この文章「日本の表現」は、自分の趣味の領域(バンド)で持っていた疑問の解決を図ろうと試みたものです。1990−1991年に、大学の社会学科の論文として書きました。2003年ここに記述するにあたり、表現を少し変えたところがあります。
また書き写していて、当時と今では考え方が違うな、と感じた部分が在ります。それは「神」に関する部分と、それから文章そのものが、当時は問題提起のつもりで書いたのですが、90年代に入って以降感じるのは、思ったより明るい世の中の変化です。この文章のテーマの起点である“日本の音楽”については、2000年頃、世の推移は明るいように感じました。
|