>>>元帥のライブに行こう〜チケット取得編。

「FしゃんFしゃんっっりんのと共に元帥の単独ライブに行きましょうよう!」
「………其れはあの『ドラえもん色の頭のお人』ですねい?」
身内友人の間では元帥はそう浸透してしまっている(勿論犯人は私だ)。

元帥好きな身としては、矢張り元帥のライブは行きたい。
しかし、ワタクシは第14帝國初心者である。
一人は心細い。
やはり此処は道連れを(待て)。
そんな訳で我が儘こいて友人のFさんを落とし、私はチケット取りの下調べを始めた。

「………発売日は13日でぴあか………ただ、天崎少将の単独ライブも同日で…ぴあコード同じ??」
@ぴあで検索をかける。
タイトルは『天崎少将のHip hop LIVE』で、開始時間が二つに分かれてる。元帥の御名前が無い。
ライブハウスのHPも調べる。
こっちは第一部が天崎少将LIVEで、第二部が元帥LIVEになってる。
「………まあ後は現地(ぴあステーション)で確認取りゃいいか」
取り敢えずぴあコードをメモって、13日、朝も早よから池袋のぴあステーションに赴いた。

当日、別の某有名バンドのチケット発売日と重なってしまい、並ぶ羽目になってしまった。ちなみに並んだ順番は12人目。
チケット申込書用紙を持ったぴあのにーちゃんが、 並んだ人に用紙を渡しながら、何のチケットが希望なのかを聞いていっていた。並んだ人達の希望するチケットがあまりに高倍率だったり僅少だった時に、アナウンスする為である。
「こちらの用紙に、御希望のチケットの御記入お願いします! 今日お申込のアーティストまたは試合はどちらですか?」
ぴあのにーちゃんが爽やかに聞いて来た。
嗚呼、そういえば今日は空も青いな(人が多くなると、サンシャインシティのぴあは外に並ばされる)。

「第14帝國のLIVEなんですが…」
「はい解りました!」
爽やかに用紙を手渡してにーちゃんは去った。

何が解ったんだ、おい、うっすらと気になるんだが。
(そのチケットなら大丈夫ですって事なんだろーが…な、なんとなくつっこみたくなる…)

ぴあステーション開店五分後、本日の目玉チケットの正体が解った。
「K(某バンド)のチケット完売でーす!」
さっきのにーちゃんの声がした。列に居た1/3の人間がばらばらといなくなる。

自分の順番が早くなったのはいいんだが、こうもあからさまに人が抜けると流石にびびる。
すげー…開始五分完売なんてあるんだなあ、やっぱ…。
そうこうしてると、「蒼竹さま、どうぞー」とぴあステーションのカウンターのおねいちゃんに呼ばれた。
「5月5日、第14帝國、午後6時開演のチケットで宜しいですね? 会場はROSA、全席自由席です」
「はい、そうです…えっと、その日二回公演があって、其れは第二部…と云うか午後6時からの、二回目の公演ですよね?」
おねいちゃん、一瞬固まる。
手元の端末のモニタには、 天崎少将とか楠本柊生帝國元帥とか漢字が踊っちゃってるのだろうか(そりゃ読みづらかろうよ)。
「…5月5日、午後6時開演のチケットで宜しい…ですか?!(汗)」
おねいちゃん、一瞬ヨユウがなくなる。
「はい、それでお願いします」
僅かに不安が脳裏を過ぎりはしたが、なんせ場所・日にち・時間と「第14帝國」は合っている。大丈夫であろう。後ろに人居るし、おねいちゃん困らせる趣味も無いしな…。

確認が済んだので、一旦カウンターを離れて、チケットが発券され、呼ばれるのを待つ。

「蒼竹さまーチケット御用意出来ましたー!」
お、発券はさっきの君か、にーちゃん。
「こちらですね、御確認ください」
差し出されたチケットには、バッチリガッチリ「楠本柊生帝國元帥LIVE」と太字が踊っていた。
にーちゃんがチケットの文字をなぞりながら復唱する。
「こちら、第14帝國………」
読めるか? おい読めるか?

参考までに大雑把に記述すると、チケットはこんな具合になっている。
第14帝國
楠本柊生帝國元帥LIVE

〜元帥といっしょ〜
[料金]
[問い合わせ先]
池袋LIVE INN ROSA
2002 5 5(日)
5:45PM会場 6:00PM開演
全席自由
整理番号■■■番
セオリーとしては、『第14帝國、楠本柊生帝國元帥LIVE、池袋LIVE INN ROSA、日付、整理番号』を読み上げるもんである。

「第14帝國………池袋LIVE INN ROSA!5月5日日曜日!午後6:00開演で宜しいですね?!
うん、良いよ、怒らない、チケットあってればそれでいいよにーちゃん(^^;)。
「はい大丈夫です〜」
「整理番号はこちら連番で■■■番と▲▲▲番の二枚になります、有り難う御座いました!」

お代のお釣りとチケットを受け取って、帰路に着く。
ふと考える。
まァ慥かに
「くすもとしゅうせいていこくげんすいらいぶげんすいといっしょですね?!(爽)
とか流暢に云われたらその方があんた臣民だろうと勘繰りたくなると云うものだ。

しかしフツーに考えて、楠本はまあ読めるかなあ…でもAUのCMで「鏑木」が読めないネタとかあったしな(ちなみにあれは「かぶらぎ」ですよん)。
だが「柊生」は読めないよなあ…てゆーかATOKの変換、「柊」って「しゅう」で出てこないんですよう、元帥。第一水準漢字なのに何故(そりゃたぶん「ひいらぎ」で入ってるからだろ)。

ライヒス・リッター、独逸語で「帝國騎士団」。
でも皆ばりばり日本名なんだよねい。

ふと、「独逸語と日本語は文法体系が似ている」と云う話を思い出してみたり。