- Microsoft Windows XPインストール -

Microsoft Windows XP

 

2003.12.27

年の瀬も迫った午前1時。EVOは年賀状と格闘しておりました。

今年はなんとか間に合った。(笑)

作業も終わりネットしているとあるホームページにこんな書き込みがありました。

NECのPCを使っているのだが、「Windows XPを使ってみたいがNECに相談したらできません。」と言われたとのこと。

この方のPCはWindows98がプリインストールされているモデルだそうです。

98がプリインストールなら入るんじゃないだろうか。。

とりあえずNECのサイトを調べてみるとWindows XPに適合している機種は、

2000年2月〜2001年9月 出荷開始機種 (一部のマイクロタワーモデルを除く)と確かに記載されていました。

やはり新しいOSは良いか悪いか別として使ってみたい!と言う気持ちはよくわかります。(笑)

では本当にこの方のPCに使えないのでしょうか?

ということであえて今回は適用外の機種にXPをインストールしてみることにします。

では現行OS Windows XPとはどんなものなのでしょうか?

XPとは「experience」の略。経験と言う意味だそうです。

Windows XPは、Windows 2000とWindows Meのコードベースからなる初のホームユーザー向けOSで、開発コードは「ウィスラー」。

日本語版は、2001年11月16日に発売されました。

現時点でSP1(サービスパック1)となり動作もかなり安定してきています。

ではどんな環境なら動作するのでしょうか?

マイクロソフトによるとWindows XPを使用するには以下の要件を満たしている必要があります。

・クロック速度 300 MHz 以上のプロセッサを搭載したPC 。またはこれらと互換のプロセッサを推奨。

・Intel Pentium/Celeron 系列、 AMD K6/Athlon/Duron ファミリ、 RAM を推奨 。

・1.5 GB のハードディスク容量 。

・Super VGA (800 × 600) 以上の高解像度ビデオ アダプタおよびモニタ。

・CD-ROM または DVD ドライブ 。

・キーボードおよび Microsoft Mouse。またはこれらと互換のポインティング デバイス。

とあります。

今回、このXPを長年使ってるNECのVALUESTAR NX VS30Dにインストールしてみます。

このPCは1997年製で、NECが「これはDOS V機じゃない!」といい張った(爆)VALUESTARのファーストモデルです。

仕様はペンティアム2の300Mhz、メモリは標準で32Mですが、PC100CL2 128Mのメモリを3枚積んで、384Mに拡張してあります。

購入したときはWindows 95がプリインストールされていました。

このPC以上の性能があればたいがいインストール出来ます。

それにしても このPCには今まで随分お世話になったな。(笑)

今日までWindows Meで稼働していました。

これはマイクロソフトが言う、XPが動くギリギリの仕様ですがNECが適用外の機種としているのであえてやってみます。

っていうかもう結果は分かってるですけどね。余裕で入るんですよ。

もっと遅い機種にもインストール成功してますから。(笑)

よくXPは重い!重い!と聞きますが、Meとそんなにかわらないんじゃないかと思ってます。

びっくりするほど遅くはないですよ。

あとはメモリーですね。256Mくらい積めばかなりいい感じに動いてくれます。

友達の知り合いのPC屋さん?が言うには、「128M以上のメモリーがないとXPはインストールさえできない。」

と断言していましたが、これもウソです。

とりあえず64Mあればインストールはできます。

ハードディスクですが、1.5GBでは足りません。

ウインドウズアップデートも考えると最低3GB以上あったほうがいいでしょう。

 

ご注意!

これは決してXPをお勧めしてるわけではありません。

適用外の機種にもインストール出来ることを紹介しています。

今使っているOSで満足していればそれでいいわけですから。

OSを書き換えるのはそれなりのリスクが伴います。

メーカー製のリカバリCDとは違いクリーンインストールはある程度知識が必要です。

注意点ですが、もともと入っていたアプリケーションや周辺機器がXPに対応してない場合、動かなくなることがあります。

特にCD-R、RWなどのライティングソフトは要注意です。

XPは沢山のドライバを実装していますが、念のためディスプレイのドライバ や、LANのドライバなど確認しておきましょう。

こちらはドライバのリンク集です。 

UpdateLink:PCドライバ、ダウンロードサイトリンク集。

またWindows 2000用のドライバも使えることもありますよ。

 

それでは早速インストール作業を始めます。

最後のWindowsMe画面。これで見納め。

最後のWindows Meの画面。

今回はCドライブにXPをクリーンインストールします。

とりあえずDドライブに、メール、メールアドレスなど消えてはまずいデーターをバックアップします。

あとネットのログインID パスワードなども確認してください。

それとLANボードのXP用ドライバをメーカーからダウンロードしておきました。

これで最悪ネットに繋がらなくならないようにしました。

 

この画面でF2キーBIOS設定画面

XPはこれまでのOSと違い起動ディスクを使いません。

なのでBIOSの設定で、CD-ROMが一番先に読み込むように設定を変更して保存をかけます。

NECの場合、起動画面にNECと表示されているときに、「F2キー」を押すと表示されます。

 

XPのCDをドライブに入れ再起動させます。

左上にメッセージがでたらエンターキー。

するとWindowsセットアップ画面になりインストールに必要なシステムファイルを読み込み始めます。

 

NTFS方式でフォーマット

Cドライブの領域を確保しNTFS方式でフォーマットをかけます。

以前のOSだと起動ディスクのFDISKで領域など確保しなくてはいけませんでしたが、

XPでは簡単にできるようになりました。

 

インストール中!

プロダクトキーなど画面にそって入力します。

あとはすべて自動でインストールされていきます。

今までのOSで一番簡単かもしれません。

 

インストール中盤!

左下の残り時間でていますがこれは全然あてになりません。(笑)

かなり時間はかかります。

一時的にフリーズしたかのように動かなく見えることもありますが、ちゃんと動いてます。

 

おっ!おっ!

しばらくすると自動的に再起動します。

そして起動画面がXPに変わっています。

 

起動しました!ルナです。そしておなじみの草原(笑)

起動の速度はMeより速くなっています。

 

このPCにインストールして問題があったのは2点です。

1つ目はよくみると画面が少し左に寄ってます。スタートのアイコンが欠けているのがわかりますか?

これはディスプレイの方で調整出来ました。

2つ目は音が出ませんでした。

これはNECのサイトからこの機種のWindows2000用のサウンドドライバーで代用しました。

 

DドライブをNTFS形式でフォーマット

最後にCドライブにDドライブのバックアップファイルを移しDドライブをNTFSでフォーマットかけます。

あとはアプリケーションをインストールし直してすべて作業終了です。

全部で約4時間の作業でした。眠い。(笑)

しかしこんなに簡単にXP環境に移行できるとは思いませんでした。

NECは「何を根拠にできない!」と言っているのでしょう?

確かにOSの書き換えは慣れていないと大変かもしれません。

きっと問題が起こったときのためにある程度の機種を以外を適用外にしてるのかもしれません。

OSの書き換えはもちろん自己責任です。

新しいPCを売るのも大切かもしれませんが、

事実できるものをあたかもできないかのようにサイトに公表しているNECの姿勢に疑問を感じます。

PCの部門ではよっぽどSONYのほうが親身に対応してくれます。

 

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