戯れ言

色々思った事とかを日記代わりに書いてみる。
実はここのメイン。と云うか他に更新するトコ無いし。
日付の横に(ミクシィ)と書いてあるものはミクシィからの転載なので
ミクシィの方も見ている方は読み飛ばして良し。




7月31日(ミクシィ)
 起きたら汗だく。やっぱエアコン付けないと暑いわー。
 今日は上司のお使いでスイッチ求めて西東。
 シャワーで汗を流した後、昼前にチャリで出発して一軒目。電停の前にある店だそうだが……無いぞそんな店。なんでも1階が駐車場になっているそうで、そういう建物はあるにはあったが、ネットカフェが入ってますよ?
 潰れてしまったのか移転したのかは解らんが、無い物はしょうがない。気を取り直して二件目に。
 二件目は無線屋さん。店内をうろついてみるとトルグスイッチ(棒状の、やたら気分が乗りそうな素敵スイッチ)などは置いてあったが、探しているスイッチは店員に訊いても無い模様。
 はい、お使いしゅーりょー。明日上司に「私はお使い一つこなせない役立たずですぅ、うへぇ」と報告してこなければ(普通に云うけど)。

 その無線ショップの横に、最近リニューアルしたばかりの温泉センターがあったので、せっかくだから汗を流す事にする。入浴料450円(とタオル代200円)、こういう施設にしては安い。
 真っ昼間と云うのに結構客が居るなぁ。風呂は夜入るもんだと思ってるので、俺としては昼に入るのは結構新鮮。
 サウナを見ると「高温サウナ」と「低温サウナ」の二つがある。男はやっぱ高温でしょー! と、そんなにサウナ好きでもないのに高温サウナにイン。……あっつー……。こりゃ無理だ、とも思うが、他の客が居る手前、入ってすぐ出るなどと云うヘタレな事は出来ぬ。
 数分経って来ると少し慣れて、じわ〜っと汗が出てくる。普段出ないようなヌルっとした汗で「遠赤外線で老廃物とか出ますよ」と云われるとそんな気もしてくる。
 あとで一応低温サウナにも入ってみたけど、こっちは暑さが中途半端で逆に気持ち悪いと云うか、汗が出るまで待つ時間が勿体ないのですぐ出ました。なんか、普通に夏場に締め切った部屋に居る感じ。
 その後、少し体を冷まそうと露天風呂へ。昼なんであんまり冷めはしないけど、青空の下で風呂ってのも悪く無い。そこで、小説(防水っぽいカバー装備)を持ち込んで読んでいるおっちゃんがいて少しびっくり。

 一通り風呂を堪能した後は、別に予定も無いので、また悪い癖が出て知らん道にふら〜っと入っていく。道沿いに田んぼの用水路があるのだが、水草の間を小魚の群れが泳いでいて、なかなか水も綺麗なようだ。季節になれば蛍でも見られるのかも知れない。
 余談であるが、蛍の幼虫は綺麗な水にしか住めないと云い、それはそれで間違い無いのだが、正確には蛍の幼虫の餌となるカワニナ(巻き貝の一種)が綺麗な水にしか住めないからである。奴ら、割と儚げな印象だけど、モリモリ肉食で喰い方も結構えげつないぜ? 

 その内知っている道に出たので、後はゲーセン寄ったりゲーム屋寄ったり大型電気店に寄ったり。
 そういやあきまんさんの画集が出ているらしい(後で調べたら出る「予定」だったけど)と、本屋に寄ってみる。『ヘルシング』とかROのアンソロも出ているらしいし。
 と、思っていたら……なんでこんなに買うべき本がまとめて出てますか? 全部買ったら洒落にならん量になりますよ?
 しかし、考えたら来週末も再来週末も予定が入っているので、今の内に買っておくべきかも知れん。と、全部買ってみた。……本代で一万超えたのって初めてかも(単品で一万ってのはあったが)。
 せっかくだから買い物日記っぽく書き出してみる。

漫画

トライガン・マキシマム(内藤泰弘)12
ヘルシング(平野耕太)8
エクセル・サーガ(六道神士)16
ホーリーブラウニー(六道神士)4
るくるく(あさりよしとお)6
ガンスリンガー・ガール(相田祐)7
少女ファイト(日本橋ヨヲコ)1
ケロロ軍曹(吉崎観音)13
鋼の錬金術師(荒川弘)14
ストレンジ・プラス(美川べるの)6
美川べるのの青春ばくはつ劇場(美川べるの)3
ROコミックアンソロジー 23
RO新大陸に行こう! 1
RO箱の中の奇妙な住人(八木ゆかり)

ライトノベル

学園キノ(時雨沢恵一)
紅〜ギロチン〜(片山憲太郎)


 ヤングキングコミックだけで4冊ありますよ。と云うか六道神士の本、二冊まとめて出さずに分けて出せ!(じゃあ分けて買え) 美川べるのも二冊あるけど、こっちは出版社が違うので許す。

 アパートに戻る頃には当然ながらまた汗だくなので、帰ったらすぐシャワー。本日三回目のさっぱりさん。


 夜中になってだらだらと日記を書いていたら電話が掛かってくる。
「あの、山田(仮名)ですけど、解ります?」
 と、女性の声。山田(仮名)さんとは組合の事務員さんである。
「ああ、はい、解りますよ」
「あ〜、良かったぁ」
 ん〜、なんか変な反応だなぁ。と思って話を進めてみると、すぐ全然噛み合ってないと解る。これは事務員の山田(仮名)さんじゃない。
「ちょ、ちょ、ちょっと。え〜と、山田? さん?」
「あ、あ〜(やっぱり解ってなかったかと云う感じで)。あの、旧姓小田(仮名)です」
「あ、あ〜(ようやく解ったと云う感じで)。小田(仮名)か! うん、今度こそ解った」
 小田(仮名)とは、学生時代に長崎に居た頃の友人である。最後に連絡を取ったのは数年前。結婚した事は訊いていたが、新しい名字を聞いていなかったのだ。
「おお〜、久しぶりやなぁ。で、どうした?」
「いやぁ、別に。元気してます?」
 そんな感じで世間話から入り、案の定だんだん相談事に。相談事と云っても、こいつのは俺がアドバイス出来るような物では無いのだが。つうかこいつ、辛くなった時だけ電話掛けてこないか?
 とは云え、そういう時だけでも思い出してもらえるのは非常に嬉しい物である。例えそれが体の良い愚痴の捌け口だとしても結構。特に最近は勝手な孤独感を感じている時期だったので、このタイミングで連絡が来るのはむしろ有り難いと云える。
 まぁ、単純に話すの好きだし。相変わらず上手いアドバイスが出来ないのがもどかしいが。いやぁ、結婚って大変そうだなぁ。


