法 の 深 山 土岐善麿作詞 一、 三、 のりのみ山の さくら花 法のみ山の 秋の月 昔のままに 匂うなり 昔のままに 照らすなり 道の枝折(しおり)の 跡とめて 教えの風に 胸の雲 さとりの高嶺の 春を見よ はらいて真如の 月を見よ 二、 四、 法のみ山の ほととぎす 法のみ山の 白雪は 昔のままに 名のるなり 昔のままに つもるなり 浮世は夢ぞ 短か夜と 身をも捨てたる 跡ふみて 驚きさます 声をきけ 深き教えの 奥をとえ |