ビューニュ
bugne[ビューニュ]

生地を揚げて砂糖をふった揚げ菓子の一種。
「こぶ」を意味する中世のフランス語 buignet から転じた語。
謝肉火曜 le Mardi gras などの宗教的祝日に食べていたが、現代ではリヨンを中心にディジョンからアルルまで、ドフィネ、フランシュ・コンテ地方も含めた地域で好まれている。中世では揚げ物屋 friturier が街頭で売り歩いていた。プロヴァンス地方ではクリスマスを彩る菓子である。
⇒ビュニェット、ベニェ、ヴェルヴェイユ。

[ルセット]
●リヨンのビューニュ bugnes lyonnaises
小麦粉500g、砂糖50g、卵2個、溶かしバター75g、油40g、ラム酒50g、塩10g、オレンジエセンス75g、レモンのゼスト20gをよくこねる。固すぎる場合は水で伸ばす。生地250gのかたまりにし、布で包んでねかせる。生地ひとかたまりを8〜10に分け、布に包んで15分ねかせる。薄くのばし、小麦粉をふった硫酸紙にのせ全部を重ねて再び15分ねかせる。生地を引っ張り伸ばしながら高温の油で揚げ、両面に粉糖をふる。生地を長く伸ばしてリボン形にすることもある。できたての熱いうちに食べる。

※事典の記述とは多少異なります。








日仏料理協会レストラン リパイユ