「QNX 6.1.0を入れてみる」の巻
QNX ってなあに?
QNX Software Systems Ltd.
による、POSIX 準拠の Realtime OSです。
マイクロカーネルアーキテクチャを採用しており、1.44MB FDD
一枚で Webブラウザが動きます(デモディスクあり、但しバージョンは 4)。
非商用の使用に限り、タダでダウンロードできます。
まずは、インストール(2001/09/27)。
ダウンロードの方法は幾つか選べますが、
ADSLの速度と定額接続にモノを言わせて、
CD-ROM imageをダウンロードしました。で、インストールの結果ですが、
Baldo
には割とすんなりとインストールできました。
音も出るので、なかなか幸せです。但し、このマシンでは、
起動時に "ESC to .altboot" を選択する必要があります。
ノートはどうかな?
FreeBSD
を削除することにしたので、試しに
Ulir (ThinkPad i1200 71J)
にも入れてみることにしました(2001/09/28)。
インストール自体は素直に進んだのですが、
以下の問題が発覚したため、アンインストールすることにしました
(2001/09/30)。
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ビデオチップ SMI Lynx+ に対応していない。一応、GUI
環境は使えるが、ハードウェアのアクセラレーションが効かないため、遅い。
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440MX の AC97 Codec に対応していないため、音が出ない。
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IEEE1394、Winmodemは(当然)使えない。
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最も致命的な問題。手元にあるPCカードが全て使えない。特に、
BUFFALO LPC4-TX-CB
を差した場合は、OS毎フリーズする。
快適な環境への道
入れただけでは使えないので、環境を設定します。
まだ始めたばかりです。以下に、設定を列挙します。
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画面を 1024x768x32にする。
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LocalizationをJapaneseにする。Timezone の"GMT" のチェックも外す。
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個人で使う環境を用意するため、ユーザを追加しておく。まず、
/etc/groupにユーザ用のグループを作り、
passwdコマンドで新規ユーザを作る。
rootのパスワードも設定する。これも、passwdコマンドで可能。
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パッケージのインストーラを使い、色々とインストールする。
など。
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壁紙を設定する。BMP をそのまま使おうとするも、表示が乱れる。
Linux で JPEG に変換したものを使う。Shelf が邪魔になるので、
自動的に隠れるように設定する。
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[まだまだ作業中…]
私としては、あと
GNU Emacs
と
Ruby
が入ればそこそこ幸せになれます。
電脳室
anraku@lemon.plala.or.jp