10月4日(土) 山形県山形市〜山形県飯豊町

山形YHはとてもマンガの多いYHだ。
なつかしいバビル2世を発見して、ついつい読破してしまった。
できればここに何泊かしてあんなマンガやこんなマンガも読みたいところだが、
ここはがまんして先を急ごう。

途中休憩をしていて、出発しようとしたとき、近くを通りかかったおじさんが話しかけ
てきた。
どこからきたの、どこまでいくの、というような話をした後、
「パンクとかしないの?」
という話になった。
「いや、いまのところだいじょうぶです。」
とか言っていたら、おじさんはおもむろに小銭入れを取り出し、
「これ、パンク修理代」
といって、500円玉を2枚くれた。
「あ、いや、え、どうも」
遠慮しないたちの私は、思わずその1000円を受け取ってしまった。
毎日いろいろなことが起こる今回の旅であるが、
ついに知らない人からお金をもらってしまった。
まあ、素直に「うれしい」と言っておこう。

浜田広介という人を知っているだろうか。
わたしは残念ながら知らなかった。
山形県高畠町出身の童話作家らしい。
そして、「泣いた赤鬼」を書いた人らしい。
ああ、それならわたしも知っている。その、浜田広介さんの記念館があったので入って
みた。
展示物には特に見るべきものはなかった。
たまたまビデオ上映の時間にあたったので、童話のビデオ2本をみた。
けっこう凝った作りでびっくりした。
そのうち一本は「泣いた赤鬼」で、25年ぶりぐらいに「泣いた赤鬼」がどんな話だっ
たのかを思い出した。

飯豊町の松岡公園キャンプ場へ行く。
ただの広場に炊事場とトイレがある、という感じで、まわりの景色もあまりよく見えな
いし、自動車で若者が何人か来ていてなんとなく落ち着きが悪い。
すぐ近くに道の駅があったので、そこでビールを買ってきてテントで飲み、8時には寝
てしまった。

本日の走行距離 58.47km
宿泊地 山形県飯豊町 松岡公園キャンプ場