移動と観光の記録
- 初日(成田→上海)
- 大学の友人楊巍(ヤンウェイ)のいる上海へ、これまた大学の友人根山と向かう。人と一緒に
旅に行くのは久しぶり。ヤンがいるから大丈夫だろうと安易に考えていたので、中国に関してあま
り調べていなかった。空港で根山が持ってきた中国語会話集を見て、二人で焦る。結構難しい。こ
りゃやばいぞ。
とにかく飛行機に乗り上海空港に着くと、到着ロビーにはものすごい人が待っている。タクシーの
客引きもいっぱい。ちょっと歩き回ってヤンを見つけた。ヤンの友人で同じく日本に留学している
呉さんと、呉さんの知人の上海に住む愛さんも一緒に出迎えてくれる。呉さんの友人も少ししたら
到着した。東工大の渡辺さん、山村さん、柴田君の3人。その後上海での宿として手配してくれてい
た上海大学へ向かう。普通は泊まれないらしいが、やすくてちゃんとしてて安全な宿で、とてもよ
かった。最初から自分たちで何もしない旅の始まりだった。
- 2日目(上海観光)
- まず起きて寮の朝食。中華か洋風か選べたのでとりあえず中華を選んだのだが、うーん。食後
のホットミルクと蒸しパン(饅頭)は美味しかったのだが、あとは微妙な味わい。特に豆腐が・・・。
日本でもあるらしいがなんというかものすごい味のするもので、根山は平気で食べていた。(後で
わかったのだがいわゆる豆腐ようだったんだけれど。。)
その後ヤン達が迎えに来てくれて、みんなで上海観光に出かける。市内の名所を回ったが、玉仏寺
では歴史についてヤンや呉さんがいろいろ説明してくれたし、そのあと行った豫園は細かなところ
まで凝った装飾のなされた庭園だった。しかしヤン達は偉い。私たちが京都に外国人連れていっ
て案内しても、説明なんて全然出来ないと思う。
豫園の回りは繁華街になっており、お土産屋や食事処、電気店などいっぱいお店がありしばらく自
由行動で散策した。で昼過ぎにおやつ代わりに点心のお店に入り、上海一美味しいとヤンが言う小
篭包を食べる。次から次へと出てくる点心の数々はどれも美味しく、最後の小篭包はほんとに美味
しかった。熱々の肉汁をこぼさないようにほくほくと食べるのは至高の喜び。しかしそれにしても
ヤンの食べっぷりは凄かった。一通り食べ終わりみんなおなかいっぱいのところで、さらに2セット
追加注文し、「大丈夫、俺食べるから」とぺろりと平らげた。やはりこいつは中国人だと再認識し
た。よほど中華の味が体に合うのだろう。日本でもそれなりに食べる奴だとは思っていたが・・・。
寮に戻って東工大の人たちと飲み会をし、交流を深める。
- 3日目(杭州観光)
- バンのタクシーをチャーターして、朝からみんなで杭州まで日帰り観光に向かう。上海に着い
て以来、タクシーに乗ったり町を歩いたりしていて、上海での車の運転の激しさはある程度感じて
いたが、実際バンでの旅は凄かった。運転手さんがかなりのテクニシャン(?)で、かなり激しい
運転。杭州までは結構遠くて、3、4時間かかったかなあ。とにかくあまり整備されていない道も多
く、がたがた揺られながら向かった。
到着してまずレストランで昼食。入り口の外には帰るやらへびやらなんやら怪しげな食材(?)が
蠢いていたが、まあそういうものは頼まず普通に美味しい中華を楽しむ。やっぱりヤンはたっぷり
食べてた。お茶っ葉を直接グラスに入れて飲む中国式のお茶も美味しかった。
霊隠寺を参拝し、飛来峰山中を巡って最後に西湖に行った。湖畔のおばちゃんに千円でお茶を売ら
れそうになり「不要(プーヤオ)」といいながら断り、観光船にのった。美しい湖だった。
帰りも同じバンで戻ったのだが、途中事故があったらしく大渋滞。すると突然何を思ったのか車が
歩道に出てぐんぐん進み、事故現場直前で道に戻る。そのあとスムーズに現場を通り抜けるという