7月29日(ミクシィ)
 久しぶりに仕事が早く終わったと思ったら、この後組合の事務所に行ってもう一仕事してこなければ……。くそう、せめて早めに終わらせてゲーセンで対戦してきてやる。


 職場で使っている機械の調子が悪いのでバラしてみると、どうやらスイッチの調子が悪い様なので、上司に見て貰う(俺はバラす専門だが、上司は「おもちゃ病院」をやっているくらい、こういうのに詳しい)。
 色々見てみた結果、スイッチそのものが駄目になっているので交換に。上司が件のスイッチを手に
「こりゃ新しいの買って来んといかんな」
 と云いながら部屋を出て行こうとした時、ふと
「そういうのって、この辺じゃどこに売ってるんですか?」
 と聞いてみた。10年ほど前は街中の大型電気店で、そういう電子パーツを扱っていたのだが、そこが潰れてしまってからは俺は電子パーツを扱っている店は知らない。
「ん? 『無線の○○』とか」
「ああ、あのバイパス沿いの」
 なるほど、あまり縁が無いから思い浮かばなかったが、確かに無線扱っている店にはありそうだ。
「後は味噌天神(地名)の電停前の○○。こっちの方が確実だな」
「はぁ、そうですか」
 で、その味噌天神の店について、店は構えて無いが1階が駐車場で2階にしれっと行って云えば良いとか、詳しい説明を始めた。
 俺としては熊本で電子パーツを扱っている店があるか解れば良かったので、そこまで詳しい説明は要らんのになぁ、と思って聞いていたら、
「まぁ、そんなとこだ」
 と、振り返ってスイッチを差し出してきた。「?」と思って受け取ると、そのまま上司は退室。
 …………
 えーと……?
 これって、俺がスイッチ買って来いって事ですか?
 いやいやいやいや、そんなつもりで売ってる所訊いたんじゃないですよ?

 あああ、せっかく明日は久しぶりに予定の無い休日だったのに……。二件回ってチャリで往復20キロコースかなぁ。


7月28日(ミクシィ)
  ある絵描きさんのサイトを訪れ、そのトップ絵を見て、即座に素直に直感的に
「ああ、きっとこの人は本当に馬鹿なんだな」
 と思ってしまった。人間、尊敬とか畏怖とかが過ぎると、こんな感想を持ってしまうようです。俺だけかも知れないけど。

 はてさて、ネタはあれども時間は無いので、今回はネットの拾い物などを二つほど。格ゲーネタばかりだけど。

 まずはこれ。こんなベガ様なら僕も一生付いていきたいです。特に最後のは是非ともやって欲しかった。
 と云うかこれ、何かの雑誌に載った物だろうけど、良くこのネタ通ったなぁ。

 次は『サムライスピリッツ零SP』の絶命奥義集。モーコンの残虐行為手当みたいなもんだけど、残酷すぎてネオジオROM版ですら削除されてしまって、ゲーセンの基盤でしか見られないと云う曰く付きの物。当時は自分の持ちキャラくらいしか見たこと無かったけど、こうしてみるとえげつないのが揃ってるなぁ。
 相変わらずリムルルにはむかっ腹が立つが、直後に婆娑羅さんがとても素敵な事をしてくれます。炎邪と水邪も格好良いなぁ。天草は殺しっぷりも死にっぷりも良いです。
 勝利者の一枚絵も、天サムに比べて格段に格好良い。
 全部で10分くらい掛かるけど、残酷描写が大丈夫な人は是非ご覧あれ。


7月24日
 いやはや。気が付いたら一月近く更新が途絶えてましたよ。ミクシィの方はちょくちょく書いていたんだけどね。気が向いたらまとめて転載します。
 と云いながら今回もまたミクシィと同じ話題なんだけど。

 さて、唐突だが眼鏡である。現在使っている眼鏡は2つめであるが、実はあまり気に入っていない。
 1つめの眼鏡は以前実家に帰った際に無くしてしまったのだが、次に帰った時に探せば見つかるだろうと思い、それまでの繋ぎとして2つめを購入。
 繋ぎなのだから1つめとは違うタイプの物にしようと思って買ったのだが、次に実家に帰った時に無くした眼鏡を見つける事は出来ず、結局繋ぎのつもりで買ったのがそのままメイン眼鏡になってしまったのである。
 買い直したいのは山々なのだが、イマイチ買いに行くのも気が乗らない。と云うのも、以前買った時は、まだメガネ男子などと云う言葉がもてはやされる前だったので、買う時に 「度は入れずに、伊達にして下さい」 と云うと 「え?」 と云う顔をされたのだが、今同じ事を云うと 「あー、なるほどね」 と思われそうで嫌なのだ。考えすぎだとは自分でも思うのだが。

 ところで、今ちょっと欲しい眼鏡があるのだが、それが意外にも老眼鏡だったりする。
 携帯性を追求した物なのだが、基本的に文字を読むときだけに使う物なので、通常ではありえないくらい細いデザインなのだ(今回のトップ絵で描いた物)。しかもアルミの専用ケース(トップ絵の胸ポケットに差さってる様なの)まで付いて2000円。安い。
 まぁ、当然度の入っていない物など無いので断念せざるを得ないのだが……。ナイロール型(レンズ部の上辺だけフレームがある物)だから、レンズだけ外す訳にもいかないからなぁ。

 ちなみに、ミクシィの方に載せた絵はこれ。のっぺらぼうは鼻が無いから眼鏡が掛けられないと云う図。それ以前に目が無いから眼鏡要らないのだが。


7月23日(ミクシィ)
 土曜の就業時間は本来夕方までなんだけど、今日は上司の都合で半ドンに。昼の1時過ぎにみなさん「お疲れさま〜」
 まぁ、俺一人だけ、深夜の1時過ぎまで仕事してたけどね。


 さて、ある映画の投稿レビューで、評価の殆どが5段階評価の1か2と云う作品があった。しかし、どんな評判の良い作品にも最低点を付ける人も居れば、どんな酷評ばかりの作品にも高得点を付ける人も居る。
 その、高得点を付けた人のレビューを読んでみる。その中で「私は、みんなが云うほど悪いとは思いませんでした」と云った内容の物は解る。感性は人それぞれだ。
 しかし中には、これはどうか? と云う意見もあったので、勝手に引用させてもらう。

