戯れ言
色々思った事とかを日記代わりに書いてみる。 5月29日 たまに、チャリで遠くまで行く時に通りがかる神社にふらりと寄ってみる。 社殿はこぢんまりした物だが、鳥居との距離感が良い感じ。少し風が強かったので、葉擦れの音が心地良い。 また、小さくて質素だが、しめ縄や御幣が新しく、ちゃんと手入れしてあるのが好感が持てる。
5月27日 ラジオなどを聴いていると、そろそろ蛍の季節らしい。ガキの頃は家の真ん前の川に文字通り乱舞していたので、あまり有り難みを感じなかったが、その川がコンクリートで埋められてからは全く見なくなった。 で、久しぶりに蛍でも見に行こうと思ったが、どこに居るのやらさっぱり。有名な蛍の名所とやらは、人が多いみたいだし。 そういや、アパートから山の方に行った道に、良い感じの川があったな。ひょっとしたら居るかも。と、地図を広げ大体の目星を付けてから、夜中にふらりと外に出る。 程なく川に到着。居ない。もっと上流に行ってみる。地図上で見ると見落としがちなのだが、結構な上り坂でバテる。 暫くは川に沿って道が走っているのだが、途中から川から外れて、後は数カ所橋で交差しているだけ。 川に沿っている所には居なかった。息を切らせながら坂を上り、橋の度に止まって見るが、やはり居ない。一匹くらい居ても良いやん。とも思うが、一匹だけ居ると云うのも不自然な話だ。 2キロほど坂道を上り続けると、川と交差する最後の橋になる。最早民家も街灯も無く、ただ暗闇に向けてチャリを走らせる。どうせ居ないんだから途中で引き返そうとも思ったが、やはり最後まで行って納得しないと終われない。 そして最後の橋へ到着。チャリを降りて川を覗くが、当然のように居ない。やはりアテも無く、ただ川だからと云うだけで探しに行くのは無謀だったか。 そう思いながら、欄干にもたれ掛かって息を整えていたら、漫画か何かの冗談か、と云うタイミングで、目の前にポワっと光が飛び込んできた。 居た。たった一匹だけだが、確かに居た。街明かりも届かぬ暗闇の中、それは光の軌跡を描き踊る。 ガキの頃見た乱舞とは程遠かったが、それで十分報われた気がした。 さて、見つけたからには一枚くらいカメラに納めたい物だが、どこに飛ぶか予測が付かず、デジカメの画面ではとても追えない。さらに夜景モードでシャッタースピードを遅くしているので、手ぶれは免れない。つまり無理。 それでも、止まっている所をかろうじて撮れたのがこれ。 これじゃ何のことやら……。 5月25日 君は『北風と太陽』 の北風を笑う事が出来るか? 北風の敗因は、ひとえに勝負方法を誤った事にある。それは、最初に旅人が上着をしっかりと握った時点で、北風も気付いていただろう。 しかし、それでも北風は必死で北風を吹き付ける。例えそれが逆効果だと解っていても、北風は北風であるが故に、北風が北風である為に、北風は北風を吹くしか無いのだ。 無駄だと解ってやるその行為の、なんと惨めな事か。なんと誇り高き事か。 そして、悠然と自分の土俵で勝負を決める太陽の、なんと傲慢な事か。 「あの旅人の上着を脱がせた方が勝ちだ」 そう持ちかけられた時、賢しき太陽はきっと心で舌を出していただろう。この物語でどこまでも愚かしいのは北風である。 しかし、己の道を愚直にも貫く北風を笑う事は、その愚直ささえ持ち合わせていない私には出来ない。 北風は北風で在り続けたのだ。 5月22日 『探偵・葵生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件』 終了。これは良い。凄く面白かった。まさに本格ミステリー。俺がやった歴代の推理ゲームでも5本の指に入る出来だ。 それだけに、この絵柄の駄目さ加減が惜しい。やっている内に慣れては来るのだが、この絵柄が、まずやってもらうまでのハードルを高くしている。 俺も何故この絵柄でも買う気になったのか疑問なのだが、良いゲームを嗅ぎ分ける嗅覚が優れていたんだろうと自己満足しておこう。 5月20日 辛ぇーっ。 