香港競馬(沙田)

〜香港國際賽事2002〜HONG KONG International Races

2002年の香港国際レースには、日本から5頭の馬(ビリーヴ、ショウナンカンプ、 アドマイヤコジーン、トウカイポイント、エイシンプレストン) が出走した。残念ながら勝ち馬は出なかったが、香港競馬を堪能することはできたかな。

アクセス
龍廣東鉄道(KCR)にてずばり競馬場駅で降りればそのまま繋がっている。日本の中央10場 では小倉競馬場のモノレール駅からと互角の近さか。

香港国際レースは香港でも一年を通じて競馬では最大のイベントのようで、レースの週は毎晩 のように夜競馬番組がやっていた。言葉はわからずとも見ていて結構面白かった。しかし当日 あまりに情報を持たずにいってしまったのはちょっと失敗だった。なぜなら馬券購入に重要 な競馬新聞とレーシングプログラム、この二つとも手に入れられなかったからだ。。まず競馬 新聞だが、日本と同様に競馬場に行けば買えるだろうとタカをくくっていたが、基本的には 競馬場では売っていないらしい。。。駅の売店なんかでは普通に売っていたので、先に買って 行く必要ありです。さらにレース開始時間よりちょっと早めに行かないと、レーシング プログラムも売り切れるようなので、注意しましょう。。。

*大レースの日は早めに入場し、競馬新聞は外で買って行きましょう!

仕方なく入手できたのは国際レースに出走する馬のプロフィールがかかれた冊子のみ。英語 版と中国語版の2種類があったのでとりあえず両方もらい、まずは最初の国際レースである 香港スプリントのパドックへ向かう。パドックは日本と同じようにまわりをスタンドに囲まれ ており、電光掲示板もある。このあたりヨーロッパとは違うなー。しかしさすがに世界中の 馬と騎手が集まる国際デー、G1が4つもあるしね。豊や藤田を見て喜んでいたら、目の前を デットーリが通り過ぎていった。ここでパドックにいた日本人から余っていた競馬新聞を もらう。中国語だったけど。。


キレイなパドックとデットーリの横顔。

パドックから馬が出て行ったので、馬券を買おうと場内へ戻る。パドックの出入り口が狭く てちょっと時間がかかり、さらに馬券の買い方を確認してそれっぽいところに並んでいる と、ブザーがなる。えっ??もしかしてもう締め切り??とショックを受けていると、後方 で歓声があがったので慌ててコースを見に行くと、3Rがゴールインした瞬間だった。。

*レース締め切り→出走までは短いです。気をつけて!

情報も少なかったので、慌てることはないと心を落ち着かせることにして、まずはコース 前に出て競馬場を見渡してみる。この日のレースが街を上げてのお祭り行事だということが わかるくらい、あちこち飾ってあるし、客の入りもかなりのものだ。今まで日本以外では ヨーロッパの競馬場に何度か行ったが、大レースでないということもあると思うがやはり 香港が一番日本の競馬と似ている感じがする。客層しかり、競馬場の雰囲気しかり。スタンド にターフビジョン、オッズを示す電光掲示板に馬券売り場。非常になじみ易い感じだった。



ターフビジョンや売り場の様子なんて日本そっくり?

日本と違うといえば馬券の種類か。3連単やら複数レースを一度に買う馬券があり、日本の ワイドでさえなかなか買えない俺にはちょっと厳しい。とりあえずG1以外のレースは捨てて、 もらった新聞と冊子から馬と騎手を結びつけて知っている馬を探すところから予想を始め た。といっても結局日本の馬ばかり買ってしまったが。日本馬が出走していなかった香港 ヴァーズでは、アクアレリストの単とファルコンフライトとの連で勝負したが、惜しくも 2、3着。。続くマイルではトウカイポイントの単勝負するも直線前が詰まり3着。。そして 最後のカップではエイシンからグランデラ、ドクターモアーあたりに流すも掠らず。。 トウカイとエイシンの競馬っぷりを見ると、かなり厳しいレースだったようだし、日本馬 は前年の活躍もありかなりマークされていたっぽい。特にエイシンなんかは全く競馬を させてもらえなかった感じだ。逆にこの日は地元香港の馬が大活躍。勝ったあとの騎手の アピールも激しいし嬉しそうだし、客の盛り上がりも凄かった。やはり競馬は勝負ごとだと 感じた。

最終レース後には花火があがり、祭りは終了。馬券は当たらなかったが、香港競馬の祭りに 参加できたことは楽しい一日だった。


ビジョンの後ろには高層ビル、なぜかビールにストロー?!

BACKHOME