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しばらく歩いて中腹にたどり着いた。

「なぁ〜准、どうせ行き先わからんのやし、今日はもうはよ宿行って寝ようで〜。」 翼は言う。

「だあ〜オイラもクタクタなのだ〜賛成なのだ〜。」 と、准も言う。

そうして二人は宿に泊まった。・・・翌日、二人は元気良く起きて、宿を出た。

「なあ〜准〜メシにしようで〜。」 翼が言う。

「分かったのだ。ちょっと待つのだ。」 准が答える。

「・・・破!」 ポンッ!中華料理が次々に出る。

実は、准は転生する前に太一君に頼んで術だけは使えるようにしておいたのだ。

術さえ使えれば食料にも薬物にも困らない。そう考えたからだ。

「いやぁ〜准の術さえあれば食料だけは困らんな〜♪」 翼は浮かれ声で言う。

「でも、体力を消耗するから、考えて使わないとオイラの身が持たないのだ。」 准が答える。

「准が倒れても俺は動けるし〜な〜んも不自由あらへ〜ん」

翼はまるで、「いいだろ〜」と言っているような口ぶりで言った。

「ポカッ!!」 それを聞いた准が翼を叩く。

「何すんねん准!痛いやんけ!」 翼は怒って言う。

「さっ腹ごしらえも済んだことだし、出発するのだ。」 准は、怒っている翼を無視するように言った。

そうして二人は中腹から頂上に向かって歩きだしたのであった。



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