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この作品の文句を言っている人は、もうちょっと頭をつかってしゃべってほしい。
この作品を作ってる人は必死なのに、
見て文句を言う自分達は何様なの??
だから、もうちょっと自分の立場を考えてからしゃべってほしい。
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 何様? って云われても、お客様だよなぁ。それに、作る側が必死だから文句を云うなと云うのもどうか。
 本来、全ての創作物は作品のみで評価されるべき物だと思う(勿論、クラシックな絵画の様に当時の時代背景や作者の状況などと併せて鑑賞するものもあるし、制作の裏話を知っていればより楽しめる作品も、ネームバリューやブランドによって評価が左右されるのもあるが)。制作側がどんなに努力しようが駄作は駄作。逆に、思いつきで適当に作ったとしても、それが良い物ならば高評価を得られて当然だ。
 お笑い芸人がどんなに必死で考えて、必死で練習したネタでも、面白くなければ客は笑わないのだ。
 このレビューを書いた人は、俺の描いた稚拙な絵にも「一生懸命描いたんだから文句云うのはやめなよ」と云ってくれるのだろうか。しかし、例えそうだとしてもそんな評価は要らない。
 創作者として、そんな擁護をされるのは、有る意味酷評を受けるよりも屈辱だ。

 また、同じレビューサイトでの別記事。「心がきれいな人にしか分からない映画」と云う見出し。一応作品が特定されそうな部分は伏せ字で。

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道端に咲く小さな花を綺麗だと思うような情緒豊かな
人にしか分からないんじゃないかな。

「情報が与えられすぎる、過保護な作品」しか観れない人が増えてるんだね。

ここのサイトで、
この映画を海外に見せることが申し訳ない?
○○○○と呼ぶな?
○の足元にも及ばない?
などと言っている人たちに言いたい。

「何様ですか?」
あなた、誰の代弁者?
何にもできない人に限って、こういうことを言いたいんだね。
さびしい人たち。
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 誰の代弁者? と問われれても、みんな誰の代弁でも無く、自分の意見を云っていると思うのだがなぁ。
 情報不足と想像の余地を残すのを履き違えてはいけない。その辺のバランスが難しいが、そのさじ加減が作品の出来に影響する物だと思う。
 ただ、このような文章は不思議な物で、「何様?」と云われると「そう云うテメェこそ何様だよ」と思ったり、人を蔑んだ表現に対して哀れみを覚えたりと、文章に対して反感を持ちながらも同じような感情を抱かせる矛盾。

 あと、これまた別の記事だけど、面白かった一文。

「他のユーザーの酷評を見て、まさしく人間の頭が変になっていると思いました」

 わあ素敵。とても『里見の謎』チックな表現です。


 この作品に限らず、作品では無く評価する者を見下していたり、感動を強要するような批評は見ていて気分が悪いね。「これを見て泣かない人は、人として欠陥がある」なんて云われると「意地でも泣かねぇぞ」と思ってしまう。
 そしてまたそう云う作品に限って、陳腐なお涙頂戴物だったりするのだ(多分に偏見が入ってます)。前にも云った事だけど「俺の涙はそんなに安かねぇぞ」


7月20日(ミクシィ)
 以前、取りあえずそれまで生きている中で一番凹んだ時に、それでも「このまま死んでしましたい」などとは露にも思わなかったが「このまま死んでも別に良いかなぁ、と云う人の気持ちは少しわかった気がする」とは思った。
 しかしすぐ「でも、今なら例えどんな死に方しても笑って死ねねぇな」と思い「ならば尚の事、今はまだ死ぬ訳にはいかねぇな」と思ったものだ。
 それ以来、死ぬ時はそれがどんな強がりでも自嘲でも引きつっていても、笑って死ぬと云うのが人生の目標になっている。
 ま、実際その時になると、普段信じていない神にすら無様に命乞いしながら死ぬのが関の山だろうが。だから目標と云うより挑戦に近いかも知れない。


 さて、今日テレビで明石家さんまが白州次郎と云う人の足跡を追う番組をやっていた。見たのは途中からだったが、この白州次郎と云う人、なかなか格好良い人物だったらしい。
 まぁ、白州次郎の説明はこちらに譲るとして。
 番組の最後の方、白州次郎が死んだ時のエピソードの後に明石家さんまが
「この人はきっと色んな事をやり残して死んで行ったんでしょうね。多分、私もそうなるでしょう。決して満足しません」
 というような事を云った。なるほど、と思った。
 良い死に方とは、全てをやり遂げて残念無く後悔無く、満足して死ぬ、と云うのが一つの理想だと思っていた。
 しかし全てをやり遂げて満足していると云う状態は、良い死に方ではあったとしても、良い生き方とは云えるのだろうか。死ぬ時に何か未練が残る方が、充実した人生ではなかろうか。例えその未練が、育てていた盆栽の行く末だろうが、未完成のガンプラであろうが。
 要は「いかに死ぬか」では無く「いかに生きるか」である。

 まぁ、考えも文章も上手くまとまっていないが、明石家さんまのこの言葉は、割と目から鱗で色々考えさせられる物があった。

 とは云え、この白州次郎の死に際は決して未練たらしい物では無く、相撲を見ていて倒れ「相撲も千秋楽、私も千秋楽」と云い、その二日後に亡くなったそうだ。そして遺言状には「葬式無用 戒名不用」 ううむ、格好良い。

 ちなみに、俺の理想の死に方は、ジジィになって縁側で日向ぼっこをしながらうたた寝するようにポックリ。と云う物である。
 それにはまずジジィになるまで生きなきゃあな。


7月19日(ミクシィ)
「そりゃ無茶や!」
 と云う量の仕事を、前もって手を打っておいた甲斐あって、なんとか終わらせる事が出来た。ナイス自分。流石自分。
 とは云え、それでも予想より手間取ってしまい、手を打っておかなかったら徹夜してもヤバかったかも知れん。実質、今日一日分の仕事に20時間くらい費やしているし。


7月17日(ミクシィ)
 色々書いていると長くなりそうなので箇条書きっぽく。

 土曜日。無事に仕事を終わらせてイッセー尾形の舞台を見に行く。
 会場は7階だったが、エレベーターは人が多くて嫌だったんでエスカレーターで登るも、エスカレーターは5階で途切れる。
 仕方なく分厚いドアを3枚ほどくぐった階段を登り、7階でまたドアを2枚くぐる。床に木の枠のような物が置いてあったりして、まるで楽屋っぽいなと思いながら最後のドアをくぐって振り返ると『関係者以外立ち入り禁止』の文字が。ホントに楽屋だったらしい。しかもスタッフに見られてるし(何も云われなかったけど)。
 公演は、告知時期が短かったせいもあるのか満席では無かったが、終わってみるとスタンディングオベーションの大喝采。


 明けて日曜。室内で飛ばせるラジコン飛行機『エアロソアラ』が発売されたと云うので、車の混まない朝からトイザらスに行くも、エアロソアラは置いて無し。
 代わりと云っては何だが、ネット専売の筈のニンテンドーDS用のWi−FiUSBコネクター(DSでネット対戦が出来るようになる機材。無線LAN環境がある人には不要)が置いてあったので、購入。
 ついでに、ミクロマンの女性素体とはまた別に少女素体と云うのが出ていたのでそれも購入。足首の関節が見直されていたり、つま先の可動部が増えていたりとまた進化している。女性型ばかりでなく、男性型のバリエーションも増やして欲しいところ。
 あと、職場で使う為にシャボン玉の液も購入。どんな職場だ。

