戯れ言

　そして　『パラトリ』　のアクション作成時。眠気覚ましも兼ねてペットボトルのコーラなどを飲んでいたのだが、ふと、これに粉コーラを入れてみようと思ってしまった。
　と云う訳で早速実行。４分の１くらい減ったコーラに粉コーラを入れる。シュワーっと炭酸のはじける音。そのまま口に持って行き飲もうとしたところ　「がぽっ！」　　強制的に口に入って来たナニかに驚いて口を離すと、ペットボトルから凄い勢いでコーラが溢れ出している。手で押さえてもその勢いを止める事は無理そうで、どうしたものか思案した後にベランダに隔離。後には床上だけ浸水状態の畳が残っただけであった。恐るべし、コーラコンボ。

　で、次の日にまたコーラ買ってきて検証している俺が居たりする。以下、その結果。吹きこぼれた後のコーラは、炭酸が抜けて凄ぇ不味い。

　暫くはその場で飯喰ったり周りと喋っていたりしていたが、北九州の奴めが、隣の部屋に行って射撃訓練（この日に限り、『精霊機導弾（アルファ制作のガンシュー。ガンパレの味のれんに置いてあるゲームはこれとされている）』　を設置）しようと云うので部屋を移動。
　しかし、開始時間から結構経っているにも関わらず台が空いていない盛況ぶりだったので、適当な場所に座って周りの人とお喋り。と、目の前に座っていた方が　『暴プリ』　の公式サイトのウェブマスターさんで、色んなゲーム会社の裏話や格ゲー談義などに華が咲く。
　そこへアルファのＣ氏が　「先ほどの社長の名刺で番号が○番の方ー、居ませんかー？」　とやって来た。どうやら、名刺の通し番号を使って抽選をやっているらしい。この部屋に居なかったらまた別の部屋に。そして暫くするとまたやって来て　「●番の方居ませんかー？」　…大変だなぁ。
　そうやって何度目かの来訪時に　「５４番の方ー」　　ふ〜ん、今度は５４番かぁ……って５４番って俺やん。と云う訳で、先に書いたトレカを一袋ゲット。早速開けていると、いつもオフ会で御一緒させて頂いている、ヨーコさんむっちゃラビューンな方が、これまた当たったらしいトレカを持ってきて　「ヨーコさん（のカード）ありませんか〜？」　　ううむ、早速トレカの本領発揮か。しかし残念ながら手持ちにヨーコさんのカードはあらず、トレード不成立。
　それからまた何度かＣ氏が回って来た時　「５４番の方〜」　「？　俺さっき当たったんすけど、また良いんですか？」　「…駄目です」　あ、やっぱり。

　暫くすると今度は社長登場。「皆、俺とジャンケンだ！」　とばかりにジャンケン大会開始。景品は先ほどのトレカのコンプリートセット。皆で一斉に社長とジャンケンをし、勝った者だけが残る形式。で、見事俺様勝ち抜け。トレカゲット。にぇーい、と喜んでいると、さっきのヨーコさん激らびゅーんな方が　「ヨーコさん（のカード）下さい〜」　と登場。なるほど、全セットならばヨーコさんもきっとある筈。と、二人で一枚一枚カードを捲って行く。半分ほど見て　「無いですねぇ」　…３分の１ほど捲って　「…あれ？」　…そして最後の一枚　「…無い…」　　なんと、全２７枚、総勢１７名の絵師さんが描かれているカードの中に、一枚もヨーコさんの姿が無いのだ。そう、集合イラストにさえも。「そ、そんな…」　ガックリと肩を落とす彼。…強く生きて下さい。ちなみにこのカードでの一番人気は石津萌（単独イラスト４枚）でした。

