ヨーロッパ最西端を目指して

2000.3.11〜20

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移動と観光の記録
初日(成田→リスボン)
成田11:00発、14:50アムステルダム着のKLMオランダ航空は、食事もなかなか美味しく無事到着。 しかし乗り継ぎのリスボン行きの便まで約6時間を空港で過ごすのはあまりに暇で辛かった。もの凄 く眠かったし。寝て起きてを繰り返し、待って待ってやっと飛行機に乗り、23:10にリスボン着。 まる一日かけての移動に疲れ果て、タクシーで予約しておいたホテル(ホリディイン・コンチネンタ ル)まで行きすぐ寝た。

2日目(リスボン観光)
9時過ぎにホテルをチェックアウトし、まずは新市街を歩こうと最寄りのメトロの駅を探す。 しかし地図での位置関係がイマイチ掴めず一苦労。やっとみつけた駅ではコインしか使えない券 売機しかなくしかたなくもう一駅ふらふらと歩いた。そこでは人のいる売場があったのでやっと 切符を買い、まずはエドゥアルド7世公園までメトロで行く。そこからリベルダーデ大通りを通り レスタウラドーレス広場まで歩いたが、とにかく暑い。朝外へ出たときはそうでもなかったが、歩 くにつれて汗をかき、上着を脱いで腰に巻き、ついにはブルゾンも手に持ちTシャツ一枚になった。 ホントに3月か?広場まで来ると人も増え、日本人もちらちら。観光客も多く、いかにも都会だ。 思っていた以上に観光地だなあというのが第一印象。午前中は海みたいなテージョ川に面したコル メシオ広場やサンタ・ジュスタのエレベーターなどに行った。

午後は市電に乗ってベレン地区へ向かう。世界遺産ジェロニモス修道院の外壁は思いの外汚く、 中庭も工事中。ただ日曜なので教会でミサをやっていた。あれだけ大きなところでのミサを生で 初めて経験したが、その荘厳さに感動してしまった。何かとても気持ちが洗われる感じがした。 日曜には教会へお祈りに行く人たちの気持ちがちょっとわかった気がする。
その後発見のモニュメント、ベレンの塔などを一通りまわり、帰りに国立美術館に寄る。日本との 関係の深さを表す狩野派の絵や、豪華絢爛なクロス(どういうときに使うのだろう?)、そして ヨーロッパの美術館では欠かせないたくさんのキリスト関係の絵。ヨーロッパとキリスト教は切って も切れない関係なんだろうな。

地球の歩き方に載っていたポンパル侯爵広場近くのホテルを3泊とり、その近くのレストランで 夕食。スープは美味しかったが、肉はパサパサ、ご飯もドレッシングが混じりグラスワインも うーん、失敗だった。

3日目(リスボン観光)
スニーカーを履いてこなかったせいか、一日歩いただけでまだ足が痛い。失敗だった。
朝一でロシオ駅を確認し、そのままメトロでナショナルパークへ向かう。10時開場きっかりに世 界で二番目に大きいというリスボン水族館に入る。大阪海遊館と同じ建築家ピーター・シャーメイフ の設計らしく、中央の水槽は場内どこからも見えた。とてもキレイで海ごとに整理されていたが、 期待していたよりは物足りなかった。部屋の中を鳥が飛び回っていたり、リーフィーシードラゴン などは見応えがあったが。案外あっという間に見終わってしまった。
すごく天気がよかったので軽くナショナルパークを散歩し、テージョ川沿いのベンチで昼寝し、 28番の市電でアルファマを目指す。市電は50センチくらいの隙間だけで家々の間の坂道をくねくね と走り回る。これだ!これが俺が想像していたリスボンだ!なんだか妙に楽しくなって、アルファマ 地区で降りるのを忘れてバイロ・アルトの方まで乗り続けてしまった。とにかく28番の市電はいい。

マックで昼食をとり、絵はがきを書き、帰りの便のリコンファームを終えてあらためてアルファマ 地区へ行った。当然28番の市電で。結局一日で3回乗ったが飽きない。楽しい。しかし夕方になる と渋滞に巻き込まれてしまうのが市電の辛いところだった。
あとはガレット通りやケーブルカーのグロリア線に乗ったりして、街中をぐるぐるまわり疲れ果 てて宿に戻った。

