ミランvsボローニャ観戦記(2003/9/13)

サン・シーロスタジアム

2003年秋にイタリア旅行に行き、ミラノでセリエA第2節を観戦した。これまで何度か海外で サッカー観戦をしたが、今までで一番大きなスタジアムでの観戦。サン・シーロは見学ツアー もあるということで、試合前日に行ってみることにした。
サン・シーロへはドゥオーモ横のMazzini通りから24番のバスにのって、終点のAxum駅まで。 ちなみにすぐ横にサン・シーロ競馬場があるのだ。まずは見学ツアーの事務所に行ってみる と、ツアーは10分後からということだったので、まずは併設されている博物館に入る。ここ はミランとインテルにまつわるものがいろいろ飾ってあるのだ。さすが名門の両チーム、 過去様々な有名選手が在籍し、タイトルも数多く取得している。どっちかといえばインテル よりミランが好きなのだが、大好きな選手マテウスは全盛期にインテルにいたんだよなー。 マテウスのユニとか蝋人形とか写真とってしまったが、ここでは敢えてミランの一時代を 築いたオランダトリオに関する写真を載せてみた。

博物館をぐるっと回ったところで、見学ツアーが開始。まずは1階席からグランドを見渡す。 でかいなー。さすが8万人入るスタジアムだ。当然ながら専用スタジアムなのだが、普段は 日本でしかサッカーを見れない者としては、この規模のスタジアムを目の当たりにすると やはり感動してしまう。これが本場やねぇ。VIP用の席にはモニタがついていたり、椅子が ちょっとふかふかしてたり。モニタがあるのはいいねぇ。生観戦してるとリプレイが見たい 時があるからな。試合前日だったのでVIP用の控え室らしきところには入れず、次は選手の 控え室に案内される。ミランとインテルに別れた控え室、実際中に入ったことはなかった が、シャワーやトイレまで見ることができた。最後にグランドレベルに降りてコーナーあたり まで行かせてもらったが、試合前なのもあり中には入っちゃダメだと言われたす。
スタジアム見学はこれで終了、気分が盛り上がってきた。

チケット購入〜試合観戦

サン・シーロを出たあと、チケットを購入するためにバスを乗り継ぎ5月24日広場(P.za XXIV Maggio) へ。ここにACミランの公式ショップ、ミランポイントがあるのだ。ここでまずはチケットを買わねば。 多分大丈夫だと思いつつも前日だし多少不安に感じながら並ぶ。順番がまわってきて聞いてみると、 狙っていた2階席バックスタンド側はかなりボローニャ寄りだが無事入手できた。これで一安心だ。さらに 地下にあるオフィシャルショップでユニを買う。背番号入りの本物ユニに本人サインつき、なんてのも 売っていた。とりあえず俺はルイ・コスタ、直ちゃんにシェフチェンコのネームを入れてもらいユニ もGET。これで準備万端でしょう。ホテルに戻って次の日に備える。

試合当日、レプリカユニを着て気合十分だ。試合は19時くらいからだったので、まずは隣の競馬場に 行ってちょうど最終レースが終わってからスタジアムへ向かう。外の売店でパンと水を買い込み、 席に着いてまわりを見渡すと、まだ3、4割程度の客の入りかな。でもミランのサポーターゾーン は既にいっぱいで、遠めに見ると赤い(笑)。サポーターの場所はゴール裏の1階席ではなく2階席 みたいだ。

しばらくすると客席も埋まり始める。そして選手たちがアップに出てきた。先にボローニャが 登場し、次にミランの選手たちだ。シェフチェンコはなんとなく認識できた。生の選手を見る とこっちも盛り上がるな。しばらくのアップの後選手は一度引き上げ、遂に入場。サポーター ゾーンは既に興奮してきており、すでに発煙筒も焚かれ始めた。これが本場の発煙筒だ。 試合開始直後には煙はほぼ反対側に座っている俺らのところまで届き、ちょっと煙い。選手 もよく平気だなぁ。さすがヨーロッパサッカー?!

ミランのスタメンは後ろからジーダ、シミッチ、ラウルセン、ネスタ、コスタクルタ、 ピルロ、ガットゥーゾ、セードルフ、ルイ・コスタ、シェフチェンコ、インザーギ。 マルディーニは怪我で出ておらず、代わりに左サイドバックがベテランのコスタクルタだ。 ルイもスタメンでよかった。リバウドはベンチにも入らず。。ボローニャは全選手わからな かったので省略するが、キーパーは懐かしい元代表のパリュウカ、シニョーリも出ている。 試合が最初に動いたのは前半20分。ピルロのFKをシェフチェンコが頭で合わせて先制だ! 大興奮のスタジアム。発煙筒もさらに激しくなるし。サポーターゾーンの真下に当たる1階席 は、一部人がいないと思ったら、発煙筒の残り火が落ちたりしてるんだよね。。危ないのう。。 前半は多少ミランが押し気味ながら、不安なのはラウルセンの守備。どうもドタバタした 感じでボールが足につかない事が多く、パスも精度が低い。結構やばいシーンも多くあって、 このままじゃそのうちやられそうだなあって感じだ。しっかりしろ〜。期待のルイはイマイチ キレてなく、ちょっと不満の残るデキだ。まだミランにきて1点もとってないしなぁ。そして 32分、遂にボローニャのネルボに強烈なミドルシュートを決められて同点。これは凄いシュート だった。前半はそのまま終了。

後半に入ると試合はまったりして内容が悪い。ルイは全然ダメだし、ボローニャもカウンター 中心なので積極的な試合運びではないし。結局ルイはセルジーニョに替えられてしまった。 さらにシミッチに替えてカフーを投入し、サイドからの攻撃に期待するものの、それほど効果 的な変化にはならず。残り15分くらいでトマソンも投入されたが、あまりボールには触れず 攻撃は本当にイマイチだった。後半はラウルセンがちょっとよくなっていたのと、コスタクルタ があの歳でよく頑張ってたなぁと思うくらいだなぁ。そのまま同点で終わりかなと思っていた 終了5分前、ほとんど消えていたインザーギがカフーからのパスを受けうまく体を反転させて ゴーール!うぉぉー。やっと点が入ったよー。さすがに興奮して叫んだっす。そのまま試合は 終了。正直内容はお寒いものだったが、応援しているホームチームが勝ったのは何より。 盛り上がれたしね。よかったよかった。

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