街案内〜ゲーム紹介〜


■ 発売日&定価

発売日・・・1998年1月22日
定価・・・・5800円(二枚組)

(SS版)

■ 「街」はサウンドノベル第三段!

 SFCで好評だったサウンドノベルシリーズの第三段がこの「街」です。サウンドノベルっていうのは文字通り音の出る小説なんですが、 コンピューターゲームであるという特性を生かし、分岐点をもうけてプレイするたびに内容が変わっていくというゲーム。文章量の多さ、 効果音や曲、そして抽象的な画像からプレイヤーに想像力をかきたててグングンと引き込んでいきます。そんなサウンドノベルの第三段の 「街」では基本的に「読んでいく」という部分をふまえながら大きく変わりました。

■ 主人公が8人に

前作、前々作と主人公が「ぼく」一人だったのが「街」では8人に増えました。このことでサウンドノベルが大きく変わっていくのです。

■ 「読む」ゲームから「解く」ゲームへ

 「街」の一番の大きな特徴。それは8人の主人公がお互いに関係し合うこと。直接的だったり、間接的だったりと様々です。そのため それぞれの主人公が正しい選択を選ばないと他の主人公に悪影響がでてしまい、バッドエンドになってしまいます。プレイヤーが 正しい選択を選んでいってゲームにちりばめられてある鍵を「解いて」物語を読み進めていくゲーム。それが「街」です。

■ 未来は100人が主人公

 このゲームの舞台は渋谷。将来は渋谷にいる100人が主人公に、という壮大な構想が練られています。いや、同時に100人が主人公 になるわけではなく続編を出していくことによって主人公の数を増やしていこうというわけです。だから100人ではなく、200、 300・・・1000人以上が主人公になりうる可能性をもっているのです。でもそれはよく考えてみれば普通のことですよね。 俺達は一人一人が主人公であり、「俺」が街ですれ違っただけの人でもその人にとってはその人が主人公であり、その人にとって すれ違っただけの人である「俺」も「俺」にとっては主人公であるのですから。(う〜ん、わかりにくい。)
 ゲームの中でもある主人公が他の主人公の話では何でもない脇役だったりするのです。もちろん今回は脇役でしかない登場人物達も 未来の主人公なわけなのです。で、様々な登場人物が複雑に関わっていく故に表現方法も変わっていきました。

■ 表現方法が実写へ

 登場人物は脇役も(名前がちゃんと出てこない人も)含め今回だけで400人以上といわれ、さらに続編がでるたびにどんどん増えて 行くでしょう。そのため従来の抽象的な表現方法では、誰が誰だかわからなくなってしまうなど無理な部分がでてきてしまいます。 それに今回の舞台は「渋谷」というとても現実色の強い場所、ということも併せて「街」での表現方法は実写がとられています。 実写は敬遠する人が多いですがやってみれば実写は懸念する材料にはならない、むしろ「街」にピッタリあっていることがわかる でしょう。確かに実写になったことで想像するという部分はなくなってしましいましたが「街」では「街」の楽しみ方があるので 問題なしです。

■ 「街」ならではの楽しみ、それがZAP

 主人公が8人という多人数であるが故に楽しめるZAP。ZAPというのはザッピングシステムの略で、簡単に言うと主人公の視点を 別の主人公に変えるシステムのことです。例えば「A」という主人公が急いで走っている別の主人公「B」を見たとします。 「A」にとっては「B」は『なんだあいつ?』程度の存在なんですが、ここで「B」にZAPをすることによって、「B」が急いでる 理由が分かり、それは「B」にとっては重要な理由だということがわかるというわけです。その後は「A」に戻ってもいいし、 「B」のまま物語を進めてもいいのです。また「街」を読んでいるうちに「つづく」とでて物語が止まってしまう場合があります。 その場合は「つづく」の出た時間に他の主人公からそこにZAPできる場所を探さないと続きを見ることができないのです。

■ それ以外の「街」らしさ

 まずTIP。小説なんかを読んで分からない単語が出てきたことがありませんか?「街」ではそういう単語が出てきたときはTIPです。 その単語をクリックすればその単語の意味がでてくるのです。まじめに意味を紹介しているものから、お遊び系まで様々。
 次にプリクラキャンペーン。発売に向けて行われたキャンペーンで、プリクラを応募すれば合成されてエキストラとして参加できる かもしれないというものでした。実写ならではですね。
 もちろん、文章量(一人の主人公につき、かまいたち位あると思う)に物語の内容、効果音に映像、全て良。CD故の問題、ロード 時間の問題もそんなに気になりません。(全くないというと嘘になりますが。)

■ 最後に一言

 実写ということで「街」を懸念している人、損するよ。俺も「弟切草」「かまいたちの夜」ファンで最初に「街」が実写という話を聞いた 時『げ〜、まじかよ〜!?』と思い、購入を見送ろうかと思ったほどでした。でも雑誌などを読んでいくうちにチュンソフトも単純な 気持ち(新しいハードになったからとか)だけで実写にしたのではなく、ちゃんと理由があるのだろうと思い発売日に購入しました。 これが大成功でした。このゲームは三日も学校をさぼらせて(それまでゲームでは二日以上休んだことがなかった)しまうほどでした。 SSでは本体、ソフト共に実売価格が下がっているし、PSは本体が値下げした今だから、迷っていた人は購入してみては?
 「弟切草」「かまいたちの夜」はサウンドノベル。「街」もサウンドノベル。だけどこれらは違うゲームです。

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