『封神演義』のリライト小説。出版社の名前や表紙から受けるイメージとは裏腹に、いたって真っ当な内容です。むしろ、現代小説としてはセリフ回しなど、原作に忠実すぎるきらいがあるくらい。小説なので当然、一部にアレンジは入っていますが(哮天犬がオカマとか…笑)、原作の入門用としては十分薦められると思います。ただネックは、まだ最初の1巻しか出ていないことですね。続編の刊行に期待です。
立原とうや/著 ノアール出版ノベルズ 934円 1998/12刊
『封神演義』をモチーフにした未来小説。21世紀末、主人公・幸田亘は台湾の会社が開発した仮想世界「セレス」への視察に向かった。しかしその途中、亘は塔で神々しいまでの美女と出会い、やがてセレス・ネットワーク上を揺るがす一大事件に巻き込まれる…という筋書きです。後半ハードSFちっくになるのがいとをかし、かも。なかなか面白いですよ。
南條竹則/著 講談社 1,800円 1999/4刊 出版社のサイト
安能務監修・いのまたむつみキャラクターデザインのドラマCD。未聴。
エニックス 2,857円 1999/3刊
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