 せっかくWi−Fiを買ったのだが、対応ソフトがすっかり過疎ってる『ブリーチDS』しか無いので、これを機に『どうぶつの森』でも買おうかとゲームショップに向かうも、考えてみたら知り合いで『どうぶつの森』やってる人おらんかった。で、『プロジェクトハッカー 覚醒』と云う、ジャケットに何の魅力も無いゲームをジャケ買い。

 その他、久しぶりに服を買ったりして、一つ一つはそう高い物では無いが数がかさんで結構な出費に。

 帰ってから『ブリーチDS』のネット対戦を試みるも、動きがカックカクで挙げ句に通信が切断されたりと話にならず。今時ADSLの1.5Mでは遅すぎるのだろうか。


7月16日(ミクシィ)
 それってつまり誰の助力も得られねぇって事じゃねぇか(先週の強がりに対する回答)。

 連日午前様だったが、なんとか明日の公演には行ける模様。よしよし、良くやった自分。と、思いながら来週の分の仕事を確認。……げ、なんだこりゃ。
 通常、仕事量としては一日4個くらいならば普通。5〜6個くらいになればちょっときつく、7つになると「そりゃないよ」と云うくらいである(勿論、1個1個の手の掛かり方は違うので、一概に数だけでは計れないのだが)。
 それが、週明けの火曜日の分の仕事は一日で9個。さらにその内2つはボスクラス。おいおい出来んのかよ。とも思ったが、来たからにはやらねばならず。まだまだ楽にはなりそうにない。
 助力は得られんが、足は引っ張られるんだよなぁ。
 理屈ではかなりヤバい状況だと解っているのに、感情ではあまり危機感を感じていない所に危機感を感じている複雑な心境。


 長崎の夏フェス、スカイジャンボリーのチケットが9日から発売になっているので、そろそろバスツアーの申し込みもやっておかなきゃ、と思って昼休みに電話する。
 本当はもっと早く問い合わせるべきだったのだが、(知り合いに云っても一笑に付されて信じてもらえないが)俺はかなりの人見知りなので、こういう物の問い合わせすら気後れしてしまうのだ。
 ともあれ、意を決して電話。用件を伝える。
「どちらからお越しですか?」
「熊本からです」
「……申し訳ございません。熊本から出るバスは、お席の方が一杯になっておりまして……」
 なぬ、もう埋まってしまったと云うのか。申し込みが多かったら2台出したりしないのだろうか。と思っていると、
「補助席でよろしければご用意出来ますが?」
「え? ……あ……(補助席で行く大変さをシミュレート中)……むむ……」
「はい?」
「あ、ええと……(大変だが他に行く手段が無いと、当前の結論が出た)それで、お願いします」
「はい(苦笑)、ありがとうございます」

 と云う訳で片道3時間補助席です。人見知りすんのに、右も左も知らん人です。なんつーか、俺のせいで狭くなったようで肩身が狭いなぁ。ましてや補助席挟んで左右の人が友達同士だったら!? 途中休憩ではすぐに席畳んで後ろの人が通れるようにせなあかんし、不安はつきない。
 申し込んだ後に「あ、福岡から行けば良いんじゃね?」とも考えた。土曜の夜から友人の家に泊めて貰って、日曜朝からバスに乗車。一瞬名案かも、と思ったが「あ、夜中福岡に着いてから熊本に帰れねぇ」と云う事で結局断念。
 一応、最終には間に合うのだが、それだと熊本に着くのが深夜1時半になってしまい、どっちがきついか微妙になってしまう。JR代も馬鹿にならんし。
 と云う訳で改めて覚悟を決めて補助席。尚のこと荷物減らさんとなぁ。


7月15日(ミクシィ)
 5月24日の日記にも書いたが、チャリのカゴにパチンコ屋の景品と思われるチーかまと飴ちゃんが放り込まれていたとがあった。

 それはさておき、ある2chのまとめサイトを眺めていると、些細な悪事を「○○してやったぜ」と、さも大悪事のように書き込むスレッドがあった。そこの書き込みの一つ。

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名前: ('A`) 投稿日:2006/07/01(土) 05:12:26 0

パチンコ景品のおまけで強制的に渡されたのど飴。
駐輪場で知らない奴のチャリ籠に捨ててやったぜ!(未開封)
恨むなら俺にのど飴渡したオネーチャンを恨むんだな
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 お、お前かーっ!
 いや、実際のところ結構日にちも開いているし、チーかまの事も書いてないので、俺がやられたのとは無関係の可能性が高いのだが
 しかし以前俺がやられたのが、この記事を読む為の伏線の様になったのが面白い。
 とりあえず俺はパチンコ屋のおねーちゃんを恨めば良いのだろうか?

 しかしこの前の傘の事と云い、俺のチャリは何か呼び込む力でも持ってんのか?


7月14日(ミクシィ)
 ネットを徘徊していると、急に画像の様な警告のポップアップが出た。


06-7-1.jpg

 むむ、何やら深刻な状況らしい。しかも、今使っているウィルス対策ソフトでは防げないらしいですよ?

 …………。

 うわー、怪しー。
 一応検索してみたら、どうやら悪質なスパイウェアの一種らしい。うっかりダウンロードするとシステムスキャンでデタラメな結果を出し、駆除するには課金が必要ですよって云ってくるそうだ。
 で、面白いのは(面白くは無いが)、グーグルなどで検索すると、このスパイウェアのオフィシャルサイトが出てくるのだ。
 つまり、あたかもこのアンチウィルスソフトが正規に実在すると見せかけて、信用させようと云うのだろう。勿論、このオフィシャルサイトも良く見ると、他のウィルス対策ソフトを名指しして比較してあったり(普通、日本の業者なら比較相手は「A社」などとぼかす)、肝心の金額が書いてなかったりと胡散臭さ爆発なのだが、パソコンに慣れてない人なら騙されてもおかしくはなさそうである。

 もし同じようなポップアップを見かけても、構わず無視されるよう。いかがわしいサイトじゃなくても出るようなので(ちなみに、ウチが見たのは海外のフラッシュゲームのサイトでした)。
 参考までに、詳しい対処法


7月13日(ミクシィ)
『ゲド戦記』のあの絵柄は卑怯なんちゃうかなぁ。親父の反対押し切って作った作品の絵柄が、親父のパクリとは何を考えているのか。
 あんなジブリ色丸出しの絵柄じゃあ、どんなに良い作品作ったとしても「親の七光り」とか「ジブリのスタッフは優秀だなぁ」としか思えない。
 そんな事をやっているようでは、いつまで経っても「宮崎駿の息子」としか見られないだろうに。

