pokemon jet '99  japan 2004.10

降機。羽田に着いた。pokemon jet '99、おつかれさま。

でも飛行機は、こうやって一日に何度も飛ぶんだよな。ゴミを出して新しいものを積んで、乗客を入れ換えて一時間で再び飛んだり。
車なら乗ってても運転してもそうは思わないのに、飛行機はもうこれで一日休ませてやれよ、と思うのは、乗りなれていないからだろうか。
それとも、やっぱり(自分は)恐いのかな、数十トン、数百トンの金属・プラスチック・機械の塊が空を飛ぶのは。

飛行機に乗るときには「行ってらっしゃい」、飛行機を降りたあとには「おかえりなさい」と言われます。私は好きです。いい表現だなあ。



 「国際線を担当する飛行機は、飛行回数の多い近距離の国際線で1日に2往復、つまり4回飛べば多いほうで、1日に1回しか飛ばないこともあります。
例えば、東京―ニューヨーク便のように、約12時間30分かかるフライトもあります。
 では、国内線はというと、地上に1時間、飛行時間に1時間程度という繰り返しで、飛行回数は少ない飛行機で1日に4回、多い飛行機では9回程度も飛行します。
つまり、朝の6時に羽田を飛び立って、22時まで1時間おきに、空と地上を休みなく往復していることになります。」

( 航空豆知識 )





旅客機の整備

名称 サイクル タイミング 内容
オン・コンディション
(コンディション・モニタリング)
常時 エックス線、テレビ・スコープ、エンジン・オイルの分析などで機体の状態を常時監視、
設定した品質基準を下回る部材が発見されたとき、その交換をする
T整備 プリフライト・チェック 到着・出発時 外観からの機体の状態のチェック
A整備 飛行時間250時間毎 運航の合間 エンジン・オイル、作動油の補充、動翼、タイヤ、ブレーキ、エンジンの点検
B整備 飛行時間1000時間毎 運航の合間 特にエンジン関係の点検
C整備 飛行時間3000時間毎 4,5日運航を休んでの点検 格納庫に入れて、機体構造の外部からの検査、部品類の交換、簡単な改修
 ( D整備  オーバーホール  2〜3週間  ドックに入れて、機体の内部構造の検査、重整備 )
H整備 3,4年に一度(不定期) 1〜2週間運航を休んでの点検 格納庫に入れて、積極的な機体の改修、再塗装


旅客機の清掃(日本航空の場合)

名称 サイクル 対象
No.1クリーニング 1週間に1度(国内線は5日に1度) 機体外面のうち運航で汚れやすい部分
No.2クリーニング 45日に1度(年に約8回) 機体外面全体と着陸装置



( 旅客機大全 中村浩美 新潮文庫 2002年3月1日発行 )



 「今日では、航空機は耐用年数25年以上を目安に製造されており、連日の飛行による加重にじゅうぶん対応できるようにつくられている。
 極端に変化する天候、35度の地上気温から通常巡航時のマイナス60度という大きな温度差、翼にかかる応力、離着陸で受ける加重、エンジンの振動なども、
ほとんど問題にならない。」
 「しかし、航空機一機ずつを見れば、着陸時の落着、悪天候、乱気流との遭遇などが過剰な負荷をあたえることもあり、危険品貨物、トイレ、ギャレーからの流出物
によって腐食を受けることもある。」
 「したがって、腐食箇所と金属疲労による亀裂の発見は、重要な点検項目の1つである。」


( ボーイング747−400の飛ばし方 著スタンリー・スチュワート 訳小西進 講談社 )



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