第2話 札幌から
8月4日、飛行機の最終便で、峰崎と荒木は、北海道・新千歳空港へ向かった。
その日は、札幌市内のホテルで1泊した。
しかし、2人とも、眠れないようだ。
翌日、2人は午後5時に、札幌駅へ向かった。
家族連れ、カップル、一人旅のような人など、いろいろな人がホームにたっていた。
別に怪しい人はいない。もしかしたら、他の駅で乗ってくるのか?峰崎はそう思っていた。
午後7時、北斗星4号が滑り込んできた。
北斗星は、全国でも有名な豪華寝台特急。
札幌〜函館では、ディーゼルカーDD51が2連で、函館〜青森の青函トンネル経由
の津軽海峡線では、ED79が、青森〜上野は、EF81が、客車を引いて走行する。札幌〜上野間を17時間で走る。
停車駅は、南千歳、苫小牧、登別、東室蘭、伊達紋別、洞爺、長万部、函館、盛岡、一ノ関、
仙台、福島郡山、宇都宮、大宮、上野である。
途中、函館〜盛岡間は、夜中のため、駅に停まらない。しかし、青森で、機関車交換
作業のため、5分ほど停まる。しかし、ドアは開かない。だからといって安心はでき
ない。犯人は、窓から逃げ出すかもしれない。用心して行動しなければならない。
2人は、北斗星に乗りこんだ。
19時25分、列車は、動き出した。
そして、死の寝台特急(デッド・スリーピングトレイン)は、本州向けて、走り出した。
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