心身共に疲弊しながらも、仕事の修羅場を抜けたと思ったら、今日また許容量の3倍くらいの仕事が流れ込んできた。精神的に弱っている時にこれは辛い。やってられっかー! ああもう、何もやる気しねぇ! ゲームくらいしかやる気しねぇ! ところで、昼休みに一旦アパートに帰り、また職場へ戻ろうと外に出ると、警官と鉢合わせた。どうやら、アパートの階段の壁(石こうボード)が数カ所蹴破られていたので、それに関しての聞き込みをやっているようだ。 実は、前にも階段の壁が破られていた事はあったのだが、今度は一度に何カ所も、しかも、ご丁寧に前回破られて修繕した所までやられていたのだ。それで流石に被害届を出したのだろう。聞き込みと云うものを、はじめて経験出来て面白かった。 それにしても……、と、顔を知らない人が多いが、アパートの同じ階の住人の事を思い浮かべる。 見るからに幸薄そうなおばさん。何故かたまにアパートの清掃なんかをやっていてくれたりする。 玄関先にダブルで盛り塩を置くOL(推測)さん。 恐らくはお水関係の社長が、従業員用に借りているらしき部屋。たまに住人が入れ替わっている様だが、何故かトラブルは絶えない(良く話題になるのはこの部屋)。 夜中にチワワを通路に放す人。朝から通路に糞が落ちているので迷惑極まりない。でも昼には回収してある。 俺の部屋の真下に住む、かくしゃくとしたお婆さん。たまに和服で出歩く姿は、なかなかに上品そうだ。 うん、こうして見るとなかなか面白い環境に居るのかも知れないな。 5月19日 仕事から帰ってくると友人から電話。なんでも、仕事で使うから測量やってる絵を描いてくれないか? と云う依頼。 まぁ、それくらいなら写真などの資料があれば描けるだろう、と安請け合い。多分社内資料の挿絵かなんかに使うのであろう。 と思っていたら、話を聞いていくと、他の会社と共同で本を出すんで、それの表紙に使う。ちゃんと出版するやつだから、ネット上から拾ってきたような奴は使えないとの事。 ……はい? 君の会社が他と共同で出すって事は全国規模だよね? 専門書だからそんな数は出ないだろうけど、そんなもんの表紙が俺の絵で良いのか? 怖いよー、怖いよー。 ちなみに、他の部署との兼ね合いもあるので、描いても実際それが使われるかは解らないらしい。報酬も友人のポケットマネーから出るとか。 で、その報酬の話。 「報酬は、お風呂(風俗)一回分で良いか?」 「……お前、それホントに風呂に連れて行って終わりとか云うなよ?」 「お、それでも良いぞ。高い所に連れて行ってやる」 「……いや、いい」 そんな金があるなら現金で寄越せ。つうか、イラスト一枚(草案は数枚必要らしいが)でそれは高すぎるやろ。 ま、報酬はちょっと贅沢な晩飯でも奢って貰って終わりとしよう。 5月18日 ニンテンドーDSの 『アナザーコード』 も終わったので、他のアドベンチャーゲームを買ってみる事にした。そのタイトルは 『探偵・葵生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件』 しかし、このゲームを買うのには勇気が要った。ゲームの評判を仕入れてない上に、絵柄がこんなんである。
5月15日 先日、NHKの番組で、ロシアの映像詩人と呼ばれているアニメーション作家、ユーリー・ノルシュテインと云う人が、日本の若手作家達と話して(説教して)いた。 彼は、 「あなた方は、もっと古典と云われる物を見るべきです。例えばチャップリンの 『○○(タイトル失念)』 など……」 と云い、それに続いて 「この中で 『タイタニック』 を観た人は居ますか?」 と尋ねた。む、今 『タイタニック』 って云うなら、ディカプリオが主演していた作品だよな? それともそれ以前の作品の事を云っているのだろうか? と思っていたら、恐らくは数人が手を挙げたのだろう、それに対して手を叩きながら 「あんなものばかり観ていると、あなた達も沈んでしまいますよ」 ああ、痛快なおっさんだ。 5月14日 聞いたところによると、恋人同士の理想の身長差は1:1.09だそうだ。