4日目(リスボン⇔シントラ)
リスボンは一通り回ったので、ちょっと遠出で朝から列車でシントラ方面へ遠征。シントラに 着くなり早速ロカ岬行きのバスに乗る。曲がりくねった細い山道、石壁の隙間を通り抜け、30分 ちょっとで到着。バスの運転手さんのテクニックに脱帽。そして遂に到着したヨーロッパの最果て。 まずはインフォで最西端到達証明書をもらい(No.77704)、岬の先で大西洋に向かって佇んだ。そし て岩沿いに先の方まで行って、岩の上で昼寝した。かなり幸せ。さらに、最果ての地ながら日本人 がいたので少し話をした。大学二年生で父親がエストリルに住んでいるらしい。渋い。そして羨ま しい。なぜかまたブダペストを勧めてしまった。
1時間半後のバスでシントラに戻り、カフェでパステル・デ・ナッタを食べる。甘くて美味しかっ た。バスで王宮、ペーニャ城を一通り観光したが、イマイチだったかな。テレビ番組の「世界遺産」 とは違うな。当たり前だけど。撮影技術は重要だ。

夕方リスボンに戻り、明日のポルト行きのチケットを買いにサンタ・アポローニャ駅までバス (初めて乗った)で行った。夕食はレストランでビールとえびと貝たっぷりのシーフードリゾット で満腹。とりあえずこれでリスボン観光は終了。

印象:いい意味でも悪い意味でもごちゃごちゃした街だった

5日目(リスボン→ポルト)
朝7時にホテルをチェックアウトし、バスでサンタ・アポローニャ駅へ。ICでポルトまで 約3時間。今日もとてもいい天気で、ポルトに到着するなりインフォに向かう。お目当てのサッカー の時間と場所を聞いたら、19時45分開始らしい。結構遅いな。ホリディインを3泊とり荷物を置い て、試合まで街を軽く散策することにした。カテドラル、エンリケ像などまわるとあっさり一回り してしまい、やることが無くなってしまった。リスボンより庶民的な感じで第一印象はよかったの だけれど、あまり大きい街ではなく、この街もごちゃごちゃしていてのんびり休めるところがあま り見つからなかった。何度もぐるぐる同じ様なところをまわり、カフェでビールを飲みながら絵 はがきを書いて時間を潰した。

夕方になりやっとサッカー場までバスで行くが、大混雑。途中から乗ろうとしてた人たちは全く 乗れない状況だった。やっとこさスタジアムに着き、よくわからないので2番目に高いチケット を買い(それでも2500円くらい)、試合を待つ。UEFAチャンピオンズリーグだけに期待は高かっ たが内容は今一つ。FCポルトは地味なチームで、基本に忠実なサッカーで2点先制。しかし個人技 にまさるスパルタ・プラハが終了直前に追いつくという、ホームとしては最悪の展開。勝ってい れば予選突破決定だったのに。客のブーイングが怖かったので、終了直後にバスに乗らず30分く らいかけて早足で帰ってきた。

6日目(ポルト観光)
旅に出るといつも早く目が覚めるのだが、前日サッカーから帰ってきたのが10時過ぎ、歩き 疲れていたので珍しく8時過ぎまで寝ていた。(それでも早い?)午前中はのんびり市電に乗ろう と、グレゴリオ教会をまわって乗り場のあるサンフランシスコ教会へ。丁度出発直前の車輌がいた ので乗り込んだ。リスボンの市電に比べてかなり古めかしく、遅い。でもそれがまたいい感じ。 降りるときは社内に張ってある紐を引っ張り、また駅がなくてもどこでも止まって順々に人が乗っ てくる。う〜ん、ローカル。1時間弱、あてもなく乗り続けて終点まで行った。
その後バスでリベルターデ通りまで戻り昼食。そして午後は目的の一つであるワイン工場見学だ。 ドン・ルイス1世橋を歩いて渡り(風が強くてちょっと怖かった)、対岸のヴィラ・ノヴァ・ガイ アへ。工場のある川沿いの通りは工事中のところが多くほこりっぽい。午後はだいたい2時頃から 見学できるらしいと書いてあったので、ちょっと遠めの工場まで歩いて行ってみた。ワインの香り がする工場の合間を通り抜け、ある工場に行ってみると、ここはダメだから前の工場に行ってみな といわれ、今度は手で「2」としたあと「×」を出された。時間は2時5分過ぎくらいだったのだが、 丁度じゃないとダメなのか、二人組じゃないとダメなのか、二十歳以上じゃないとダメなのか(?)、 よくわからないけど入れてもらえず・・・。