荒技だった・・・。運転手さん、恐ろしすぎる。だいぶ真っ暗になったころに上海に到着し、さす
がに疲れたのですぐ寝た。
- 4日目(上海観光)
- 午前中は東工大の人たちとは別行動で、ヤン宅へお呼ばれ。わざわざ会社を休んでくれてい
たおじさんと、おばさん、妹のヤンイーちゃんに出迎えられる。とっても丁重にもてなされ、逆に
恐縮してしまった。お昼はおばさんの手料理を豪華に。回るテーブルを用意して、次から次へとお
ばさんが作った料理が並べられていく。どれも美味しい。町中の中華より多少あっさりしていて、
とても食べやすい。しかも味はしっかりしているし、ヤンウェイのおばさんの料理の腕がいいのだ
ろうがほんとにたらふく食べてしまった。お茶も美味しく頂いた。相変わらずヤンウェイ本人も食
べまくっていた。
午後は東工大チームと合流し上海博物館などを見学。山村さんと二人で盛り上がっていたnWoポーズ
をみんなに浸透させて写真を撮りまくった(?!)その後は上海友誼商店(デパート)にいって第
一回おみやげ購入。ヤンにオススメのお茶を教えてもらった。
最後は呉さんの家にみんなでお呼ばれして豪華なお食事会。呉さんとの関係が薄い私と根山はちょっ
と居辛かったが、中国家庭料理を満喫できた一日だった。
- 5日目(上海観光)
- またまた朝からヤン宅へお呼ばれ。ヤンウェイは用事があったので、この日はイーちゃんとそ
のお友達の万さんが私たちの相手をしてくれるらしい。毎日毎日誰かが世話をしてくれて、なんて
中国人は優しいのだろう。まず午前中は上海動物園へ行って四人でダブルデート(?)。とにかく
広い動物園だった。なぜか金魚がいた・・・。犬と猫のスペースも・・・。
結構長いこといた動物園を後にして、お昼を食べにイーちゃんがアルバイトしている喫茶店のチェー
ン店へ入る。彼女たちオススメのお茶、真珠茶を頼む。甘いお茶で美味しいのだが、中になんだか
奇妙なつぶつぶが入っている。やわらかい微妙な触感のつぶで、それが真珠茶のことらしいが、な
んだかは分からないらしい。不思議な飲み物だ。最後に黄浦江を船で渡りアジア最大のテレビ塔、
東方明珠広播電視塔にのぼった。実はヤンウェイはまだのぼったことがないらしい。
- 6日目(上海→桂林)
- 朝迎えに来てくれたヤンウェイと一緒に南京路までいき、ずっと借り続けていたお金をヤンに
返す。その後ヤンが食べたがった中国風のラーメンを食べに行く。美味しかったのだが、またお昼
にヤン宅に行く予定だったので、おばさんが食事作ってくれてるんだろうなとちょっと不安に思っ
ていた。そしてやはり思った通り。たっぷりご馳走が用意してあった。ヤンウェイは自分の欲求の
赴くままに動くんだから、もう。とにかく頑張って食べられるだけ食べた。美味しいのに。うーん
、おなかいっぱい。
で午後6時の飛行機で桂林に向かう。いやほんとにお世話になった。しかしここで辛いことが起き
た。飛行機が途中で急に降下したときに、耳抜きがうまくできず凄く痛い。後でわかったのだけれ
ど航空機中耳炎というのになったらしい。とにかく桂林に着いて、日本語ガイドの毛さんと運転手
さんに迎えられ夕食を食べるホテルに行き、またしてもたらふく食べて豪華ホテル桂林観光酒店に
到着。最近の旅でこんな豪華なホテルに泊まったことはほとんどないぞ。その日は耳も我慢して寝
た。
- 7日目(桂林観光)
- 丸一日日本語のしゃべれるガイドに車と運転手つきの、まさに俺と根山の二人だけのツアー状
態。ほんとにヤン父に謝謝。伏波山、畳彩山、七星公園、蘆笛岩公園など一通り観光名所を案内し
てもらった。桂林はいかにも観光地といった感じで、上海のような騒々しさはなくのどかなところ
だった。町全体が観光業で成り立っているというのを感じた。
でこの日の夜、耳の痛さがどうにも耐えられなくなった。寝られない。どうにも我慢できず夜中の