試しに自分の身長で計算してみると、俺の隣には159.6cm、約160cmの女の子が似合うと云う事になる。もしくは189.7cmの女の子。 俺としてはあと10cm近く低い方が良いなぁ。俺にとっては160代の女の子よりも、150代の女の子の方が、強い。撫で心地が良いから。 5月13日 先日の航空ショー見学の影響で皮がメリメリ剥けている様を見て、同僚から 「夏休みの小学生みたい」 などと云われる……。 やっぱ日焼け対策はちゃんとせなあかんなぁ、と云うと、その同僚曰く 「でも、男の人で日焼け止め塗ってるのはちょっと……」 との事。 なるほど、この同僚は男の色気づいた行動はあまり好きではないらしい。で、どこまでなら許せるか訊いてみると、男が洗顔フォームを使うのも嫌、リンスも駄目。化粧水なんて言語道断、だそうだ。 しかしその同僚の旦那が、「シャンプーだけだと櫛が通らない」 と云う理由でリンスだかコンディショナーだかを使う(しかも、スプレータイプのやたら高い奴)ので、妥協してリンスインシャンプーまでは許しているとか。 ちなみに俺はと云うと、半年ほど前にある人の影響でリンスを買ってみたのだが、今では面倒くさくて気が向いた時(3回に1回程度)にしか使ってなかったりする。 リンス使ってなくて、櫛どおりはどうだったかなぁ? と思い返してみる。……あ、俺普段手櫛ばっかりで、櫛なんて全然とおしてなかったわ。 5月11日 生まれて初めて見た。まさかこの世に実在するとは。いや、この世のどこかにはあるだろうとは思っていたが、それを目の当たりにする機会があるとは、驚きである。 それが今日目撃した物、「ペンキ塗りたて」 の張り紙があるベンチである。
せっかくなので。
5月11日 午前中、胃が痛くなる。酷いようなら薬を飲んだ方が良いよとアドバイスを受けていたのだが、精神的な事が原因ならば、気合いで何とかしてみせるわーい! と、仕事に励む。 そう思った矢先、手を洗い、手をピッピッと振っていたら、その手をシンクの角にバチンとぶつけて悶絶。知ってるかい? 人間って何気ない動作に結構力入れてんだぜ? しかし悶絶しながらも、こんな時だからこそニヤリと笑う。 そんな事をしていたら、昼にはホカ弁のピリ辛スタミナ丼の大盛りを完食するくらいまで回復しました。流石俺(元々が大した事なかったと思われる)。 5月10日 ここ一ヶ月くらいで妙に白髪が増えた気がする。きっと心労が祟ったせいです。ええ、決して年のせいではありませんとも。 ところで、「心労が祟った」 と書こうとしたら 「新郎がたたった」 と変換されてしまい、なんか可笑しかった。何があった新郎!? 5月9日 お隣さんのお話。と云っても以前話題にしていたいかにも怪しげな方じゃなくて、反対側の部屋の事。こちらの方は多分普通の会社員です。 その部屋のドアの前に、一時期プランターなどが置いてあったのですが、それが無くなり、代わりに盛り塩が置かれてました。 最近、その盛り塩が二つに増えていました。効いたから増やしたのか、効かなかったから増やしたのか気になるところです。 5月6日 4日、5日と山口に行ってきた。と云うか友人に連れて行かれた。山口県は岩国市の米軍基地で航空ショーがあるというのだ。交通手段は熊本から福岡まではJRで、そこで友人と合流してから友人の車で山口まで。 4日の昼頃博多駅に到着。そこで帰りの便の指定席を取ろうとしたが、夜9時頃発の奴は既に満席と云う事で、一便遅らせ9時40分発に。これだと熊本まで帰り着くのは11時過ぎるなぁ。 さて、友人と合流して山口まで。俺は横に座っていただけなので特筆すべき事も無く。 岩国に着いたらまず温泉。750円は温泉地としては高いぞ。値段の割には中は狭いし設備も良くないと友人は不満顔。 温泉にあったマッサージ機で、この歳になってマッサージ機初体験。……えーと、背中がゴリゴリされて痛いです。これが慣れると気持ちよくなってくるのだろうか? あと、10分100円なのに、全身コースだと12分掛かると云うのは詐欺くさいです。 