「封神演義 論文目録」は、過去に日本・中国・台湾で発表された『封神演義』の関連論文をまとめたものです。私は専門ではありませんので(というか、ただのみーはー^−^;、データは完全には網羅出来ていないと思いますが、参考までにご利用下さい。また本目録に入っていない文献をご存じであれば、メールか掲示板でご教示いただければ幸いです。
なお本稿の作成に当たっては京都大学人文科学研究所の『東洋学文献類目』及び、二階堂善弘著『封神演義の世界(大修館書店)』、秋月観映編著『道教研究のすすめ(平河出版社)』などを参照しました。漢字は基本的に日本の当用漢字に従い、また敬称は略させて頂いています。
題名 | 著者 | 所収 |
試談「封神演義」 | 汪綺 | 文芸世紀 1959年-6 |
《封神演義》漫議 | [龍/共]維英 | 貴州社会科学 1996年-5 |
「封神演義」没有糟粕[口馬] | 黄秋雲 | 新建設 1956年-9 |
『封神演義』中『封神』的意義 | 胡万川 | 『一九九三年中国古代小説国際検討会論文集』 |
《封神演義》浅談 | 操戈 | 長江日報 1980年3月17日 |
従天意与人力的衝突論封神演義 | 張静二 | 漢学研究 6-1 |
《封神演義》 | 張政[火良] | 世界宗教研究 1982年-4 |
封神演義研究 | 沈淑芳 | 東呉大学碩士論文・民国68年 |
封神伝之暴君放伐論 | 陶希聖 | 食貨月刊復刊 2-11 |
『封神演義』について | 二階堂善弘 | 『封神演義(集英社文庫)』解説 |
『封神演義』に見る近代文学への萌芽:申公豹を中心に | 山本範子 | 中国学志 11 |
『封神演義』人物表−『封神演義』研究の一 | 遊佐徹 | 岡山大学文学部紀要 24 |
漫談《封神演義》 | 羅秋水 | [シ眞]池 1982年-9 |
封神演義考証 | 李光壁 | 中和月刊 3-12 |
《封神演義》 | 李知文 | 北京日報 1981年5月14日 |
“封神演義”的思想内容和芸術描写 | 劉世徳 | 『文学遺産選集 3』 |
題名 | 著者 | 所収 |
『金瓶梅』の構想−『封神演義』『三国志演義』との関係を中心に | 大塚秀高 | 『東方学論集 東方学会創立五十周年記念』 |
今本《西遊記》襲用《封神演義》説辨正 | 黄永年 | 陜西師大学報(哲学社会科学) 1984年-3 |
再論《水滸》和《金瓶梅》不是個人創作−兼及《平妖伝》《西遊記》《封神演義》成書的一個側面 | 徐朔方 | 徐州師範学院学報(哲学社会科学) 1986年-1 |
論《封神演義》的成書 | 徐朔方 | 中華文史論叢 53 |
《封神演義》作者補考 | 章培恒 | 復旦学報(社会科学) 1992年-4 |
封神演義与武王伐紂平話 | 趙景深 | 『中国小説叢考(斉魯書社)』 |
『封神演義』の成立について | 二階堂善弘 | 東洋文化 68 |
《西遊記》《封神演義》因襲説証実 | 方勝 | 光明日報 1985年8月27日 |
再論《封神演義》因襲《西遊記》−与徐朔方同志商権 | 方勝 | 徐州師範学院学報(哲学社会科学) 1988年-4 |
《封神演義》的成書及作者 | 陸三強 | 陜西師大学報(哲学社会科学) 1991年-2 |
元至治本全相武王伐紂平話・明刊本列国志伝巻一与封神演義之関係 | 柳存仁 | 『和風堂文集(上海古籍出版社)』 |
「封神演義」作者陸西星 | 柳存仁 | 宇宙風 乙刊24 |
封神伝作者考(邦訳版) | 柳存仁 | 東洋文学研究 3・4 |
陸西星・呉承恩事跡補考 | 柳存仁 | 中華文史論叢 1981年-2 |
題名 | 著者 | 所収 |