 映画と云えば先日テレビでやっていた『戦国自衛隊』を(途中からだけど)見たが、これがまたびっくりする程つまんなかった。
 数ある突っ込みどころで俺が一番気になったのは、先に戦国時代にタイムスリップした自衛官が織田信長と入れ替わって(ここまではまだ良しとしよう。あんまり良くないが)、それから3年で原油の精製工場まで作っていたと云うくだり。
 作れるか? 原油の精製工場。
 現在文明の産物と云うのは、その存在を知っているからと云って簡単に作れる物ではない。例えば俺等がいきなり無人島に着いたとして、もしそこが資源豊富な土地だったとしても、果たしてどれだけ現在文明を再現出来るだろうか? おそらく、100円ライター1個すら作れまい。
 それを、一介の自衛官が原油の精製工場など片腹痛い。
 他にもつまらん要素満載で、どうやったらこんだけ金使ってこんなにつまらん物が作れるのか不思議な程であった。誰も脚本家や監督に文句云えなかったんだろうなぁ。自衛隊もこんな物に協力なんてすべきじゃなかったな。


 話は変わって。
 名画を萌える絵にリメイクするスレと云うのがあった。まぁはっきり云って上手い人とそうで無い人の差が激しいが、『リメイク作品』の先の

361『みかけハこハゐがとんだいゝ人だ』

 が上手い。「妖怪なんとか娘」みたいだ。他にも

017『笛を吹く少年』
140『タンギー爺さん』
281『羊飼いの少女』
336『日傘をさす婦人』

 あたりが好きだなぁ(殆ど同じ人の作品だけど)。タンギー爺さんなんて全然別物だが、不思議な魅力がある。


 更に話は変わって。
 残業中にラジオから流れてきた一曲。断片的にしか聴いてないし、全てに賛同出来る訳では無いけど、普通じゃ思いつかないような表現の、なかなか面白い歌詞だ。
 もっとちゃんと聴いてみたいと思って調べてみたらRADWIMPSの『有心論』と云う歌だった。他にはどんな曲を出しているんだろうと見てみたら、ああ、これ以前ちょっと薦められた『25個の染色体』歌ってる人達だったか(『25個の〜』聴いてないけど)。
 うーん、つくづく、俺って人から薦められただけじゃ聴かないなぁ、と再確認。困ったもんだがその分、何の先入観も無く聴いて気に入った物が知り合いお薦めの物だったりしたら、べんちゃらで相手に合わせる訳でも無く感性が合ったようで嬉しいものだ。
 とりあえず『有心論』の視聴で聴ける範囲の歌詞。聴いていて気になったのは他の所だけど、ここもまた上手い表現。

誰も端っこで泣かないようにと
君は地球を丸くしたんだろ
だから君に会えないと僕は
すみっこ探して
泣く 
泣く


7月12日(ミクシィ)
 今日の午前中、仕事をしていたら同僚がやってくる。
「田中(仮名)さん、明日の夕方(締め切り)予定の○○さんのやつありましたよね」
「ん? え〜と、これかな」
「それ、今日の3時半までに出来ます?」
「……は?」
 今日締め切りの分の仕事は終わっているので、すぐに取りかかれば出来ない事は無い。物理的に可能ならばNOとは云えない悲しい職業。
 正直、今回のように基本的なケースであれば4時間もあれば出来るのだ。ただ、そのような仕事が一日6個以上あるのだが……。
 当然こんなもんを一個一個個別に作っていたらそれだけで24時間以上掛かってしまうので、普通は似たようなケースなら足並みを揃えて作る。それを1個だけ急いで作っていたとしたら、それが出来るまで他のは手つかずな訳で。
 例えるなら10個のハンバーグを作ろうとしている時に「1個だけ最短で作って」と云われるような物だ(さらに他にもコロッケも作らなければならないし)。

 それに、1個だけなら3時半までに出来ない事は無いとは云っても厳しい条件である事に変わりは無く、このペースで出来たら「俺って凄ぇ」と自画自賛出来るくらいだ。なので今から「俺って凄ぇ」と云ってくる。


7月11日(ミクシィ)
 最近組合関係の話題が多いが、どうにも遅刻したりすっぽかしたりなど、マイナス面ばかりで真面目にやってない様に見えてしまうので、たまには真面目にやってますよと主張する為に、先日の会議の様子などを。

 とある議題で、やたらと話が長くなってグダグダして来たので、途中から聞いていなかった(しまった、いきなり真面目にやってない)。俺の隣に座っている者が何か意見を云っているのを茫と聞いていたら会長から、
「それでは田中(仮名)君、なにか意見は?」
 と、突然俺に振られた。やばい、一体どんな流れなんだ? 初期情報と、さっき茫と聞いていた意見を必死で思い出して照合する。
「…………(考え中)え〜、そうですね〜(考え中)…………(考え中。この間約10秒)。去年やってみて、その具体的な、数字の出せる結果はまだ後2年くらいしないと出ないそうですが、まぁ、去年やって手応えがあったのなら、今年もやってみて(金出して)良いんじゃないでしょうか」
 ……さあ、どうだ? 的外れな事云っていないか? と思って見回すと、上役連中が「ふむう」と云う顔をしている。良し、通った。この際重要なのは、良い意見を出せるかでは無く、「お前は何を云ってるんだ?」と云われるのを回避する事なのだ。
 後日会長と話した時に、あの時全然聞いてなかった事を云うと
「あ、そうね? でも普通に受け答えしよったたい?」
 と云われたので、十分上手くいったと云えるだろう。

 また、先日あった式典&祝賀会の反省の話の事。正直、そういうのに不慣れな集団な為、突発のトラブルを含め、結構な不手際があったのだ。会場設営の問題や司会の進行上の問題、受付の人手不足や指揮、連絡系統の不徹底など、次々と意見が述べられている中、俺に発言を求められた時に出たのが
「料理、多すぎませんでした?」
 嗚呼、なんか『脳噛ネウロ』で、真面目な現場で喰い物の話して白い目で見られるヤコみたいな気持ちだ。
 祝賀会の計画を立てる時に料理のランクで揉めて、結局高い方のコースになったのだが、結果的に随分な量が残り勿体ないと感じていたのだ。
 計画時に会場を決めるのにも、高い会場(地元では名の知れたホテル)になってしまったので、実際の所は
「うちみたいな貧乏所帯が、見栄張って高い会場借りて高い飯頼んだところで、どうせこんな醜態晒すんなら、もっと身の丈にあった計画を立てましょうよ」
 とでも云いたかったのだけど、流石に上役が並んでいる席では云えませんでした。ヘタレなんで。


 大体会議ではこんな感じ。やっぱり真面目じゃ無いなぁ……。H


7月10日(ミクシィ)
 今日は組合の女性部主催のセミナーでしたよ。本来は女性だけでやっていたのだが、今回面子が足りないってんで、先日会議に出席していた野郎共が要請されたのだ。まぁ、内容が紅茶の煎れ方なんで、興味の無い内容でもなかったから良いけど。で、セミナー開始が1時。

