- YAMAHA MG-MUG ヴォリュームポッド交換 - |
2004.4.28
MG-MUG のヴォリュームが回らなくなりました。
ギターではよくある症状なのですが、回らないくらいだとかなりの末期です。
おそらくガリが発生してたのを放置しすぎて回らなくなってしまったようです。
ここまで来ると新品に交換しないといけません。
やはりガリ対策にたまに回してあげないといけないですねぇ。。
このギターは写真中央がヴォリュームになります。ここで音の大きさを調整します。
一般的なギターにはヴォリュームとトーンのつまみがあるのですが、
このギターはB'zの松本モデルでこの当時松本さんはトーンをあまり使わないせいか回路自体カットされています。
5WAYスイッチでシングルのハーフトーンがだせるバイサウンドシステム搭載です。
EVOはこのネオン管のデザインが結構気に入っています(笑)
ピックアップですが、ハムバッキング、シングル、ハムバッキングというピックアップをマウントしています。
ハムバッキングのピックアップが入ってるので、ヴォリュームは500kΩのポテンションメーターが入っています。
このギターを数本持っていますが、製造時期によってもAカーブかBカーブかの違いがあるようです。
EVOはAカーブのほうが好きなのですが、今回修理したギターはBカーブが入っていました。
なので修理のついでにAカーブに交換しようと思います。
ちょうど楽器屋さんで買い置きしていたポテンションメーターがあったのでコレを使うことにします。
ちょっと文字が小さいのですが、POT 500Aと印刷されているのが分かるでしょうか?
これはこのポットが500kΩのAカーブということを表しています。
価格は一個500円。
袋からだしてみると背面にA500kΩと印刷されています。
それでは交換作業に入ります。
まず六角レンチでヴォリュームつまみを外します。
外すとこんな感じでポットの先の部分が現れます。
12mmのボックスレンチで緩めます。
ギター背面側のバックプレートを外します。
ネジ四本で止まっています。
ポッドと5WAYスイッチが見えます。
ハンダごての作業になりますのでボディの塗装を痛めないよう、アルミホイルでカバーします。
ハンダ吸い取り線を使うと簡単に外せます。
配線を忘れないようにしながら取り外します。
ハンダの作業の写真は撮れてませんが綺麗に交換できました。
配線も元どうり接続してアンプを通して実音で確認します。
今回取り外したポッド。
今回ガリが発生し悪くなっていた部分です。
ガリと呼ばれるものは専門紙でもよく使われますが、
もう捨てるだけなので今回どんなものなのか分解してみます。(笑)
分解するとこんな感じです。
カーボンのレールが見えます。
今回ものすごい力でも回らなかったのですが、この写真の矢印の部分から回りませんでした。
ギターやアンプのヴォリュームはこまめに回してたまに潤滑剤などでメンテナンスしてあげないといけないようです。