【記事の内容】 読売新聞 2004年5月16日(日曜日)

平和の願い詩歌に込め −神大講師小橋さん 作品集を出版
紛争被害者に売り上げ寄付へ

 神戸市北区の神戸大非常勤講師小橋かおるさん(39)が、平和への願いを込めて詠んだ短歌と詩の作品集「花と爆弾−もう、戦争の暴力はやめようよ−」(A5判、六十七ページ)を出版した。売り上げは、民間活動団体などを通じてアフガニスタンやイラクで紛争被害に遭った子供たちに寄付する予定で、小橋さんは「一人でも多くの人が現地の状況に関心を寄せるきっかけになれば」と話している。
 神戸大大学院で英語の論文作成に明け暮れていた一九九八年、偶然目にした短歌のテレビ番組で、情景や心情をコンパクトに伝える短歌の新鮮さに目覚め、作品を詠み始めた。 三年前からは、戦争や平和をテーマに作品を手がけるようになり、「紛争の犠牲になっている子供たちのために何かしたい」と、作品集の出版を思いついたという。

<爆弾が空がら降ってこくる年は児らよ子熊と冬こもりせよ>

<首をたれ日干しレンガをひた作る九つの児の象のような手>

 現地に思いをはせながら詠んだ二十九首と詩四編を英語と日本語で収録。挿絵も自ら描いた。小橋さんは「いつか、この本を持って現地に行き、子供たちに勉強を教えてみたい」と話している。一部1500円。間い合わせは北羊館(042・569・1259)か、小橋さんのメールアドレス(kaorukobashi@hotmail.com)。

写真下−作品集を手に「子どもたちが希望に満ちた日々を送れるように」と話す小橋さん