 起きたら1時14分でした。

 ……。
 なんか最近こんなのばっかりだな。すぐセミナーのチラシを取り出して、そこに記載してある担当者の番号に電話を入れ、遅れる旨を伝えて家を出る。
 チャリを飛ばして会場となるお店のある通りまで行き、バッグからチラシを出して店の名前を確認。
 ……あ、さっき電話する時に出して、そのまんまバッグに戻し忘れていたわ。やべっ、店の名前が解らん。あ、(担当者の)電話番号も解らん。このまま店を見つけきれなかったらもう手も足も出ない。
 えーと、何とかなりました(書くと長くなったので割愛)。

 ようやく会場に辿り着き、一つだけ空いている席に向かう。げ、女性しか居ないテーブルやん。ちょうどそのテーブルにはさっき電話を入れた担当者が居たので「遅れてすみません」と云いながら席に着こうとすると、ちょうど背を向けていた人が昨日も書いたねーさんで驚く。
 げっ、なんでここに居んねん、と思ったが、良く考えれば女性部のセミナーにねーさんが顔を出すのは至極当然の事であった。ただ、次に顔を合わせる機会はずっと先だと思っていたので驚いてしまったのだ。
 同テーブルの他の人も、事務のおばちゃんや会長の奥さんなど知った顔ばかりで、人見知りする俺としては正直ホッとした。
 つか、他のテーブルを見ると、先週の会議で招集された野郎共が一つのテーブルに固められてるやん。野郎はそれぞれのテーブルに分散させようよムサ苦しい。とも思ったが、テーブルは4つで、野郎の人数は俺も含めると6人。分散させると一つのテーブルに1〜2人。ふむ、1人の所は肩身が狭いか。
 いや、俺が正にその状態な訳だが、こっちは見知った顔ばかりなので別に肩身の狭い思いをするでも無く。逆に野郎テーブルの方が知らん人と上役のおっさんなのでやりにくかったかも。

 で、ねーさんが居ると云う事は先週うやむやにしたケータイの事も訊かれる訳で。
「ええ、一応持ってますけど」
「けど、組合の方には持ってない事になってる?」
 ええ、その通りです。その通りですけど、そんな話を会長の奥さんの前でしないで下さい。丸聞こえやん。まぁ、会長の奥さんもその辺は解ってくれるだろうから、敢えて他の人に云ったりはしないだろうけど。

 セミナーの内容は、紅茶の種類等の解説から実際煎れてある数種のお茶のテイスティング。そして煎れ方の解説があって、最後はお茶とケーキセットを頂きながら談笑。実際自分で煎れる事が無かったのが肩透かしでした。
 そしてお帰りの際は、セミナーで気になった物があれば1階でお買い求め下さい。ってシステム。

 そういや、ケーキセットにスコーンも付いていたのだけど、女性陣の殆どがスコーンを初めて見たと云うのが意外だった。いやそれフォークじゃ切れませんから(果敢に挑戦してる人が居た)。
 俺も氷のねーやんに貰うまでは知らなかったんだけど、割にマイナーなお菓子なのかな


7月9日(ミクシィ)
 この前、組合の会議に行ったときの事。迂闊にもチャリのハンドルに傘をかけっぱなしにしていたら、見事にパクられていた。買ってまだ一回しか使っていなかったのに。
 日は変わってサンボのライブの日。チャリを駐輪場に止めた後、ライブが終わって戻ってくると、チャリのハンドルに見知らぬ傘がかけてありました。 
 なにこのミステリー。そのまま持って帰る訳にもいかないので、その辺の棒にかけてきたけど。
 数あるチャリの中から、数日前に同じ部分から傘をパクられた事のあるチャリに傘がかけられる。こういう偶然があるから世の中面白い。
 と、前に傘を盗られた事が上手いこと前振りとなっていた訳ではあるが、悲しいのは傘を気楽に盗んでいくような輩が、普通にその辺に居ると云う事。
 人の物を盗んでまで濡れたくないと云うのか。盗みを働くくらいならずぶ濡れ上等くらいの、当たり前のプライドすらも持ち合わせてはおらぬのか。しかもその日は「雨が降りそう」くらいで大して振ってはいなかったと云うのに。

 話は変わって。
 俺は組合の中では、携帯電話を持っていない事にしている。と云うか、実際長い間持っていなかったので、そういう認識が定着しているので、わざわざ買った事を云う事でもあるまい。持っている事が知られると緊急時に連絡が取れて色々面倒だし。
 そのつもりだったのだが、以前、携帯電話を買った後に組合のおっちゃんから
「君はケータイは?」
 と訊かれた時には焦った。嘘は付けないし、どう誤魔化すか。
「あー、ケータイですねぇ……」
 などと云っていたら
「ああ、君は持たんかったね」
 と、勝手に納得してくれた。

 そして先週あった組合の式典での事。
 そこには、今は役員を退いていて普段会わないが、以前大変世話になった先輩(名字が俺と一緒でややこしいので、○○(名前)ねーさんと呼んでいる)も来ていた。俺が「仕えるに値する」と思っている数少ない人物の一人だ。
 ちょうど俺の職場の者が、仕事関係でこのねーさんと連絡を取りたがっていたのだが、電話をかけて良い時間帯が解らなかったので俺が訊いておく事に。
 で、その時間帯を訊いたら、ついでにケータイのアドレスも伝えておいてくれと云う事。ねーさんが自分のケータイにアドレスを表示して
「私のアドレスはこれなんだけど……どうしようか?」
 と云われる。んー、この場でメモを取るのは面倒だしなぁ。と、デジカメで画面を撮る事を思いつき
「あ、そうだ。デジカメ持ってくるんで、ちょっと待ってて下さい」
 そう云って去ろうとした時に
「て云うか、正ちゃん(仮名。俺の事)ケータイは?」
 と訊かれる。むう、ここは慌てず前と同じように誤魔化すしか。
「あー、ケータイですねぇ……」
 と、云うが早いか
「あー、買ったなー。ちょっと! なんで教えんねっ?」
「ええーっ!?」
 なんで解ったんだろう? しかも「買ったの?」と確認を取る前に確信して怒られてますよ? まぁ、こうやって怒ってくれるのも、ちょっと嬉しかったりもするのだけれど。
 それにしても勘が鋭すぎである。やはりこの人には敵わないなぁ。結局、
「えーと、デジカメ取ってきまーす」
 ってその場は逃げて番号もアドレスも云ってないけど。いやまぁ、別にこのねーさんには教えても良かったんだけど、戻ってきたら話題変わってうやむやになったもんで。


