エピクロス
Épicure

ギリシャの哲学者(紀元前341〜270)。
精神的快楽主義を説き、スコラ学派と並ぶエピクロス学派(エピキュリアン)の始祖となった。しかしローマの詩人ホラティウス(紀元前65〜8)が「エピキュリアンの放蕩者の群れ」と自称した頃から「エピキュリアン」の意味に誤解が生じ、現在でも「享楽主義者、快楽主義者」の意味である。
苦痛を伴わない喜びを得ること、喜びのない苦痛を避けること、より大きな喜びを禁じる喜びや喜びより苦痛をもたらす喜びを避けること、より大きな苦痛から開放する苦痛や大きな喜びをもたらす苦痛を得ることが主な教えである。

[ルセット]
●エピクロスのディアブロタン diablotin d'épicure
小円盤形に抜きグリルした熱いトーストに、ロクフォールチーズ、バター、みじん切りしたくるみにカイエーヌペッパーをふったものを別々にのせる。

●仔鳩のムスリーヌ エピクロス風 mousseline de pigeonneaux à l'épicurienne
人数分の胸肉以外の仔鳩の肉を挽いてファルス・ムスリーヌを作り、バターを塗った型に詰めて弱火のオーヴンで加熱する。浮いた脂肪を除き、バターで若めにソテした胸肉の上に盛り、ガラでとった鳩のフュメにヴルテを加えたソースをかける。バターで弱火で加熱したグリンピースとひもでしばってゆがいたサラダ菜を加えて付け合わせる。

※事典の記述とは多少異なります。








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