　北九州の奴めが着ていたコスパの衣装、このサイズが果たして俺に入るのか？　と試しに上着を借りて着てみる事に。この衣装、胸元のＶの字になっている部分が左右に分かれておらず、まず袖を通した後にＶの字の部分を首から通すと云う変な仕様。で、なんとか着る事は出来たが流石に肩幅がきつく、妙に縮こまった感じに。着ているだけで肩身が狭い気分満喫（したくねぇ）。と、北九州の奴めが　「この格好凄い間抜けなんで早く返して下さいよ」　と懇願。確かに、上着を脱ぐとＹシャツにネクタイと、ふつーのサラリーマンの格好だ。しかも微妙に色合いが変。「げひひ、貴様は今日一日その間抜けな格好で居るが良い」　と返すの拒否。ついでだからネクタイも借りて結ぼうとするが、何故か上手く結べない。つーか、やたら長くないか？　これ。そこへ、背後からＣ氏がやって来てネクタイを結ぶのを手伝ってくれる。面倒だからそのまま結んで貰おうと思っていたら、何故か女性陣大喜び。やめろ！　そんな目（腐女子EYE）で俺を見るなっ！　ついでに写真も撮るなっ！！　で、結局長いネクタイを持て余して上手く結べないままＣ氏は去って行った…。

　上着が窮屈なので一旦脱いで、なんとなくＶの字の部分だけを首に通してみる。そして袖を通さずに肩に羽織って、小隊制服バンカラ風味（他称車田正美風）。ついでに、また写真を撮られてはかなわんから、いつでも目を隠せる様にと自前のバンダナを装備。「そんな事どうでも良いから上着返して下さいよ」　「やだ」　「何だかんだ云って結構気に入ってんでしょ？」　「うん」　ただ問題は、鏡が無いので客観的に見てどう云う格好なのか解らないと云う事だが…。

　そうこうしているとまた社長登場。「さあ！　俺とジャンケンだ！」　とまたジャンケン大会開始。今度の景品は、『式神の城』　のマウスパッド。しかもキャラデザの方の直筆サイン入り。で、結果、ごめんなさいまた俺が貰いました。にぇ〜い、と喜んでいると　「く、く、く、くれ〜！」　と寄って来る輩が二人。嫌だいこれは俺が貰ったんだい。とも思ったが、このキャラデザの方の事を良く知らない俺なんかよりも物欲愛溢れる人が持っていた方が良いだろうと、ほとぼりが冷めた頃に何も云わずに二人にジャンケンして貰い、勝った方に進呈。
　コンプリートセットを貰った事によりダブってしまったトレカも、「何にも当たらなかった〜」　と嘆いていた方に進呈。Ｃ氏は　「おかしいな、みんなに何かしら当たる様に数を用意していたのに」　と不思議がる。それはね、俺みたいに一人で二つも三つも当てた奴が居るからですよ？

　トレカに、今日の祭に参加されている絵師さんのサインを貰っている方が居るのを見て　「わーい、俺も貰う〜」　と、絵師さん探し。「……で、さなづらさんと是空さんてどの人なん？」　　なんせ自己紹介が無かった物だから、顔見知りの人以外は誰が誰やら。先ほどのウェブマスターの方もそうだったが、隣にいる人が実は凄い人だった、と云う事も珍しくはない。実際、さなづらひろゆき氏はＣ氏に　「アルファの下っ端社員です」　などと紹介されていた人だったし、是空とおる氏に至っては、最初に座った時に隣に居た方だったりする。そんなこんなで無事サインを書いて頂く事に成功。他にもこのトレカに参加されている方が居たらしいのだが、残念ながらそちらは未入手。
　さて、さなづら氏と是空氏が並んでスケブを描かれていたのでひょいと後ろから覗かせて貰ったのだが、は、早え！　そして上手え！！　下描きも無しにみるみるキャラが出来上がっていく様は圧巻であった。更に、片方が相手のスケブを見て　「むう、負けるかぁ！」　と気合いを入れると、もう片方は更にページを捲って２枚目を描き始めるなど、どんどんヒートアップ。正に競作と云うに相応しい物であった。このスケブを描いて貰った人は幸運だろう。

　サインを貰う為に部屋を移動して、ぼ〜っと突っ立っている時、突然背後から　「も、も、も、森〜！！！」　とばかりに野郎に抱きつかれる。ぎゃわー！　俺は森ぢゃねぇ！　　て云うかこんな森、俺が認めねぇ！

　とまぁ、一部酷い目に遭ったが楽しい祭であった。惜しむらくは、これでガンパレ熱が再燃しても、ソフトを友人に貸しっぱなしで出来ないと云う事だな。
　あの時あの場所に居た全ての方に感謝。