 こいつを利用して、闡教、明らかなる、大いなる教えという名詞を考えた のだなー、ってことはわかります。 問題は、截教の方なのよね。これってよく意味がわからん。「截」には、 截然といった、物事の区別をはっきりするという意味もありますけど、 通常は「切る」「ととのえる」という語彙であるのが普通です。 マンガ以下のノリでデタラメに訳すと、アキラカ教とハッキリ教(をい)。
>二階堂先生 >>こんだけにしておきましょー。いずれバブルがはじけて、もっと客観 >>的な目で見られるよーになるでしょー。そんとき、志のある人だけが、 >>ちゃんとした訳に入ってくれれば、それでいーです。それはほんの一 >>握りの人でしょーけどね。 うーん。ちょっと引っ張りすぎましたね、ネタ。 こういう時に「もっとしっかりしなければなぁ、管理人が」と思う次第です。 何はともあれ、東方教主訳完成に向け頑張って下さいませ。 と、とりあえず話題を締めたところで浮かんだ疑問なんですが、 『封神演義』に「闡教」と「截教」っていう宗派がありますよね。 あれは、何で「闡教」と「截教」という名前になんでしょう? 「闡教」と「截教」という宗派自体、 『封神演義』の作者がでっち上げた存在だということは分かるんですが、 架空の宗派なら別に他の名前でもいいわけで、 何で闡截というネーミングになったのかなぁ?と思うんです。 明日大学で漢和辞典をちゃんと調べて見るつもりなんですが、 たしか闡はプラスの、截はマイナスの意味だったような…? もし漢字の意味通りでのネーミングなら、ますます特撮モノのノリですね(^^;)http://www02.u-page.so-net.ne.jp/tb3/s-hamabe/
うーん、だからあちきの行動は2つでっす。 1,東方版訳を作ること。 2,安能版などは、「原作とは違います」と布教すること。 こんだけにしておきましょー。いずれバブルがはじけて、もっと客観 的な目で見られるよーになるでしょー。そんとき、志のある人だけが、 ちゃんとした訳に入ってくれれば、それでいーです。それはほんの一 握りの人でしょーけどね。