ボジョレ
Beaujolais[ボジョレ]

マコンの南からソーヌ川沿いにリヨン近郊までの南北約50kmに及ぶ主に赤ワインを産する広大な地域。新酒ボジョレ・ヌーヴォは世界的に知られている。地名はかつての領主の名でボジョレ地方旧中心地でもあるボジュー Beaujeuに由来する。この地区はぶどう品種、土壌、醸造法においてブルゴーニュのほかの地区とは異なる独特の世界を形成している。栽培品種ガメはこの地区とマコンやロワールの一部でのみ認められており、ほかの地区での栽培は禁じられている。1395年、ブルゴーニュ公国のフィリップ2世は多産種のこの品種をピノ・ノワールの敵としてコート・ドール地区での栽培を禁止した。しかし時を経てボジョレ地区での栽培が認められ、花崗岩質土壌とのすぐれた適性と独特の醸造方法「炭酸ガス浸漬法」によってフルーティで、はつらつとした魅力ある赤ワインを作り出すことに成功した。

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▼ボジョレ・ヌーヴォ Beaujolais Nouveau
毎年11月の第3木曜日に解禁するボジョレの新酒。ボジョレ・プリムール Beaujolais Primeur(=初物ボジョレ)ともいう。かつては近くの大都市リヨンの伝統的なビストロで、ボジョレの収穫を祝って収穫1ヵ月ほど後に樽から直接グラスに注いで楽しんだもので、今日では世界に広まっている。

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※事典の記述とは多少異なります。








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