不満たっぷりに戻り途中にあった大きめの工場に行くと、3時から英語の案内ツアーがるとのこと。 ふぅ。観光客向けっぽい「SANDEMAN」を30分くらい待って見学。ひんやりとした部屋の大きな樽の 説明を受け、最後にWhiteとTawnyを試飲。どっちもポートワインの特徴であるブランデーの香りや 味が独特だ。勢いで試飲しなかったRubyとちょっと変わったTawnyの2本買ってしまった。こりゃ重 い。帰りはどうしよう。

7日目(ポルト⇔ブラガ)
ポルトは大抵行き尽くしたので、朝ゆっくりホテルを出て列車でブラガに向かう。すごくロー カルな感じだ。田舎の畑を通り抜け、途中NINEで乗り換え1時間余り、昼過ぎに到着した。
まずは街を通り抜け、ボン・ジェズスまでバスで向かう。歩いて登ろうと思っていたのだが、 ケーブルカーの入り口を覗いたら切符売りのおじさんが出てきてしまい、仕方なく乗る。客は私 一人。あっという間に頂上に着き、おみやげ屋をのぞいたりしてひと休み。ブラガの町並みを眺 めた。帰りは歩いて下りた。

街に戻り、広場の回りを軽く歩き回り、ペリカン噴水を見てブラガは終了。帰りの列車は駅でじっ くり止まることが多く、2時間弱かかってポルトへ戻る。観光もこれでだいたい終わり。明日は リスボンでおみやげを買わなきゃ。

8日目(ポルト→リスボン)
とうとう最終日。9:05のリスボン行きの列車に乗ってポルトを後にした。さすがにリスボン は慣れてきていたので、バスでロシオ広場まで行き昼食。そして土曜でも空いているおみやげ屋 を求めてサン・ジョルジェ城へお気に入りの28番の市電で向かう。アズレージョみたいなタイル画 の飾りものなんかを買い、再びロシオ広場に戻る。ワインは重いし、大荷物を持ったままだったの でコルメシオ広場でしばらくボーっとしていたのだが、ふと思いついて対岸にフェリーで渡り、 クリスト・レイに行った。エレベーターで上まで行って、リスボンの街並みを対岸から眺めて観光 終了。
次の日の飛行機が朝5時くらいなので、ホテルはとらずに夜中に空港へ行くつもり。だから夜遅く まで開いているアモレイラスショッピングセンターへ行く。一つ二つみやげを買い、今度はコロ ンボショッピングセンターへはしご。最後の夕食は、久々にカルボラーナ。パスタもしばらく食 べてないからねー。一緒に赤ワインのハーフボトルを頼んで飲んでたら、ちと酔ってしまった。 酔い覚ましにしばらく休憩し、夜10時半頃タクシーで空港に向かう。ここからが長いんだよなぁ。 眠れないし。。

9日目(リスボン→成田)
横になれそうなソファは既にとられていて、なかなかうまく寝られない。辛い。今後は飛行機 の時間もちゃんと考慮してチケットをとろうっと・・・。乗り継ぎで一泊しないで行けるからって、 これじゃ最終日は宿もとれず、逆に中途半端で観光も出来ず辛い。普通な飛行機の方がいいなぁ。 そのあたりも今回の旅行社の担当の人はイマイチだったかも。
午前3時にチェックインし、リスボン→アムステルダムは無事到着。しかしむちゃくちゃ眠かった なあ。スキポール空港でまた4時間以上待って、最後に成田行きの飛行機に乗る。横に座った大学 4年生の女の子は、32日間東欧を巡ってきたらしく、すごく楽しい話が聞けた。彼女に聞いてあら ためて次はポーランドにアウシュビッツを見に行こうと決めた。チュニジア砂漠ツアーも興味津々。 とにかく無事到着し、なおちゃんのお迎えで帰宅。
正直前回のブダペストとかに比べるといまいちだったが、やはりのんびりできるのはいいなあ。 早く次の旅行に行きたい。

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