第壱章 新しき伝説の始まり
繰り返される伝説 その伝説の封印が、また壱つ、とかれる事に成るーーー
「麗惶ー。また明日ねー。」
「うん、優理もまた明日ー。」
「さてと、今日も図書館で憂さ晴らしだーっ。」
この少女は桜井 麗惶(さくらい りおう)。
今日も大親友の桜川 優理(さくらがわ ゆり)と別れていつも行っている都立中央図書館へと足を伸ばした。
麗惶はバスケットが大好きで、バスケットクラブに入っている。その中でもとても上手い方だ。
その為か、バスケットボールはいつも所持している。
「今日はどんなのを見ようかなー・・。」
麗惶は、しばらく図書館を見て廻った。
「・・・?一般者閲覧禁止図書??」
麗惶は、何故か一般者閲覧禁止図書に引きつけられていった。
「なんだろう・・・ちょっとだけ、ちょっとだけ入ってみよ♪」
しばらく見ている後、麗惶はとても古い本を見つけた。
「何、これ・・・・四神・・・・天地書??」
麗惶の廻りを、不思議な空気が包み込むーーーーー。
「っ!!開かない・・・」
麗惶は、四神天地書を元に戻した。
だがすぐに、四神天地書に似ている本を見つけ、手を伸ばした。
「飛・・竜・・天地書??さっきの本と似てる・・・まさか、また開かないんじゃ・・・」
麗惶は、そう言いながら、本の表紙に手をかけた。
「・・・開いた・・・」
飛竜天地書には、こう記されていた。
「是は、四神天地書の物語が全て終わった後に必ず表れる飛竜の物語である。
内容は、四神天地書と至極似ている。
四神天地書は、巫女が七星を探し出し、神獣を呼び出す物語だが、
飛竜天地書は、巫女が七星を探し出してから、飛竜が封印してある祠を見つけ、飛竜の封印をとかなければならない。
さもなければ、願いは叶わないし、飛竜天地書からは出れないのだ。飛竜は、巫女を待っているのだからーーーー。
そこまで手間をかける理由は、後にわかるであろう。
巫女が天地書にいる間は、巫女の世界の時間はとまっている。
巫女は、飛竜天地書を開く運命にあるもの。
つまり、この本を開いた者が巫女となり、この本の中で飛竜の封印をとく事になるのだーーーーーー。」
「何・・・・私が・・巫女って・・・事??」
麗惶がそう言った時には、飛竜天地書から緑色の光が麗惶を包んでいた。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 一瞬の沈黙。
そして、麗惶の姿は跡形もなく消えていた。
麗惶が落とした為、床で閉じられていた飛竜天地書は、隙間から入ってくる風ではためき、最初の頁が開かれた。
飛竜天地書に、また何かが書き足されていた。
「巫女、天地書に入られたり。また、新しい伝説が始まったーーー。」