 その式典と祝賀会が終わった後に、別の先輩二人に、おさわりOKなえちぃ飲み屋に連れて行かれる。
 断ろうと思えば断れたのかもしれないが、普段はおとなしくて良い人が妙にテンション上がって「行こう行こう」云うもんだから、「あー、ストレス溜まってんのかなぁ」と思って、つい「はあ、別に良いっすよ」と答えてしまったのだ。
 そういう店には初めて行ったのだが、やはりそういう所の女の子の、男をいい気にさせるコミュニケーションスキルは凄いと感心。
 まずは質問で出来るだけ相手の情報を引き出して共通の話題を探し、それがなくとも誉める所は誉める。そこで得た情報から話を広げて語らせる(基本的に男は語りたがりなので、好きなだけ語らせて適当に感心したような相づちを打っておけば良い)。
 そして随所にこちらに気があるような媚びた態度を取ってくる。なるほど、こりゃ入れ込む人が居るのも解るわ。
 で、そんなお店の子から云われた台詞。
「あんまりエッチな人じゃないんですね」
 むむ、そんな事は無いと思うのだが。しかしこういう店でそんな事を云われたのがなんか可笑しくて内心苦笑してしまった。
 結局、媚びた言動にも乗っからないし「あんまりエッチじゃない」ので最終的には、女の子がミステリー好きって事で、普通に京極夏彦や有栖川有栖なんかの話をしてました。
 正直、こういう店に行くと、鼻の下伸ばして舞い上がってしまいそうで嫌だなぁ、と思っていたのだが、全然そんな事は無く至って平静。
 やはり、たとえ可愛くても何の思い入れも無い女の子には舞い上がったりはしないと云う事か。お店の女の子はプロとしての自尊心から多少不満そうではあったが。


7月8日(ミクシィ)
 サンボのライブで少し無理をしたのもあるけど、それを差し引いても仕事の量が半端じゃない。必殺技が通常技みたいなSNKのラスボスを相手にしているようだ。
 少なくとも一週間先まではギチギチで、それ以上どれくらい増えるか見えやしない。このままでは来週末のイッセー尾形の舞台に行くのはかなりきつそうだ。
 ま、とは云ってもきっと何とかなるし、何とかならなければ何とかする。なるようにしかならなくても、成るようにする。
 自分一人の力で解決出来る問題なんて、なんてチョロイものだろうか。

 と云う強がりを一週間後に見て歯噛みするとしよう。


 昨日のサンボのライブの帰りにチャットモンチーのアルバム『耳鳴り』を買ってくる。今回のジャケットはデザイナーさんが良い仕事してます。蜂の絵が良いなぁ。コントラストの強いjpeg泣かせの画像だ。
 一通り聴いてみたが、一曲目の『東京ハチミツオーケストラ』が爽やかで良い。ミニアルバムにも入っていた『ハナノユメ』も入っていて「またこれ入ってんのか」と思ったが(好きな曲だけどね)、新曲の中にあっても存在感があり、流石「初めましての一曲」だけはある。好みの問題は別として、一番の代表曲だろう。
 調べてみたら10月にまたライブで熊本に来るようで。今度はワンマンだ。平日なんでどうやっても遅れてしまうが。
 前に来た時は観客は20〜30人くらいしか居なかったが、でかいフェスに参戦したりと多少なりとも知名度が上がった次回はどうなる事やら。
 昨日サンボがやったライブハウスを基準として目算すると、キャパ100人程度の会場だが大丈夫なんだろうか。


7月7日(ミクシィ)
 さて、今日はいよいよサンボのライブ。少し無理して仕事を調整したんで、ばっちり残業無し。
 それとは別に今日は就業時間後に職場の床に業者がワックスがけをしにくるらしい。と云っても俺の作業部屋にはそんな洒落たもんかけないから関係ないけど。
 と思っていたら、ワックスをかける部屋の机などを俺の作業部屋に一時避難させる事に。その量も意外に多く、仕事が終わった後に作業部屋に運び込んだら殆ど身動き取れない状態に。
 とてもこんな状態では仕事なんて出来ない。良かった。偶然とは云えライブと重なって仕事終わらせておいて良かった。


 そんなこんなで開場5分後くらいにライブハウスに到着。既に入場を開始している列の後ろに並び入場。中に入ってなるだけ前の方に行く。10列目くらい。もうすぐライブ開始だと云うのに、あまりテンションが上がらない。と云うか、前の大柄な人がちょっと邪魔だなぁ。
 そしていよいよ開演。会場は盛り上がっているけど、うーん、いまいちテンションが上がらない。
 そんな消化不良な状況を打破するべく、皆が前に詰めた結果開いたスペース(このライブハウスは段差があるため、前にスペースが空いても段差際に居る人は降りない人も多い。前に詰めるとステージは近くなるが、目線が低くなって見づらくなるからだ。結果、段差のすぐ前にスペースが出来る。)に割って入る。前から5列目くらい。おお、ちょっとテンション上がってきた。
 曲の合間にそっから更に前に出て、最終的には前から3列目に。流石にここまで来るとテンション上がらないなんて云ってらんねぇ。跳びまくりがなりまくりだ。お陰で後の方はすっかりフラフラのクラクラである。
 セットリストなどは全然覚えていない。3枚目のアルバムが主だったが、やはり初期の頃の人気曲が入ると盛り上がる。そんな中、印象に残っているのは意外にも『戦争と僕』である。
 例の山口節での語りから静かに入り、それまでの狂宴とは打ってかわって皆静かに聴き入っている。そしてその曲調とは裏腹に、不協和音ともとれる程激しく掻き鳴らされるギターの音色に、「俺ぁ言葉に出来ないからギターを弾くんですよ」と云うフレーズが思い出された。そこには確かに、言葉に出来ない山口さんの叫びを感じられたのだ。
 ライブ中はどうしても山口さんの方に目が行ってしまうが、たまにベースの近藤さんやドラムの方を見ると、こちらも負けじと力強く激しいなぁ。

 ところで、今回チケットはソールドアウトで、山口さんが「ここに居る300人と云々」と云っていたので、このライブハウスのキャパは300人程度と判明。ちなみに、前にサンボが熊本に来た時の観客は20人程度だったそうである。前にガガガが来たときは10人と云っていたから倍だ。

 さてさて、次にサンボのライブが見られる機会はいつになることやら。

 そうそう、以前八卦屋君に送ってもらったサンボのタオルが非常に役に立った。ホンマ汗だくやったわ。


7月6日(ミクシィ)
 泣ける話は好きだろうか?
「読んだ人の90%が涙した」と云う触れ込みの文章がネットで話題になっているらしい。俺も早速読んでみた。

 読むのに10分くらい掛かるが、時間のある人は読んでみて欲しい。以下、ネタバレを含む感想。

 読んで最初に抱いた感想は「気持ち悪っ!」である。なんだろうこの気持ちの悪さは。新興宗教や自己啓発セミナーの手法を見た時と、過去に『一杯のかけそば』が流行った時に感じた嫌悪感に似ている。

