Warning!



サリィから頼まれたお使いの相手先はヒイロだった。

別に大した用事でもなかったので、頼まれ物を渡してすぐL2へ帰るつもり、 だった
のだ・・・シャトルポートに爆破予告が入るまでは。

どうやらかなり巧妙な手口らしく、尻尾もつかめない反抗予告に対しポートは
非常厳戒態勢がしかれてしまった。

デュオが乗るはずだったシャトルは、ちょうど爆破予告時間と重なっていたために
出発の見合わせ。

まったく間の悪いことこの上なかった。

しょうがないのでヒイロのところに一晩泊まることにする。

まあ、最近忙しくてあまりゆっくり会えなかったのでこれはこれでよしとしよう。


「それにしても、オレって本当に運悪いなぁ・・・」

「今更だろう」


当然のように返されて、不機嫌に枕に顔をつっぷした。

むくれていたデュオは知らない。


長い髪に口づけるヒイロが浮かべた、意味深な笑みの意味を。

                                          end.




COMMENT;

あの話11・・・10が抜けてるのについては9を参照でし。
実は久方ぶりにリクされた「あの話」でした。その宙の防人さんはとっても
働き者で、私は何回もそこであの話してます(笑)
個人的に、お気に入り。


back