以那咤なた為定位看『封神演義』的天命世界 | [龍/共]鵬程 | 中外文学 9-4 |
《封神演義》的闡教和截教考 | 故文輝 | 学術研究 1990年-2 |
《封神演義》的道説 | 盛巽昌 | 上海道教 1991年-4 |
封神伝と民族の伝統 | 滝沢俊亮 | 東洋文学研究 7 |
封神演義と多神観 | 滝沢俊亮 | 『満洲の街村信仰(戦前・満洲事情案内所)』 |
論那咤なた | 張強 | 淮陰師専学報 1981年-4 |
道教和《封神演義》 | 陳遼 | 吉林大学社会科学学報 1987年-5 |
《封神演義》的多重至上神観 | 鄭至明 | 『中国小説与宗教(中華書局)』 |
妲己と狐−『封神演義』に見る、イメージ及び物語の成立に至る一過程 | 中塚亮 | 金沢大学中国語学中国文学教室紀要 3 電子テキスト版 |
民間信仰のなかの『封神演義』−台湾紅頭法師の伝授書をめぐって | 中野美代子 | 『中国学論集−伊藤漱平教授退官記念(汲古書房)』 |
那咤なた太子考 | 二階堂善弘 | 『道教の歴史と文化(平河出版社)』 電子テキスト版 |
怪、力、乱、神:《封神演義》的文化品位 | 潘承玉 | 晉陽学刊 1995年-5 |
『封神演義』作者による神仙像の改変について−長耳定光仙と燃灯道人を中心に | 山下一夫 | 芸文研究 72 |
『封神演義』−民間信仰とのかかわり | 横山友美 | 金沢大学中国語学中国文学教室紀要 2 |
《封神演義》与神仙、道教思想 | 羅永麟 | 民間文芸季刊 1989年-3 |
題名 | 著者 | 所収 |
布袋戯文学−論封神演義 | 王孝廉 | 『神話与小説(時報文化出版公司)』 |
宋評封神演義解題 | 王利器 | 徐州師範学院学報(哲学社会科学) 1992年-2 |
“車王府曲本”中的史詩式作品−『封神演義』 | 中山大学車王府曲本整理組 | 中山大学学報(哲学社会科学) 1990年-2 |
清蒙古車王府曲本『封神演義』について−封神故事の演変に関する一考察 | 角田美和 | 九州中国学会報 36 |
南音『那咤なた収妲己』『黄飛虎反五関』について−広東地方に於ける『封神演義』受容の一側面 | 角田美和 | 中国文学論集 28 |
評『略談封神演義』 | 李騫 | 新建設 1956年-7 『明清小説研究論文集(人民文学出版社)』 |
題名 | 著者 | 所収 |
武王伐紂平話−章回形式への道 | 芦田孝昭 | 中国古典研究 20 |
二郎神伝説について−伝説の傾向 | 内田道夫 | 漢学会雑誌 8-3 |
明代小説の中の北斗星信仰 | 小川陽一 | 集刊東洋学 54 |
明代小説における相法−三国志演義と金瓶梅詞話を中心に | 小川陽一 | 東方学 76 |
黒神源流 | 沢田瑞穂 | 『中国の民間信仰(工作社)』 |
仏教故実与中国小説 | 臺静農 | 『静農論文集』 |
従仏教経典到民間信仰 | 張瑞芬 | 興大中文学報 5 |
那咤なた人物及故事之研究 | 陳暁怡 | 逢甲大学碩士論文・民国83年 |
太歳殷元帥考 | 二階堂善弘 | 論叢アジアの文化と思想 3 |
毘沙門天信仰の東漸について | 宮崎市定 | 『中国文明論集(岩波文庫)』 『宮崎市定全集 19(岩波書店)』 |
二郎神考 | 容肇祖 | 中山大学民俗叢書 2 |
二郎神攷 | 吉田隆英 | 集刊東洋学 33 |
毘沙門天王父子与中国小説之関係 | 柳存仁 | 新亜学報 3-2 『和風堂文集(上海古籍出版社)』 |
本稿の作成に当たって、以下の方々より情報提供を頂きました。この場を借りてお礼申し上げます。
・二階堂善弘さま
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