[last updated:2005/03/29] [since:2005/03/25]
龍族の少年アトルシャンと、少女タムリンを中心に展開する物語。
PC-8801 のゲームの移植である。 当時、シナリオの評価が高かった作品の一つである。
PC-8801 版をやったことはないが、最後のボス戦以降を見せてもらったことがある。 そのときの印象とプレイ後の印象を比較すると、気付いた点が二点ある。
一つは、このゲームは見るゲームではなく、体験するべきゲームであること。 登場人物の台詞を、自分でひとつひとつ追いかけていくこと。 それによって、感情移入し、物語を堪能することが出来る。
SFC 版については、ゲームの時計では16時間程度でクリアできる。 当時のパソコンゲームは難易度が高め、あるいはゲーム時間が長かった。 恐らく、より物語を楽しむために、ゲームバランスを調整してあると思われる。
もう一つの気付いた点は、演出方法の違いである。 見せてもらったときのイベントシーンの映像の記憶と、 今回見た映像とが異なるのである。 これは、PC-8801 と SFCのハードウエアの違いが大きいと思われる。 物語全体を通して比較することが出来たら良いのに…と思う次第である。
演出の上で気になった点は、イベントシーンでの中途半端な声の入り方である。 全て喋らせるか、それが無理なら、全て無声にしたほうがすっきりすると思うのだが、 どうだろうか。戦闘で声が入るのは良いのだが。
エンディング後の「おまけ」がなんともはや…。