まえがき
 

 この文章「日本の表現」は、自分の趣味の領域(バンド)で持っていた疑問の解決を図ろうと試みたものです。1990−1991年に、大学の社会学科の論文として書きました。2003年ここに記述するにあたり、表現を少し変えたところがあります。

 また書き写していて、当時と今では考え方が違うな、と感じた部分が在ります。それは「神」に関する部分と、それから文章そのものが、当時は問題提起のつもりで書いたのですが、90年代に入って以降感じるのは、思ったより明るい世の中の変化です。この文章のテーマの起点である“日本の音楽”については、2000年頃、世の推移は明るいように感じました。

 

 
 ※2003年現在は、ちょっと微妙な感じがしないでもないです。1998年以降、(J−POPの?)CDの売り上げも落ちているそうです。CDの生産は4年連続前年度割れ(2003年12月現在)で、「10年前の市場規模に逆戻りした2002年」を、2003年はさらに下回る見込み(2003年12月現在)なんだそうです。このところ「日本の音楽」のパワーは落ち気味である、と感じるのが理由でなければいいな、と思います。
  あるいはまた、このところ韓国や中国のパワーを感じ始めます。これはひとつの前向きな感じがして、地球上の各地で百花繚乱、になればいいな、と感じます。その中で日本(国籍ではなくて地域・文化として)も負けないぞ、と。


 ※2004年はK−POPの年?もしくは、J−POPとK−POPの重なる部分が新しい展開・隆盛を見せる年?2003年の年末、何かそんな予感が・・・。
 (アメリカと東アジア、アメリカと日本の(精神的・気分的)融合は、たぶん野球から?)
 ↑と思っていたら、野球だけじゃなく、2003年のクリスマス(の)時期、この文章(を書いた動機)を乗り越えるに足る(と思われる・感じられる)、この文章を捧げて締めくくるに相応しい『映画』が、 “ハリウッド映画” から出ました。
 


この文章を、2003年12月公開(日本で)の 映画 「THE LAST SAMURAI」 に捧げます。  2003年12月21日
 
THE LAST SAMURAI

WARNER BROS.PICTURES
PRESENTS
A
RADAR PICTURES/BEDFORD FALLS COMPANY/CRUISE-WAGNERPRODUCTION ANEDWARD ZWICKFILM TOM CRUISE"THE LAST SAMURAI" TIMOTHY SPALL KEN WATANABE BILLY CONNOLLY TONY GOLDWYN HIROYUKI SANADA KOYUKI MUSICHANS ZIMMER EDITEDSTEVEN ROSENBLUM,A.C.E VICTOR du BOIS PRODUCTIONLILLY KILVERT PHOTOGRAPHYJOHN TOLL,ASC PRODUSERSTED FIELD RICHRAD SOLOMON VINCENT WARD CHARLES MULVEHILL PRODUSEDEDWARD ZWICK MARSHALL HERSKOVITZ TOM CRUISE PAULA WAGNER SCOTT KROOPF TOM ENGELMAN WRITTENJOHN LOGANANDMARSHALL HERSKOVITZ&EDWARD ZWICK DIRECTEDEDWARD ZWICK


ザ・ラスト・サムライ

監督/制作/脚本 エドワード・ズウィック 制作/脚本 マーシャル・ハースコビッツ 制作 トム・クルーズ、ポーラ・ワグナー、スコット・クルーフ、トム・エンゲルマン 脚本/原案 ジョン・ローガン 製作総指揮 テッド・フィールド、リック・ソロモン、チャールズ・マルベヒル、ビンセント・ウォード 撮影 ジョン・トール,ASC 編集 スティーブン・ローゼンブラム,A.C.E ビクター・ドゥボイス 美術 リリー・キルバート 衣装 ナイラ・ディクソン ハンス・ジマー 撮影地 日本、ニュージーランド、ロサンゼルス

キャスト
トム・クルーズ、ティモシー・スポール、ビリー・コノリー、トニー・ゴールドウィン、渡辺謙、真田広之、小雪、中村七之助、菅田俊、福本清三、原田眞人、小山田シン


 
 




 
 では、どうぞ、お読み下さい。
 
元版 1990−1991年
今版 2003年




 
日本の表現 −目次−へ
日本の表現へ