風呂の後は飯。国道走っていれば食い物屋があるだろうと、国道2号線を上って行くが、夜10時過ぎと云う時間帯もあってかなかなか無い。ファミレスなどのチェーン店はあるのだが、せっかく遠くまで来たのにチェーン店の飯はちょっと……。などと云っている内に、広島市内まで来てしまった……。 結局広島のお好み焼きビルでお好み焼き食べて戻りました。10時過ぎに飯屋探して、食い終わったのは12時過ぎだよ。でもまぁ、地元の食い物が食えて良かった。 岩国市まで戻り、基地の近くまで来ると既にずらりと車が並んでいる。それの最後尾に着けて待機。どうやら5時半になると駐車場の門が開くらしい。 それまで、友人二人は前の席でDVD鑑賞。俺は倒した後部座席でDSで遊んだり寝たり。 朝5時半過ぎても車は動かず、かなり時間が経ってからようやく動き出す。が、動き出してからも遅い遅い。 それでもゆっくりゆっくり進んでいくと、横の方に 「臨時駐車場」 の文字が。しかし誰もそっちの方には曲がって行かないので、車を降りて空きがあるか確認しに行く。 どうやら中学校のグラウンドを使用しているらしく、入り口に居たじーさん達にまだ空いているか尋ねると、苦笑いしながら空いていると答えられた。どうやら殆ど誰も来ないらしい。 車に戻り(歩いて行っているにも関わらず、車は殆ど進んでいない)、空いてる旨を伝えて駐車場に移動。会場まで2キロちょっと歩かなければならないが、車で行くよりも遙かに早そうだ。 しばらく歩いて会場到着。まだ開場していないらしく、門の前で待つ。9時過ぎに開場。後ろを振り返ると人でごったがえしている。どうやら俺等は早めに着いた方らしい。 入り口が狭いのでなかなか進めず。ようやく開けた場所にたどり着くと、そこは展示用の航空機が立ち並び、屋台も出ていてお祭りの様な雰囲気。自衛隊のグッズを売っている店もあるが、ピンク文字ののぼりはどうかと思う。 さて、いよいよメインの航空ショー。離着陸は間近では見られなかったが、なかなかの迫力。通常ではあり得ない動きに圧巻。飛行機ってあんな急上昇出来るんだ。 また、亜音速時にまれに見られると云う傘状の雲(一部では音速の壁を越えた時に見えると云われているが、どうやらそれは違うらしい)も見られて満足。 5月3日 うーむ、俺としたことが、ショッピングモールのおもちゃ売り場でニンテンドーDSを買ってしまった。だってセール中で他より千円安かったんだもん。しかも、一緒に 『ニンテンドッグス(わんこ飼育ゲーム)』 まで買ってしまった。だって千円安かったんだもん。 他の店で本命の 『アナザーコード』 や画面の保護フィルター、タッチペンを持ちやすくするホルダーなども揃える。 本体色は黒。いい加減黒ばかりなのも何なので、今回は白にしようと思っていたのだが、現物を見ると白は非常に質感が安っぽい。黒だと多少は色で誤魔化されるのだ。 本体を手に取った感じは、少しでかいかな。ゲームボーイアドバンスに、更に上が付いた感じなので、折り畳むとかなり厚い。あと、十字キーが少しぬるい感じがする。まぁ、DSのソフトはタッチペンの入力がメインなんであまり気にならないかも知れない。 あと、慣れないとつい上の画面をタッチペンで触ってしまう。 で、ちょっとわんこ飼育をやってみる。……あ、これ結構可愛いかも……。撫でると凄ぇ気持ちよさそうな顔するし。 しかし、名前を呼んだり芸(おすわり、お手など)をさせるのに実際声を出さなきゃいかんのがなぁ。名前を登録する時は、息を吹きかける音で誤魔化したけど、芸の数々までは息の音ではまかないきれん。そうして仕方なくゲーム機に 「おすわり!」 などと声をかける野郎が一人……。 やる事が無くなったら飽きるかも知れんが、結構中毒性は高いかも知れない。こうしていても、つい電源入れてしまうし。 ついでに、これも入手。 電源を付けるとこんな感じ。
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