 まず、気持ち悪いと思った理由の一つは、先にも書いたように新興宗教や自己啓発セミナーと同じ手法を用いているからだろう。このA子は新興宗教や自己啓発セミナーの良いカモになる。
 そしてあまりにも完璧な(都合良く時間が取れて、ここぞと云うタイミングで連絡を取ってくる)B氏の怖さ。なに? この完璧超人。
 さらにはたった一日で問題が全て解決してしまうありえない程のご都合主義。このA子が父親を和解するまでは良い。しかし何故それが子供のいじめがピタリとやむ事になるのか。オカルトの域まで曲解したシンクロニティと云う言葉を用いたとしても、あまりにも即効性がありはしないか。
 そもそもこのA子の当面の問題は子供のいじめの事ではなく、子供が親を信用して悩みなどを打ち明けてくれない事ではなかったのか。
 よしんば子供のいじめが無くなったとしても、それまで信用していなかった母親に急に話す気になるものなのか。信用は、壊すのは一瞬で出来るが築くのにはそれなりの時間が必要な筈だ。
 さらにはこのA子の変わり身の早さだ。帰ってきたら母親が急に物わかりが良くなって、今までと反対の事を云いだしたら、逆に気持ち悪さを感じないだろうか?

 そして最後の「冷めた親子丼」のあざとさである。家族の思いやりと温かさがあれば冷めた親子丼すら美味しいと云う演出を狙ったのだろうが(ここら辺が『一杯のかけそば』の時に似た嫌悪感だろう)、あざと過ぎて誰もが突っ込むだろう。「いや温めろよ!」と。

 しかしこの場面には、それ以上の薄ら怖さを感じる。A子は出前を取る時、夫が仕事で遅くなる事を知っていた。普通その様な状況で、冷めたら旨くない親子丼を頼むだろうか?
 つまりA子はこの段階で、(勘違いした)幸せに酔いすぎてまともな判断すら出来ない状況になっているのではないか。子供はそこまでの異変には気づかない。
 そしてその異常さに気づかず、家族3人でまるで洗脳された者の笑みを浮かべて冷めた親子丼を美味しそうに食っている。なんとシュールな光景か。

 もしくは、夫の方はまともな判断が出来ていたらどうか。帰宅したら心配していた妻が、冷めた親子丼を並べて夢見るような幸せな笑みを浮かべて自分を待っていた。その異様さたるや如何ほどのものか。
 夫は気づいてしまった。妻がもう帰ってはこられない領域に踏み込んでしまった事を。夫に出来た事は、妻のその夢に付き合って生きる事だけであった。冷めた親子丼を「うまいうまい」と云いながら。
 そしてその夜、夫は涙をこらえる事が出来なかった。

 なんとも後味の悪い寓話のようではないか。まぁ、ここまで考える者はあまり居ないと思うが。しかし親子3人で冷めた親子丼を旨そうに喰う光景は、やはりシュールで薄ら怖い。

 さらに気持ち悪い事は、この話を見て本気で「良い話。泣けました」と云う人が結構な数居る事である。たとえ「90%の人が泣いた」と云う言葉が本当だとしても、俺は胸を張って残り10%の側に立つ。


 余談だが、俺が中学の頃、母親から「良い本だから読め」と、「自分は変われる」的なタイトルの本を渡された事がある。なんでも、会社のセミナーで読まされたらしい。
 しかし俺はその本を一行たりとも読まなかった。他人になんか云われて変わるなんてのはまっぴらごめんだったし、何よりその本の効果が欠片も無い事は、母親を見れば明らかだったからだ。アンタ何も変わってないやん。
 こんな本に何かを期待しているようじゃ、天下の大企業様も大した事は無いな。と思ったのであった。


7月3日(ミクシィ)
 最近聞き飽きた言葉は「夢のコラボ」 はいどーも、俺様です。
 一体どれくらいヒットするのか検索してみたら、二件目に
「『スターソルジャー』と『怒首領蜂』が夢のコラボ」
 なんて記事が。いや、意外性はあるけど、誰もそんなん夢見てねぇし。


 夕方に組合の会議から帰ってきて、ちょっと横になっていたらいつの間にか深夜だった。疲れてるのかなぁ。
 先週は組合の式典&祝賀会があり今週は会議。そして来週は組合の女性部主催のセミナーに頭数合わせで駆り出される。平穏な週末はいずこ。
 まぁ、来週のセミナーは紅茶の煎れ方教えてくれるらしいし、街中であるので、街に遊びに行くついでの感覚で気楽に行こう。


 さて、今週木曜はいよいよサンボのライブです。なんとか仕事終わらせて行かなければ。先行予約で買ったチケットの整理番号は224。なんかえらく後ろの方やないか?
 まぁ、どうせいつも開場時間から遅れていくから番号若くても意味無いんだけど。一人で行くと開演までが手持ち無沙汰やねん。

 そして今月15日にはイッセー尾形の舞台。また熊本であるとは知らなかったよ。一週間前くらいにテレビのCMで見て慌ててチケット買いに行った次第。

 更に飛んで8月6日には吉本の舞台。しかしこの舞台、チケットが激高。前売りでS席9000円、A席8000円、B席6000円。と云うのも、師匠クラスから実力派若手まで揃い踏み、1日5時間ほどの大公演だかららしい。しかも、土日の二日公演で、それぞれ出演者が総入れ替え。
 流石に日曜の分のB席しか買えなかったよ。郊外の結構でかいホールでやるらしいので、ステージからどれくらい離れているのか不安なところ。

 夏の締めくくりは8月27日の長崎の夏フェス、スカイジャンボリーに。行けたら良いなぁ。去年はお盆休みの最中だったので翌日はゆっくり休めたのだが、今年は普通の週末なので翌日は死んでいるだろうな。スカイジャンボリーの出演者は以下の通り。

・m-flo ・KEMURI ・ELLEGARDEN ・CHABO BAND ・10-FEET ・THEイナズマ戦隊 ・マキシマムザホルモン ・DOPING PANDA ・MEGARYU ・キャプテンストライダム ・No Regret Life

 今年はサンボが出なくて寂しい限り。しかしその代わりと云ってはなんだが、まさかのエルレ出演。今年はエルレとイナ戦目当てで。
 他、聴いておいた方が良いと云うのがあれば。マキシマムザホルモンとドーパンとキャプテンストライダムは良く名前を聞くのだがどうだろうか。


 以前YmckのCDを借りていたのを忘れていたので、引っ張り出して聴いてみた。PSG音源(ファミコンの音)に女性ボーカルが乗っている音。BGMとして流していると、なかなか心地良い。ファミコン世代じゃない人達にはどう聞こえるのだろうか。
 曲の感じが何かに似ているなぁと思ったら、セラニポージの曲に似ていたんだ。


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