「好きだ」と。 あいまいな関係を形にしてしまった瞬間、二人共が気がついた。 その言葉が全てを嘘にしてしまったことに。 だからデュオはにこりと笑って 「オレもだよ」 と囁いた。 全てをなかったことにするために。 そうして時計は止まるのだ。 そこに何も存在しなかったかのごとく。 end.
SSでいいなと思うのは、その話の前後を好きなように想像出来ることです。 妄想だけならタダ(笑) ヒイロとデュオには、互いに何も言わず中途半端な距離で会って離れて、そして何時の間にか消えていく相手の背中を見送るようなイメージがあるのです。
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