てららんの迷言 No.005


プロの仕事。

 プログラマーとしての疑問

例えば、雑誌のアンケートに答えるとき。
プログラマーは「会社員」になるのだろう。
どうでもいいアンケートは別にどうでもいいが、
人に言うときは、「SE」と答えるプログラマーが多いらしい。

SEもプログラマーも、どちらも会社員でサラリーマンであることには
変わりないのだが、そこにちょっと疑問。

サラリーマンとしてのプログラマー。
技術職としてのプログラマー。

僕は後者であると思っているから、プログラマーであることに、
自信と誇りを持っている。

しかし、サラリーマンとしてのプログラマーも確かに存在する。
言われた事を言われたままに、仕事としてこなす人達。
仕事であるから、やった内容に関係なく賃金が支払われる。

確かに、もっともな話ではあるのだが、技術職だと思っている僕からすると、
自分のやった仕事内容により、差がつくべきだと考える。

 例えば

プロで一人前のお金をとる美容師が、ハサミもろくに使えないなんて事があるか?
料理人が包丁を使えないなんて事があるか?

それが修行中の身ならまだしも、プロとして仕事をしているのなら、
当たり前の技術は持っているべきだと思う。

プログラマーとしての当たり前の技術とは?
完全なタッチタイプとは言わないものの、せめて実用的な速さで、
キーボードを打てる事だと思う。

しかし、キーボードをただ打つだけなら誰でも出来る。
プロの技術者であるのなら、誇りを持った仕事をするべきなのだと思うのだ。

 SEとPGの役割

冒頭で話した、SEと名乗るPG。
それは、プログラマーとしての誇りを持っているのだろうか?
そもそも、SEはPGよりも偉いのか?
僕はそこに疑問を感じる。

SEの役割は、仕様を決定しメンバーのスケジュール管理をする。
場合によっては、予算管理やそのた一切の雑用をする。

PGの役割は、仕様を満足させるプログラムを開発する。

どちらもシステム開発の上では大切な役割。
どちらが上とか下とか無いはずなのだ。

そして常々思うのが、仕様の決定出来ないSEや、スケジュール管理の出来ないSEは、
キーボードもろくに打てないプログラマーと同様に、まったく役に立たないのだ。

 いつも愚痴っぽい?

(いつもの事だが、このコーナーは僕の愚痴っぽい話になるな。。。)

結局は、サラリーマンか技術者かに分かれると思う。

仕事を先延ばしにして定時に帰るのが技術者か?
重要な場面で平気で休んでしまうのが技術者か?
と問いたい。

「プロであるなら、プロの仕事をする。」
それはとても自然な事だと思うのだが、
どうしてその当たり前の事が当たり前に出来ないまま、
プロであり続け、その報酬をもらう事が出来るのだろうか?と、
疑問に感じて仕方がない。。。

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