flower-duo-



ある日部屋に帰ったら、大量の花が活けてあった。

それは夏に咲く花だという知識はあったけれども当然実物を、こんなに大量に
見たことはない。

コロニーでは生花など超高級品に属するのに、それは造花などではなく確かに
そこに存在した。

「セキュリティは・・・問題なし。侵入者の痕跡もなし、か・・・」

この大量の花が痕跡といえば痕跡だろうけど。

こんなとんでもないことを仕出かす心当りは一人しかなく。


「何考えてんだろーね、あいつも」


つい浮かんでしまう笑みを噛み殺しながら入り込んだベッドルームで、一枚の
カードを見つけた。


             “love you”

                                          end.




COMMENT;

実は一番書いてて楽しかったあの話です。
甘々好きなんです・・・・・・(・w・)


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