12時頃ホテルのロビーまで行って事情を説明する。英語もいまいち通用せず、なかなか伝えきれな
いでいたら、丁度仕事が終わって帰るところだった日本語の少しできる女性の従業員が来てくれて、
とりあえず病院に連れていってくれることになった。海外で医者にかかることの不安も気にならな
いほど辛かった。病院までのタクシーでは、従業員の人がいろいろ話しかけてくれたのだが、日本
に興味があり日本語を勉強しているらしい。日本人観光客も多いことから日本語ができると仕事的
にも有利らしく、頑張ってるようだった。辛そうな私の気持ちをなごませようとしてくれていたの
かも知れない。病院で簡単に見てもらって飲み薬と点耳薬をもらいホテルに戻った。すがる思いで
薬を飲んでなんとか寝た。
朝は前日より多少痛みが少なくなっており、とっても従業員さんに感謝してお礼をいいたかったの
だが、名前を訊くのを忘れていたのでどうにも探せない。とても後悔した。どうしてもお礼がいい
たかった。
- 8日目(桂林観光)
- この日は桂林観光のメインともいえるリ江下り。ドイツ人旅行者、日本人旅行者、中国人旅行
者たちと船に乗りいわゆる「山水画で見たとんがった山々」を楽しむ。たしかにとんがっていた。
これぞ中国(?)。席が隣り合った日本人の老夫婦と話しをしたり、船内での食事を楽しんだりと
満喫した。しかしこのツアーで一番の出来事は他にあったのだ。
船は順調に川を下り、食後あたりで船内で景色を見ていたら、カヌーをちょっと大きくした程度の
木船が横から数隻突っ込んでくる。なんだなんだと思っていたら、強引に船に横付けし、なんと窓
の外から木彫りの人形を売り始めたのだ!これにはさすがにみんなびっくり。しかも日本人がいる
かと思うと「千円千円、一つ千円!」と言い出す始末。さすがに誰も反応しないと「二つ千円」、
終いには「三つ千円」まで値下がりしてた。しかしさすがに買う人はおらず、しばらくすると諦め
てまた船から離れていった。それにしてもたくましいなあ。
この日は月亮山を見て終了。
- 9日目(桂林→上海)
- 昼頃毛さんが迎えにくるまで自由だったので、根山は軽くおみやげを探しに町に行ったが、耳
の痛い私はホテルでゆっくりしていた。しばらくすると根山はこの地が発祥の桂花陳酒を買ってき
て飲んでいた。そのままお昼過ぎにの飛行機に乗って上海に戻る。上海空港ではヤン父とイーちゃ
んが迎えに来てくれていて、上海大学まで送ってくれた。ほんとに至れり尽くせり。夕食はマクド
ナルドを試す。ナゲットのソースに中華なピリ辛があった。
- 10日目(上海観光)
- 10日目にして初めて(そして唯一)の自分たちだけでの行動日。観光はほとんど終わっていた
ので、おみやげを買いに行くことにした。初めてタクシーを拾い、南京路の上海友誼商店へむかう。
前にヤンウェイに教えてもらったお茶や、翡翠の人形、三国志のお面なんかを買った。しかし長い
こといない間に、根山がこの旅二度目の風邪気味になり、早めに帰ることに。しかし上海大学と書
いた紙を見せてもダメだとなんどかタクシーに断られたりして、やっぱり苦戦する。ちゃんと中国
語勉強しとかなきゃなあ。ほんとに。3時頃戻ってきて根山は休息。俺は上海大学の芝生の上で優雅
に昼寝をすることにした。
最後の夜はコンビニで買ってきた中国のカップ面。これまた中華な味がした。
- 11日目(上海→成田)
- 最終日もヤン父とイーちゃんが迎えに来てくれて、空港まで送ってくれる。ヤンウェイのお父
さんは会社休んでくれたりしていたらしい。ほんとにいい人達だ。いくら感謝しても足らない。ま
さに至れり尽くせりの旅だった。
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