なんだかざんねんなゲェム研究所 |
さて、タイトルや前ページのイメージイラストを見て解るように、本作品はヒロイン達が全員ネコミミ装備である。 ニッチ狙い過ぎて痛々しいわね。 さらに、これまたタイトルにあるように、ある種のリアリティを追求した斬新な作品でもある。 新興メーカーが斬新なリアリティを追求って、地雷臭しかしないわね。 RPGとかだったら変に重量制限があったり、一定時間ごとに食事、睡眠、排泄をしなきゃならないとか、大体において足かせにしかならないわ。 このゲームの場合、システムはオーソドックスなテキストアドベンチャーだから心配するな。 まぁメーカーはジャンルとして「ふれ愛コミュニケーション」とか謳っているがな。 「ふれ愛」ときおったか……。 まず主人公の設定だが、名前は和広(任意で変更可能)、32歳ニート。 ちょっと待てい。 どうした? 普通こういうギャルゲーって主人公は高校生じゃないの? いやだから、プレイヤーが感情移入しやすいように、なるべくリアルにプレイヤーと同じような設定にしてあるんだよ。 そんなリアリティーいらないよ! そもそもギャルゲーのプレイヤーをなんだと思っているの? 連中ってばモテなかった青春時代を取り戻すべく、さらに「ゲームだからありえないくらいモテモテでも良いよね」ってな感じで女の子とキャッキャッウフフしたいだけなのよ。 それを現状と同じ姿で映し出されるなんて、同族嫌悪しかわかないわよ。 マニ江君の認識も相当なもんだと思うぞ。 30代男性が主人公のギャルゲーなんて、陵辱物や痴漢物の鬼畜エロゲーしかないわよ。 なんでそっち方面にやたら詳しいんだよ。 大丈夫、ちゃんと全年齢対象のゲームだよ。 ホントに大丈夫なんでしょうね? 最近都条例やら府条例やら面倒くさい事になりつつあるのよ。 だから大丈夫だって。 内容を簡単に説明すると、32歳ニートの主人公が良く行く公園で、そこに現れるヒロイン達に、その警戒心を解くために主に食べ物やオモチャで誘惑して、なんとか仲良くなろうとする物語だ。 アウトー! なんだようるさいな。別にやらしい表現があるわけじゃないぞ。せいぜい全身を撫で回して愛でる程度だ。 アウトだ馬鹿野郎! それにほら、全員ネコミミ装備だから、人間じゃないって云い張れば問題なし。 ……だから最近はそういう云い逃れも通用しなくなりつつあると云うのに。 ちなみに、食い物は非常に効果が高いが、食い物で釣っている所を近隣住民に3回見られると、その公園に出入り禁止となりゲームオーバーになってしまうぞ。 普通は1回目でアウトだろう……。 世知辛い世の中だねぇ……。 そんな事してる暇があったら働け。 そう云うなよ。一口にニートと云っても、ただ働きたくない奴と、働きたくても事情があって働けない人が居るんだぞ。 このゲームの主人公は? ただ働きたくないだけ。 クズの方じゃねーか! 次はいよいよ愛すべきヒロイン達を、メインヒロインを中心としてみていこう。 帰ってリップルアイランドで萌えたい……。 |