ベニェ
beignet[ベニェ]

(英)fritter, doughnut (伊)bignè, beignet


卵を加えた揚げ衣を付けて揚げるフリッターや、生地を揚げて膨らませたもの。
「こぶ」を表す中世のフランス語 buignet から変化した語。
魚や肉、野菜に衣を付けて揚げる料理や、フルーツなどに衣を付けて揚げるデザート、生地だけを揚げるデザートなどがある。ドーナツはパン生地 (英 dough ) を揚げたアメリカのベニェの一種である。
⇒揚げる、オレイエット、カンボ・ドゥイユ、グニーユ、クリュシャード、クレーム・フリット、クロキニョール、シシ・フレジ、トゥルティソ、パンザロティ、ビューニュ、ビュニェット、ブーニェット、ブニョン、フリヴォル、フリテレ、フリト、ペ・ド・ノーヌ、ボトゥロ、メルヴェイユ、リソール、ルーセット。

▼天ぷら ベニェの一種。16世紀半ばに来日したポルトガル人やスペイン人が肉断ち期間に食べていたベニェが定着し、今では日本の料理の代表となった。 スペイン語 temporas 「四季の斎日(各季節の木、金、土曜日で、特別な節食と祈りを行なう)」が語源という説が正しいようである。

[ルセット]
●アプリコットのベニェ beignets d'abricots
完熟のアプリコットを2つに割り、砂糖をふってキルシュ酒、ラム酒またはコニャックなどで1時間マセレする。揚げ衣を付けて揚げたら粉糖をふり、サラマンドルで焼き色を付ける。

  以下ルセット省略


:ウィーン風、コート・ド・ボーヌ、ブルジョワ、ベネディクト風。


※事典の記述とは多少異なります。








日仏料理協会レストラン リパイユ